半分、青い。131話(第22週「何とかしたい!」)です。すずめは、律がアメリカに行くのか、大阪絵戻るのか、心配します。
すずめは、律も、ふくろう町を離れるので、ワコさんの遺品を渡すことにしました。律は、弥一とワコさんのノートを見ます。
ノートの中から、1通の封筒が出てきました。あて先は、「律へ」と、書いてありました。
半分、青い。131話ネタバレ、あらすじ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
カノは、萩尾写真館に行き、翼と会いました。二人は、川まで歩いて来ました。「パパは、アメリカに行くんだ。」
「うーん、遠い。寂しいね。」と、カノ。「でも、うちは、いつも寂しい。」と、翼。カノが、突然走りました。「カンちゃん、2回転できる。」
カノは、ジャンプします。しかし、着地でフラついてしまいました。翼が、走り寄ってカノを抱き止めました。カノは、ニッコリと微笑みました。
階段状の川べりに、二人は座ります。「アッ、そうだ。これあげる。」と、カノがポケットから、白いスケート靴のキーホルダーを出しました。
「カンちゃん、スケートの選手になるうだ。翼君は、何になる?」「カメラマン。もしなれたら、カンちゃんが氷の上で回っているとこ、撮ってあげるよ。」「ふぎょぎょ。」
すずめ、一人メーカーになる宣言
喫茶「ともしび」です。すずめが、律に宣言しています。「私は、再び、東京へ行く。ヒットエンドランで勉強して、一人で、メーカーを立ち上げる。」
「それは、大勢の人たちではない、かもしれない。でも、私が好きなものを、私が良いと思うものを、一生懸命に作って、それを本当に好きでいてくれる人に届ける。」
これは、緑の女性、加藤恵子が言った言葉です。「私は、一人で、メーカーをやる。」と、すずめが、力説しました。
すずめは、以前も、「私は、漫画家になる。」と、律に、力強く言ったことがありました。「私は、アラフォー。あの時ほどのパワーはない。」
律、今後の行く先が決まらない
「さすがに、寄る年波には勝てん。わざと、自分を鼓舞しているところがある。」「すずめでさえ、そうなんか。」
「今回も、カンちゃんのことがなかったら、再上京は、ありえなかったと思う。あの子に、スケートをやらせたい一心やった。」
「お前も、親になったなあ。」「なってまった。あの頃の、すずめとは違う。ほいで、律、どうする。」「分からん。」
「正直、大阪へ帰ってくるなと言われるとは、驚いた。」「凄いな、より子さん。」
「部長職以上の奥さんでないとイヤだってのには、まいった。」
まさこ、夫婦の問題を語る
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「ほやけどな、律君。夫婦っていうのは、どっちかのせいだってことは、ないと思うんや。」と、まさこが、話しに入ってきました。
「そんなことばかり思ってる人と律君が、結婚するワケがないと、おばさん思うんや。」「さすが、バツニは、違う。」と、すずめ。
「なんかさあ、奥さんにも、気持ちの事情があるんじゃないの。」「俺は、すずめにプロポーズして断られて、亀のフランソワも亡くなって、一人が辛かった。」
「そんな時に、より子さんが?」と、まさこ。「だから、助けてもらった感じが強くて、今でも、なかなか怒れん。」
「自分が思っているのが正しいか、自信が無くて、人に怒れん。」「より子さんのこと、好きってワケでもなかったんか?」と、まさこ。
「いや、好きだった。もともと、思ってることを言葉にするのは、下手やったし、相手に、ガーっと言われると、黙ってしまう。」
すずめ、より子と話すようアドバイス
弥一が、ワコさんの遺影に、手合わせています。「ワコさん、生きているのも、大変やな。次から次へと、いろいろある。」
つくし食堂の表です。律が、すずめを送って来ました。「今日は、付き合ってくれて、ありがとうな。まあ、頑張るわ。」
「律。」帰っていく律を、すずめが、呼び止めます。「アメリカへ行くんか、大阪へ戻るんか。」「分からん。ちょっと、考えてみる。」
「余計なお世話かもしれんけど、もう一度、より子さんと話してみたら。私は、アカンかったけど、律は、大丈夫かもしれん。」
「うん、分かった。おやすみ。」と、帰っていく律の後姿を、すずめは、じっと、見つめていました。
すずめ、上京の準備をする
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「じゃーん。」宇太郎が、箱から、真っ白のスケート靴を出しました。「名古屋へ行って、買ってきたんや。」「ぶぎょぎょ。ありがとう、じいじ。」と、カノが、笑顔です。
「よかったね。」と、晴。「サイズ合わなんだら、替えてもらえるって。」と、草太。「ありがとう、みんな。」と、すずめ。
そして、すずめは、2階で荷造りをします。晴が、ダンボールを持ってきました。「何、これ。」。テーブルの上に、ワコさんから預かった、母子手錠やノートがありました。
「ああ、いつ渡したらいいか、分からなくて。」
律、まだ決心が付かない
律が、ワコさんの遺影に、手を合わせています。弥一も、一緒に座っています。
リビングで、食事をしています。「早いもんやな。もう2ヶ月か。」『月命日で、ございます。』
「まだ、会社は、待ってくれてるんか。」「うん。自分の決心もつかん。」「より子さんと、もう一度しゃべれると、いいな。」
「怖い。」と、律が笑い、弥一も笑いました。「女は、怖いな。」
すずめ、律にワコさんの遺品を渡す
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玄関のチャイムが、鳴りました。すずめでした。「ちょっと、渡したいものがあって。」と、母子手帳とノートを差し出しました。
「ワコさんの日記っていうか、律のことを記録したものや。生前に、言付かった。」律は、受け取った母子手帳やノートを見つめます。
弥一も出てきました。「おばさん、律や弥一さんに、泣かれてしまうと思って、よう渡さなんだ。いつ、渡そうと、悩んでいた。」
「ちょっと時間が経ったほうが、悲しくならなくて、すむんじゃないか、とか考えて。でも、私も東京へ行くし、律もここから離れるって言うから。もう、持ってるワケにはいかん。」
律、弥一とワコさんのノートを見る
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律と弥一は、窓辺に並んで、ワコさんのノートを見ています。律が、小さい頃の写真と、添えられた、ワコさんの文字がありました。
ノートに、封筒が挟んでありました。封筒の表に、「律へ」と書いてあります。裏には、7月11日の日付けが書いてありました。
「亡くなる、1週間前だな。」と、弥一が言いました。
半分、青い。131話ネタバレ、感想
この回は、律の問題が、焦点ですね。より子やまさこが、言うように、どちらかだけが、一方的に悪い、ということは、少ないですね。
周りからは、より子が悪いと見えても、律にも原因がある、と言うことですね。
律は、愛情表現が出来ない、思っていることを表現できない、と告白しています。愛情が伝わらないと、相手は大きな不満を抱きますね。
しかも、相手が、何を思っているのか分からない、となると、不満を解決する手段が無くなります。
その状態のまま、離婚もしない、ということになれば、もう他に欲求を見出すしかないですね。より子は、部長婦人以上の地位ですね。
さてさて、律の家庭問題は、解決するのでしょうか。ワコさんの手紙に、何かヒントがあるのでしょうか。
半分、青い。131話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:志水 透哉
楡野 仙吉:中村 雅俊
楡野 里子:咲坂 実杏
楡野 大地:田中 レイ
萩尾 弥一:谷原 章介
萩尾 律:佐藤 健
萩尾 翼:山城 琉飛
まさこ:ふせえり
語り:風吹 ジュン