「越路吹雪物語」あらすじ第58話です。コーちゃんの二人公演は、追加公演となりました。
千秋楽の日、コーちゃんは、胃の痛みを訴えます。病院で精密検査をした結果、お腹に影が見つかりました。
そのため、手術をして調べることになりました。
「越路吹雪物語」あらすじ第58話
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/
美保子は、それまで続けてきたミュージカルから離れ、芝居に挑戦しました。
演劇界の重鎮・宇野重吉に願い出て、宇野が演出する芝居に取り組みました。米倉斉加年との「古風なコメディ」は評判となり、追加公演となりました。
そして、千秋楽を迎え、越路吹雪にとって冒険であり、大きな賭けであったその舞台は、大成功をおさめました。
ところが、コーちゃんは、胃の痛いに苦しみ出します。時子が手配した車で、病院へ直行しました。
時子は、残って楽屋の後片付けをします。その時、コーちゃんが使っていたコップを、誤ってテーブルから落とし、割れてしまいました。
ガラスの破片を片付けようとして、指を切りました。時子は、なぜか、内藤に連れられて、病院へ向かった、コーちゃんの後姿が、気になりました。
病院から戻ったコーちゃんは、明日検査をすることになりました。胃潰瘍だとして、手術をしても、秋のリサイタルまでには、元気になっていればいい。
だから、大丈夫と、コーちゃんは、納得します。時子は、「お芝居を頑張ったから、少し休みなさい、と言うこと」と、言いました。
精密検査を受けたコーちゃんは、胃と十二指腸の間に影が見つかり、それが潰瘍なのかガンなのか判断するために、手術をすることになりました。
コーちゃん、病名はガン
手術の日、内藤や時子、お手伝いの和子は、結果を待っています。手術が終わり、コーちゃんが病室に戻って来ました。
まだ、麻酔が効いているので、ぼんやりとしています。その時、コーちゃんが、「胃潰瘍だって」と、時子に小さな声で言いました。
時子も和子も「よかった」と、一安心しました。内藤は、「もう大丈夫です」と、言いましたが、喜んでいる顔ではありませんでした。
内藤の様子が、なんとなく妙だった気がする時子の胸に、突然不安がよぎりました。時子は、看護婦に聞いてみましたが、家族ではないので、教えてくれません。
時子は、思い切って、主治医・杉尾の部屋を訪れました。杉尾は、「やっぱり、いらっしゃいましたね」と、言いました。
杉尾は、「岩谷さんに、お話しするべきだと、思っていました」「ガンが転移していて、余命3ヶ月です」と、厳しい事実を伝えました。
内藤は、「僕は、ガンを本人に伝えるのはイヤだ」「そんな残酷なこと、美穂子さんには無理だ」と言いました。時子は、「私も、そう思います」と、同意しました。
内藤と時子は、コーちゃんが言った、「ガンになったとき、嘘はつかないで」と言う約束を、破ることに決めました。
部屋では、カセットラジオから流れる自分の歌に合わせ、コーちゃんが歌っています。その日は、食事を全部食べられたので、上機嫌だったのです。
手術から1ヶ月足らずで、コーちゃんは退院、その後しばらくしての検査でも、異常なしと言われ、本人はもちろん、時子と内藤も小康状態を心から喜びました。
「越路吹雪物語」あらすじ第58話の感想とまとめ
越路吹雪を演じた、大地真央さんのクランクアップの様子が、伝えられましたね。
「『愛の讃歌』が流れる中、作品との出会いに感謝…!」と、なっています。
監督の「カットOK!」の声がかかると、『愛の讃歌』が大ボリュームで、流れたそうですね。そして、親友・時子役の市毛良枝さんとハグをしたそうです。
大地真央さんも宝塚出身で、越路吹雪さんは大先輩ですから、思いも人一倍だったのでしょうね。
俳優さんは、憧れの人の人生を含めて、いろんな経験ができるので、羨ましいお仕事ですね。
さて、ドラマは、明日で最終回です。余命3ヶ月と診断されたコーちゃんは、残りの日々をどう過ごすのでしょうか。
また、あとに残される時子は、どう対応するのでしょうか。