「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第27話。コーちゃん、宝塚大劇場が返ってくる

越路吹雪物語

「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第27話です。召集された森のために、宝塚のメンバーで千人針を縫います。

森は、今までのことを時子に誤りました。そして、心臓が悪いことを打ち明けました。そのハンディが、森の
コンプレックスと、なっていました。

時子は、「待っています」と、森に言いました。

 

帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」全話まとめ

 

 

「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第27話


引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/

編集部の森 継男(崎本大海)に、召集令状が来ました。コーちゃんや時子は、驚きます。そして、宝塚のみんなで、千人針を刺しました。

時子は、みんなと挨拶するため、森を呼びに行きます。時子が留守になった間に、森と時子の噂話になりました。

オカジは、森が時子のことを好きではないか、と言います。森は、時子が働くようになってから、丸くなり、優しくなったようです。

時子も、森もことが好きなんではと、話しが広がりました。

森は、外で休んでいました。「みんな、待っていますよ。いまも、この先も」と、時子が声をかけました。

すると、森が自分のことを話し始めました。「小さい頃から、体が弱かった。僕の心臓は、ポンコツなんだ。」と、打ち明けました。

時子は、森が亡くなった父親と、同じ病だったことに、驚きました。

「今まで悪かったな。いろいろと、嫌なことを言って。ダメな人間ほど、誰かを見下したくなる。それが、僕だ」と、謝りました。

「そんなことありません。」「森さんの心臓は、頑張って動いている。森さんも、頑張って生きている。」と、時子は言いました。

時子は、「待っていますから。森さんが、宝塚に、編集部に帰ってくるのを、雑誌守って待っていますから」と言いました。

それから、時子も森の千人針を刺し、武運長久を祈りました。森は、その祈りの布を大事そうに受け取り、宝塚を後にしました。

体の弱さゆえに、お国のために戦場で戦えないことが、あれほど悔しかったのが嘘のように、今やえも言われぬ不安を胸に抱きながら、森は出征していきました。

 

 

コーちゃん、宝塚大劇場が返ってくる

コーちゃんに、満州のヤエちゃんから、ハガキが届きました。二人目の子供を授かったようです。でも、届いた絵葉書は、カラーから白黒になっていました。

満州の状況も、だんだん厳しくなっているのかもしれません。

そんな時、オカジが大急ぎで部屋にやって来ました。劇場で、公演できるようになったと、言います。大劇場は無理だが、宝塚映画劇場で、定期公演の許可が下りました。

宝塚歌劇団は、映画館の舞台で公演することになりました。大劇場と比べ、小さな舞台ですが、コーちゃんたちにとって、夢のような出来事でした。

しかし、米軍による市街地への空襲は、しだいに増えていました。でも、宝塚には歌劇団があるので、空襲はしないという、噂もありました。

コーちゃんは、自分たちだけが守られ、ズルしているように感じられました。だって、遠くに見える空襲の火災の下では、多くの人が亡くなっています。

6月23日、沖縄戦が終結し、本土への空襲が更に広がりました。8月6日、広島に、9日は長崎に原爆が投下されました。

そして、8月15日、日中戦争からの8年間の戦争が終わりました。コーちゃんは、日本が負けたらしいことが、なんとなく分かりました。

出征した人も外地の人も、満州のヤエちゃんも帰ってくると、期待するコーちゃんでした。

海軍から接収されていた宝塚大劇場は、終戦により今度は、米軍から摂取されることになりました。それでも宝塚歌劇団は、宝塚映画劇場や大阪の劇場での公演を続けていきました。

演目は、戦前の華やかさを取り戻し、さらにジャズなどの新しい音楽も取り入れ、活気に溢れていました。

一方、食糧事情は、戦時中よりも厳しくなり、みんなお腹を空かしていました。とくに、食いしん坊のコーちゃんは、まったく元気が出ません。

その時、窓の外から魚を焼く臭いが、漂ってきます。ひらめいたコーちゃんは、”どじょうすくい”の格好で、踊り始めます。

面白ければ、御代は焼き魚で、という意味でした。コーちゃんたちは、逞しく笑って、食糧難を乗り越えていきました。

そして、1946年(昭和21年)4月、宝塚大劇場が、歌劇団のもとへ返ってきました。ここから、戦後の宝塚歌劇団の黄金時代が始まり、越路吹雪の時代が始まります。

「越路吹雪物語」ドラマ 第27話の感想

やっと終戦になりましたね。日本に進駐軍がやって来て、同時にジャズなどの音楽も入ってきます。そして、進駐軍向けのショーも始まりますね。

その頃、越路吹雪は、ショー・ストッパーの新聞記事が、出回ります。ショー・ストッパーとは、歌手が歌い終わった後、拍手が鳴り止まず、次の曲ができないため、ショーがストップしてしまいます。

それほどの歌を歌う歌手のことです。

進駐軍の米兵が、コーちゃんをそう認めているのです。これからが、越路吹雪の黄金時代となりますね。

まとめ

コーちゃんたちは、森の出征を見送りました。その後、宝塚映画劇場での定期公演が、許されます。

しかし、国内への空襲は激しくなり、ついに終戦を迎えました。

そして、夢に待った宝塚大劇場が、返還されました。演目も戻り、新しい音楽も取り入れます。宝塚歌劇団と腰地吹雪の黄金時代の幕が開きました。

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました