「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第18話です。ヤエちゃんは、コーちゃんのように頑張ると、言います。しかし、本心は、違っていました。
家のために、弟たちのために、ヤエちゃんが犠牲となるのでした。翌朝、コーちゃんとヤエちゃんは、花のみちで、別れました。
時子の家では、父親の葬儀が無事に終わりました。しかし、宝塚では、時子のウワサが、とんでもないことになっていました。
「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第18話
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/
コーちゃんと時子の二人は、同じ夜に悲しい別れが、ありました。病気の療養中だった、時子の父親・雄三が、突然亡くなりました。
一方、コーちゃんに会うため、宝塚にやって来た親友のヤエちゃんが、結婚します。そして、満州に旅立ちます。
コーちゃんは、ヤエちゃんが犠牲になることを悲しみ、遠くに別れていくことを悲しみ、「行かないで。」と、泣きました。
ヤエちゃんは、満州の一番大きな町で、女中さんもいる、役人の家に嫁ぎます。「わたし貧乏だったから、本当は楽しみなんだ。」
「弟たちも大学に呼んであげられる、かも知らない。」「新潟から一人で宝塚に来たコーちゃんも、頑張ったから、今キラキラしている。」
「だから、私も頑張ろうと思う。」と、ヤエちゃんは、涙をこらえて言いました。
コーちゃんは、「本当に大丈夫?」「ヤエちゃん、泣いていいんだよ。」と、声をかけました。ヤエちゃんは、こらえきれずに、泣き出しました。
「イヤだよ!」「知らない人と、結婚などしたくない。」と、二人は、抱き合って泣きました。
中国大陸に満州帝国を設立し、多くの開拓団を送り込みました。その中心は、貧しい農村の次男や三男たちでした。
そして、彼らの結婚相手として、若い女性も満州に渡りました。彼女たちは、「大陸の花嫁」と、呼ばれました。ヤエちゃんも、その一人でした。
次の日の朝、コーちゃんは、ヤエちゃんを送っていきます。花のみちには、コスモスが咲いていました。二人は立ち止まり、新潟のコスモス畑を思い出します。
そして、そこで二人はお別れをします。「コスモスの前で別れたら、また、会えるような気がする。」と、ヤエちゃんが言いました。
別れ際にヤエちゃんは、「勇気出して、あの学生さんに言うのよ、好きって!」と、言いました。
小さなコスモスの花が、二人の別れを見守っていました。いつかまた、会えますようにと、祈りながら。
コーちゃん、ヤエちゃんを見送る
そして、時子にも別れがありました。時子は、庭に咲いたコスモスを摘んで、父親のためにそなえました。
あとしばらくで、町内会の人が来て、雄三の葬儀の準備が始まります。妻の秋子は、「じゃあ、今のうちだわね。」と、つぶやきます。
秋子は、「時ちゃん、ちょっと目をつぶってくれる。」と言いました。秋子は、「大好きよ。さよなら。」と、雄三に、お別れのキスをしました。
時子は、「こんなに仲の良い夫婦の間に生まれてきたんだなあ。良かったなあ。」と、言いました。
その夜の通夜には、編集長の平山と先輩の森が、弔問に来ました。翌日の葬式には、宝塚歌劇団の華やかな彼女たちが参列したため、寂し過ぎることなく、過ぎていきました。
葬儀が無事終わったことでホッとしているとき、時子は大事なことを思い出しました。森に大声で文句を言ったままだと、気付きました。
「クビになるかもしれない。」と、時子は思いました。
その後、時子のことで、大変なことになります。時子が、森を殴ったとか、ものすごい喧嘩をしたとか、大声を出して時子が暴れたとか、「お時の乱」と、大騒ぎになっていました。
ウワサとは恐ろしいもので、とんだ尾ひれが付いて、時子を襲ってきたのでした。
「越路吹雪物語」ドラマ 第18話の感想
当時の情勢は、大変ですね。日本が中国の東北部に、満州国を作りましたね。その開発のために、多くの若者を送り込みました。
貧しく食べていけない、農家の次男や三男ですね。さらに、彼らの結婚相手として、若い女性も中国に渡りました。
その後満州事変が起こりますから、「大陸の花嫁」として、満州に嫁いだヤエちゃんは、過酷な運命に巻き込まれることになりますね。
ヤエちゃんは、無事に帰国できるのでしょうか。
まとめ
ヤエちゃんが、本当は満州に行きたくないことを知り、コーちゃんも悲しくてやりきれなくなりました。
しかし、ヤエちゃんは帰って行きます。満州に渡った後、二人はまた、会えるのでしょうか。
父親の葬式も終わった時子は、大きく広がったウワサに、戸惑います。いつの間にか、尾ひれが付き、誇張されていました。
これから親子二人だけの生活になります。もしかして、時子はクビになるのでしょうか。