半分、青い。45話すずめ、クロッキーの特訓

半分、青い。45話 半分、青い。

半分、青い。45話(第8週「助けたい!」)です。律と正人が、オフィス・ティンカーベルで、モデルをします。クロッキーです。

 

すずめたちは、朝から夜までの10時間、クロッキーの猛特訓を受けました。そして、漫画家になるスタートを切りました。

 

半分、青い。45話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
萩尾 律:佐藤 健
朝井 正人:中村 倫也

秋風 羽織:豊川 悦司
菱本 若菜:井川 遥
小宮 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳

語り:風吹 ジュン

 

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半分、青い。45話ネタバレ、あらすじ

オフィス・ティンカーベルに、律と正人がやって来ました。すずめが、二人をみんなに紹介します。

 

秋風が、二人に、ここでポーズをとってもらうと、言いました。まず、秋風が、ポーズの見本を示します。

 

「見て、こんな感じ」と言い、両手を頭の後ろに回し、腰をひねり、軽くのけ反りました。

 

正人が、「こんな感じ?」と言って、ポーズをとります。「君、顔は地味だけど、スジはいいね」と、秋風が、褒めました。

 

最初は、正人のワンショットで、「タジオは、休んでいいよ」と、秋風が律に言いました。

 

タジオとは、映画に出てくる美少年のことです。秋風は、美少年のことをタジオと、呼びます。

 

クロッキー始る

半分、青い。45話
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/

秋風の合図で、菱本が音楽をかけ、いよいよクロッキーが、始ります。

 

最初は、20分で描き上げます。ボクテ、裕子、すずめが、一斉に画板に向かって、エンピツで絵を描き始めました。

 

『漫画は、紙にインクで描く絵です。絵から、レーサーが走るように、漫画家は線を引く。レーサーも漫画家もスピードが勝負です』

 

『クロッキーとは、短い時間でその形を捉え絵にする、漫画家には必須の特訓です。律君と正人君は、若手育成のため、クロッキーモデルに招かれました』

 

秋風は、ストップウオッチを手に持ち、ウロウロ歩き回ります。律は、待機なので、後ろから三人の描く絵を眺めています。

 

20分経過して、最初の絵が終了しました。三人は、フーと体の力を抜きました。正人も、ポーズを崩し、ホッと、ため息をつきました。

 

クロッキーの特訓

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引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/

次は、タジオの律も加わります。秋風は、斜に構えた仁王像のようなポーズをします。そして、「こんな感じ」と、二人にリクエストします。

 

正人は、完璧なポーズをとります。律は、恥ずかしそうに、控えめなポーズをしました。ボクテは、律に見とれます。裕子は、鼻を押さえました。

 

「つぎ、15分いくよ」と、秋風が、スタートを切りました。「消しゴムは、使わない」「失敗しても、紙は替えないない」「タイヤ交換なし、1回勝負」と、秋風がハッパをかけます。

 

秋風は、エンピツでは勢いがつかないので、チャコに換えました。正人は、律と手を繋ぎ、ポーズをとります。

 

次は、7分です。木炭のような、チャコペンで、三人は集中して絵を描きます。次は、5分です。すずめは、「マジ!」と、焦ります。

 

律が椅子に座り、律が組んだ脚に、正人が寄りかかります。「手を止めない」「迷わない」「とにかく、描く」「勢いが命」「生きた線を描け」と、秋風が叫びます。

 

裕子の鼻血

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引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/

やっと、お昼になりました。律も正人も、三人も、グッタリです。休憩は、30分で、午後の部が始ります。

 

裕子は、鼻をつまみ天井を見ています。鼻血です。裕子は、小学校のときから、私立の一貫校でした。女子校で、生身の男子に、縁がなかったのです。

 

若い男子を目の前にして興奮し、つい鼻血が出てしましました。「あの子カッコイイ。律君」と、椅子を並べて、横になった裕子が言います。

 

すずめが、「やるよ」と言うと、ビックリして裕子が、飛び起きました。鼻血が出るので、慌ててまた、寝ました。

 

 

クロッキー、10時間

午後の部が、スタートします。3分で描きます。次は、1分です。さらに、次は、30秒です。正人の膝枕で、横になった律のポーズです。

 

ここで、一旦終了し、次のポーズから、脱いでもらおうと、秋風が言いました。全員が、驚きます。「スッポンポン」と言う秋風に、ボクテは喜び、裕子は、鼻を押さえました。

 

すずめが、「それだけは、カンベンして下さい」と、慌てて言いいました。ボクテは、ガッカリした顔をします。

 

菱本も、「まだ、うら若き乙女たちなので」と、止めました。秋風は、「えーっ、タジオ、脱がせたかったなー」と、残念がりました。

 

『秋風のクロッキー教室は、夕ご飯を挟んで、まだまだ続き、すっかり終えたのは、夜の9時でした』

 

『およそ10時間、F1グランプリと言うよりか、ル・マン耐久レースに近かったですね』

 

秋風の激励

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引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/

クロッキーが終わり、すずめや律たちは、缶ジュースで乾杯をしました。そこへ、秋風がやって来ます。

 

「10時間、よく頑張りました。これは、私から」と言って、秋風が、一人ひとりに、クロッキーノートを渡しました。

 

「絵を楽しむことは、誰にでもできるので。もし宜しければ」と言って、律と、正人にも、クロッキーノートをプレゼントしました。

 

「それを常に持って、街に出ても、家にいても、電車に乗っても、何でも描きなさい。描きたいと思ったものは、何でも。子供のお絵かきと一緒だ」

 

「君たちは、今日、ぶっ続けで10時間描きました。ここで、人は変わる。自信を持って。今日からは、君たちの全ての時間が、漫画の時間だ」

 

「君たちが、漫画家になるための今だ」と、秋風が語りました。すずめの瞳に、決意が満ち溢れました。

 

秋風の歩み

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引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/

律は、誰もいない中庭に出ました。秋風がやって来ました。「人の心の温度が上がっていく瞬間を見ました」「同時に、不安にもなりました」

 

「すずめにとっては、漫画家になる時間で、僕の今は、何のための時間だろうと。自分が何になるのか答えられない」と、律が言いました。

 

秋風が言います。「そういう時間もいいんじゃないですか。私は、ここに来るまで、回り道をしました。漫画家デビューは、遅いです。

 

美大に入り、絵を描き、周りの偉大さにおののき、中退し、セールスマンになりました。大阪で、百科事典のセールスをしていました。

 

でも、ある日、炎天下の昼、百科事典を売って回りながら、僕は、決心をしました。30歳前で、覚悟を決めたのです。漫画家を目指そうと。

 

仕事とを辞め、バイトをしながら、投稿を始めました。退路を断ったわけです。一見、余計なことをする時間も、回り道も、あっていいと思います。

 

いろんなことがあって、すべたが今に繋がっていく」と。

 

幸せを見つける天才

律は、「すずめと違って、時間がかかるのです」と、言いました。「あなたのように、感じたり考えたりして、生きて行くのなら、それは、実りのある時間だと、私なんかは思います」と、秋風が言いました。

 

すずめが、やって来て、「二人で、何のおしゃべりですか」と、驚きました。秋風は、「お代わりしないと」と、グラスを持って、家に入っていきました。

 

「俺は、すずめと違って、時間がかかるって話」「お前みたいに、やりたいことも、夢もない」「でも、焦らない」と、律が言います。

 

「なんか、見つかる気がする」「律は、私と違って頭がいい。何かになる気がする。」と、すずめが、律を励ましました。

 

律が、「今日みたいな日もいいな。大学も面白いし。東京も。何だって、楽しいよ」と、言うと、「律は天才だな。幸せを見つける天才だ」と、すずめが言いました。律は、嬉しそうに、微笑みました。

 

一方、菱本が、秋風の部屋のドアをノックしています。菱本が、せっかくまとめてきた新連載の仕事を、秋風が断ったと、電話が入りました。

 

ドアを開けた秋風は、神妙な顔をしていました。

 

半分、青い。45話ネタバレ、感想

クロッキーの特訓は、すごいですね。20分で描き上げることから始って、30秒まで縮めましたね。

 

お昼時間は30分で、100時間の猛特訓です。まさに、耐久レースですね。描く時間が短いのと、1日ぶっ通しの作業では、考える暇もありませんね。

 

頭を空にし、何も考えず、無心に描き続けることで、体と言うか、手が自然に動くようになるのでしょうね。

 

感じたものを感じたように描くことが、出来るようになるのでしょうね。

 

一方で、律は、まだやりたいことが、見つかっていません。しかし、目標を見つけていないと、自覚しているので、秋風羽織のように、時間はかかっても、成功できると思いますね。

 

すずめと律の人生は、始ったばかりですね。

 

 

 

 

 

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