半分、青い。38話(第7週「謝りたい!」)です。律と正人は、喫茶おもかげへ行きます。律は、熱々の鉄板皿のナポリタンを初めて食べました。
話をすすめると、意外な共通点で結ばれていることに、二人は驚きました。
一方、カケアミの課題に取り組むすずめは、同じオフィスの裕子と、思わぬことで、つかみ合いのケンカになりました。
半分、青い。38話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 仙吉:中村 雅俊
萩尾 律:佐藤 健
朝井 正人:中村 倫也
秋風 羽織:豊川 悦司
小宮 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
中野:河合 克夫 秋風のアシスタント
野方:猫田 直
喫茶おもかげのマスター:東根作 寿英
語り:風吹 ジュン
半分、青い。38話ネタバレ、あらすじ
律は、正人と喫茶おもかげに行きました。スパゲティが美味しいと、正人が誘いました。
熱々の鉄板の皿に載せられた、ナポリタンをマスターが、運んで来ました。律は、始めて見る鉄板のナポリタンに、興奮します。
ナポリタンの下には、薄焼きたまごが、敷いてあります。「うわっ、俺、こういうの好き」と、律が喜びました。
律と、背中合わせに座っていた秋風が、美味しそうに食べる律の雰囲気を感じ、マスターに「同じもの。ナポリタン」と、オーダーしました。
律と正人は、女の子の話を始めます。正人が言うには、女の子たちは、猫を見せてと、やって来るそうです。最初は、猫を撫でているが、気が付くと、正人に寄りかかって、正人を撫でている、と話します。
律のように綺麗だと、女の子もビビル。俺ぐらいが、ちょうど良いんだよ。律みたいに綺麗な男、見たことがないよ。と、正人が、言いました。
二人の話を、こっそり聞いていた秋風は、スプーンをそーっと、肩越しに出しました。
『秋風先生、綺麗な律君を見たい。でも、見られない』
正人のレクチャー
正人は、ディスコの話もしました。女性から貰ったセンスは、あおぐといい香りがします。風をおくった時、いい匂いがするように、オーディコロンを垂らしています。
そういうのを聞くと、女の子だなあと、キュンとすると、正人が教えました。
次に、犬の話になります。新しい犬が来ても、今いる犬を捨てない。犬は増えていく。なのに、なぜ女の子は、増えてはダメなのか。
正人が、律に聞きました。後ろで聞いている秋風も考えます。秋風は、「女=犬」と、メモしました。
正人は、犬で悔やみきれないことがあると、言います。かいとう高校を受験した時、車にひかれた犬を、道端まで運びました。
でも、受験があるので、犬を病院に連れて行けなかった。その犬は、生きていないだろう。そのことを思うと、罪悪感があり、いまだに犬を飼えないと、正人が告白しました。
律と正人の奇遇
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
律が、「その犬って、白い柴犬だろう。その犬、助かったよ。俺が、病院に連れて行った」と言うと、正人は、「ハアッ」と、ビックリしました。
『さて、みなさん、覚えていますか。かいとう高校の受験当日、律君は、はねられたた犬を助け、受験に失敗しました』
正人は、犬のことが頭から離れなったからか、実力なのか、かいとう高校の受験は、合格しませんでした。
『ワンちゃんは、二人の未来ある若者の高校受験と引き換えに、一命を取り留めました』
後ろで聞いていた秋風は、目を潤ませ、「ええ話や」と、つぶやきました。
正人は、律が犬を病院に連れて行ってくれたと喜び、スゴイ偶然に驚きました。「よく会えたよ、俺ら」と、二人は、握手をしました。
秋風は、ナポリタンを運んで来たマスターに、「あちらに、食後、アイスクリームを二つ」と、オーダーしました。
すずめ、カケアミの練習
オフィス・ティンカーベルでは、すずめが、カケアミを練習しています。中野が、ムラのない線で、均等に描けているよと、褒めてくれました。
野方もボクテも、キレイに描けていると、言います。その様子を、裕子は、離れたところから、眺めていました。
夜になり、秋風ハウスに、すずめの実家から電話がかかって来ました。裕子が、すずめの部屋の戸をノックしますが、すずめは留守でした。
電話したのは晴で、元気にしているか、心配してかけてきました。
すずめは、中庭を通って、台所へ行きます。カップめんとおにぎりを買ってきました。すずめは、お湯がわく間も、カケアミの練習をします。
すずめ、裕子とケンカ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめが、お湯を沸かしていると、裕子が出て来ました。家から電話があったと、すずめに伝えます。
裕子は、すずめのカケアミの練習用紙を見て、「これ、チャンスと思っているでしょ」と、言いました。
裕子は、カケアミは、引導を渡すための口実だといいます。でも、それは、本当かどうか分かりません。
裕子は、辞めさせる口実だと思い、すずめは、チャンスだと受け取る。裕子は、すずめに、いつも誰かが助けてくれると思っていると、言います。
ちょっと可愛いから、恵まれて育ってきたのねと、裕子が言いました。
立ち去る裕子に、「言いたいことだけ言って行くな!」と、すずめが、裕子を突き飛ばしました。
裕子も、「なにするの、岐阜の山猿のくせに」と、掴みかかりました。二人は、つかみ合いの喧嘩になります。
ボクテが、ケンカを辞めさせようと、止めに入ります。「菱本が、クビにするよ」と、二人を引き離しました。
すずめの反省
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、部屋のベットで、横になりました。
『すずめは、痛いところを突かれたと、思っていました。調子がいいところがあるのは、自分で身に覚えがありました』
すずめは、起き上がり、カバンの中から、マグマ大使の笛を出しました。そっと笛をくわえて、3度吹きました。
『すずめは、久しぶりに律君を呼ぶ笛を吹いてみました』
「こういうのが、あかんのや。甘えていると、言うことか」と、すずめは、つぶやきました。
『もちろん、律君は来ません。そもそも、律は、笛を吹いて来てくれたことが、あったのか。律の家の前に行って、笛を吹いていたので、しかたなく出て来てくれたのでは。どんどん自信がなくなる、すずめです』
布団に寝て、すずめは、また笛を3回吹きました。すると、誰かが戸をノックします。すずめは、律が来たのかと、ビックリしました。
「すずめちゃん、笛うるさいよ。もう、夜中だよ」と、ボクテの声でした。
半分、青い。38話ネタバレ、感想
38話は、いろいろありましたね。一つ目が、律と正人の、意外な縁です。同じマンションの向かいどうしも縁ですね。
それよりも、正人が助けた犬を、律が病院に連れて行きましたね。犬の命をリレーで助けた二人が、めぐり合うなんて、奇遇ですね。
ただ、この縁は、よい縁なのか、そうではないのか、ちょっと先にならないと、分かりませんね。
二つ目が、すずめと裕子のケンカですね。裕子は、最初から、すずめと距離をおいていた感じですね。
裕子は、連絡する家族もいないようでした。きっと、一人で苦労して、自力で生きてきたのでしょうね。
その分、周りからちやほやされる子や、まわりに甘える子に、羨ましさと嫉妬が、ありそうですね。
これから、二人の関係はどうなるのか、すずめも裕子も、お互いを参考に、成長できるのか、気になりますね。