半分、青い。28話ネタバレ(第5週「東京、行きたい!」)です。すずめは、自ら分かった上で、あえて不利な条件で、就職試験を受けたことを、晴は知りました。
晴は、ワコさんに、すずめの漫画を見てもらい、すずめの実力を確かめようとします。子供だと思っていた、すずめの大人の姿が、だんだん見えて来た、晴でした。
半分、青い。キャスト28話
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:志水 透哉
楡野 仙吉:中村 雅俊
萩尾 和子:原田 知世
萩尾 律:佐藤 健
喫茶ともしびのママまさこ:ふせえり
秋風 羽織:豊川 悦司
菱本 若菜:井川 遥
語り:風吹 ジュン
半分、青い。28話ネタバレ、あらすじ
すずめが、13社も就職試験に落ち続けたのは、左耳が聞こえないと、わざわざ履歴書に書くからだと、晴は言いました。
すずめは、知っていた、就職試験に、なぜ落ちるか分かっていた、と言いました。「でも、私は、嘘ついて入るのは、絶対嫌だった。本当のことを書いて、入ってやると思った」と、言いました。
「私は、東京へ行く」と言う、すずめに、「漫画家になりたい人は、いっぱいいる。そんな競争の世界で、やっていけるワケがない」と晴は、言います。
「お母ちゃん、漫画は、競争の世界やない。夢の世界や」「私は、夢の種を手に入れたんや」と、すずめが、言いました。
菱本 若菜の報告
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
オフィス・ティンカーベルでは、秋風 羽織に菱本 若菜が、楡野家訪問の報告をしています。
秋風は、五平餅が美味しいのは、食堂で作っていたからだと、分かりました。しかし、この味は本物だ、五平餅は、これしか食べない、と秋風は、絶賛しました。
菱本は、「先生は、楡野 鈴愛さんが、本物だと思っているのですか」と、秋風に聞きました。「さあ、どうでしょうね」と、秋風はハッキリ答えませんでした。
菱本は、怖い顔をした母親が、一言もしゃべらなかったので、すずめが東京へ出てくるかどうか、分からないと、説明しました。
秋風は、「人それぞれ気持ちがあるのでね。それが、この世の面白いところ」と、言いました。
晴、ワコさんに相談
晴は、すずめの描いた漫画を持って、ワコさんの家に行きました。ワコさんは、すずめの漫画を見て、可笑しそうに笑いました。
読みわると、「面白かった」と、ワコさんが言いました。スケッチブックに、エンピツで描いていることに驚きましたが、ちゃんと漫画になっていると、ワコさんは評価しました。
晴は、そんなワコさんの反応に、戸惑います。ワコさんは、「私は、才能あると思うし、自分の意思がハッキリあるのも素晴らしいと思う」と、言いました。
普通は、もっと臆病で、田舎町から東京へ出て行こうと思う人は、その当時多くはいませんでした。
しかし、晴は心配です。すずめは、方耳が悪いので、中学生のとき、自転車に乗っていて、後ろから来る車に気付かず、事故を起こしました。
ワコさんも律も商店街の人々も、そんなすずめを大切にしてくれました。こんな優しい土地を離れて、すずめは、どうやって生きていくのか。
心配ばかりの晴に、ワコさんの”金八先生”が、言いました。「この、バカちんが」
耳のことがあるので、心配は分かるけど、すずめには、すずめの人生がある。私たちは、子供が”SOS”を出したときしか、立ち入ってはいけないと思う。
だって、あの子たち、大人になってしまった。と、ワコさんが、言いました。
『親は立ち止まるばかりで、子供は先に進むばかりで、嬉しいような、切ないような』
仙吉、宇太郎、草太の話し合い
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
喫茶ともしびでは、仙吉と宇太郎、それに草太が、話をしています。仙吉は、「私は、賛成だ、行ったらいい」と、言います。
「この歳になると、先が分かる。先が分からないのは、最高の贅沢だ」「夢は、見ているだけで、贅沢だ」「夢が叶わなくても、その時間がいい」と、仙吉が語りました。
草太は、「俺は、行くべきだと思う。あの秋風羽織が、食べることころも住むところも、デビューも面倒見てくれる。これは、大チャンスだ、宝くじに当たったみたいだ」と、いつになく、意見を言いました。
宇太郎は、「俺は、正直よく分からん」と、曖昧な言葉です。
喫茶のママまさこがやって来て、「その宝くじ、すずめちゃん自分で引いたよ。人に貰ったものじゃない」と、先日、秋風に何度も何度も電話したことを教えました。
すずめのゾートロープ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
晴は、押入れから”ゾートロープ”を出しました。すずめが描いた、13人の小人が回る装置です。「お母ちゃん、すごいやろ。これが、すずめの左側の世界や」と、言ったことを思い出しました。
仕事の準備にやって来た宇太郎に、晴は言いました。「あの子は、凄いのかもしれない」「あの子は、就職試験を落ちるのも分かっていた」「それでも、耳のことを隠さなかった」
「私には、できない。不利なことを履歴書には書けない」「負けたと、思った」「私が、すずめなんて名前を付けたから、遠くへ飛んで行ってしまう」
宇太郎は、「そんなに遠くへは行けない、すずめだもの」と、晴を慰め、優しく肩を抱きました。晴は、宇太郎の肩に寄り添い、涙を流しました。
晴、断腸の決断
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
その夜、晴から許しが出ました。家族全員も賛成です。すずめは、思わぬ結果に、大喜びしました。明日、農協へ就職の断りに行くと、晴が言いました。
そうと決まれば、律へ電話をすると、すずめが言いました。草太は、「秋風先生に電話するのではなく、まずは律兄ちゃんか」と、からかいました。
そんな、楽しそうなすずめを見て、晴は泣き出しそうです。「あんたは、楽しみでいいね。お母ちゃんは、寂しくてたまらない」
「本当は、もう、18歳かもしれないが、お母ちゃんの中には、3つのあんたも、5つのあんたも、13歳のあんたも、全部いる」「大人だ。もう大人だと言われても・・・」と、泣き出しました。
すずめは、受話器を持ったまま、動けませんでした。
『どんなお説教より、どんなお叱りの言葉より、お母ちゃんの涙は、すずめの心を突き刺しました』
半分、青い。28話ネタバレ、感想
やっと、すずめの夢にOKが出ましたね。やはり、ワコさんが、晴を説得しました。晴も、ワコさんのところしか、相談に行くところはないですね。
なにしろ、すずめが生まれる前からの、縁ですからね。
晴は、すずめの耳が聞こえなくなった責任を感じていますね。さらに、母親ですから、娘のことは、一番心配し守ってあげようとします。
しかし、娘が亡くなるまで、母親が面倒見ることは、できませんね。順番からいっても、母親が先に、いなくなります。
それに、いくら可愛くても、ワコさんが言うように、子供には子供の人生がありますね。子供の人生の責任まで、母親が取ってあげることはできませんね。
悲しく寂しく辛いでしょうが、どこかで子離れする時期が、やってきますね。
さて、悲しみにくれる晴ですが、すずめの進路は、決まりそうです。一方、律の大学受験は、大丈夫でしょうか。
すずめは、東京へ行きます。律は、京都でいいのでしょうか。