半分、青い。62話(第11週「デビューしたい!」)です。すずめは、律にもフラれ、落ち込みます。
裕子やボクテが慰めますが、すずめは大食いで癒します。すずめは、律にフラれた体験を話します。秋風は、それが、漫画のネタになるので、描けと迫りました。
半分、青い。62話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
萩尾 律:佐藤 健
秋風 羽織:豊川 悦司
菱本 若菜:井川 遥
小宮 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
半分、青い。62話ネタバレ、あらすじ
すずめは、部屋でベッドに寄りかかり、ぼんやりとして、今にも泣き出しそうです。裕子が、レジ袋を片手に持って、部屋に入ってきました。
「すずめの好きなソーセージマヨ、コンビニで買ってきた。朝ごはん食べてないでしょ」と、袋のパンを出します。
裕子は、七夕の笹の葉を処分した帰りでした。すずめは、「私は、もうアカン」と、目に涙が溢れてきました。
裕子は、すずめに寄り添い、背中を摩ります。「裕子。裕子」と、すずめは、裕子に抱きつきました。
「豪快な子供か」と、裕子が、すずめを抱きとめます。「背中を摩って。息をするのも苦しい。息をするたび、泣いてしまいそう」と、すずめが泣きます。
2週間に2回フラれる
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
裕子は、何だろうこのデジャブ、2回目の感じと、思いました。「ダブルで来たってことか」「すずめ、言いたくはないが、マー君にフラれたのが、6月の終わり」
「そして、律にフラれたのが、昨日の七夕」「2週間で、2回フラれている」と、裕子が説明しました。
「ホントだ。2回フラれている。1週間に1回、このままで行くと、私は、生涯、何回フラれることになる?」と言い、すずめは、ソーセージマヨパンを手に取りました。
そして、豪快に食べ始めました。
すずめ、大食い
ボクテが、すずめの部屋にやって来ました。
「すずめ、大丈夫?」「僕ね、本当のこと言うと、律君とすずめちゃん、絶対にくっつくと、思ってた」と、ボクテが、話しかけました。
「私も本当のこと言うと、そう思ってた・・・ような、気がする」と、すずめが微笑みました。
すずめは、ボクテから、メロンパンを貰い、食べ始めます。
「ちょっと、すずめ、大丈夫」と、もぐもぐ食べるすずめを、裕子が心配します。
すずめ、トイレで泣く
すずめが、オフィスで仕事をしています。
すずめが、急に立ち上がり、走ってどこかへ行きました。秋風の手が止まり、すずめの後姿を見つめました。
「トイレです。多分、泣いています」と、裕子が説明します。
すずめは、急に気持ちがこみ上げると、トイレに駆け込み、泣くのでした。理由を聞いた秋風も、神妙な顔になりました。
トイレから出てきたすずめは、廊下の窓から、外を眺めます。青い空に、白い雲が浮かんでいました。
同じ頃、引越し中のマンションで、律も同じ空を見つめていました。
秋風のアドバイス
仕事場に戻るすずめに、秋風が話しかけました。「すいません」と、すずめが、頭を下げます。
「描け。泣いてないで、いや、泣いててもいいから、描け」「漫画にしてみろ、物語にしてみろ、楽になる。救われるぞ」
「創作は、物語を作ることは、自身を救う。私は、そう信じている」「物語には、人を癒す力があるんだ」と、秋風が、アドバイスをしました。
雲のような律
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
秋風ハウスの中庭で、三人が昼食です。今日の雲は、孫悟空が、乗りそうな雲と、ボクテが表現しました。
「律は、雲に似ていた。風の流れで、形が変わる。雲の上で寝たら、安心すると思ってた」「雲を律と思ってたら、いつだって一緒にいられるな」「離れても、上を見たらいる」
それから、「最後に律、ここまで送ってくれた」と、以前話した言葉を繰り返しました。そのことを言うと、まだしゃべってないことを言うと、すずめが言います。
「気が付いたんだ、私。触れた記憶が、少なかった。触った記憶が無い。それが、私と律や」と。すずめと律は、手を繋いだ記憶もありません。
触れたいと思ったかも、よく分かりません。しかし、すずめは、正人には、触れたいと思いました。本当に、好きだったからです。
それは、きっと恋だと、裕子が言いました。
ネームのネタ
「すずめと律は、深いところで繋がっていた。恋よりも、もっともっと深いところで」と、裕子が、言います。
それは、何色かと、すずめが聞きますが、裕子には、色まで分かりませんでした。
ボクテが、何かを書いています。すずめが聞くと、「すずめちゃん、自分で気付いてないかもしれないが、いいこと言っているから、忘れないようメモしてた」と、言いました。
ボクテは、これ絶対使えるから、ネームにしたらいいと、アドバイスをしました。
すずめ、ネタを話す
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
リラクゼーションルームで、秋風塾のミーティングが、始りました。
「これから君たち三人が描く漫画は、私がいいと思えば、月刊ガーベラに持ち込む。いつ、なんどき、見出されるか分からない。心してかかれ」
今日は、すずめから、ネタを話します。
『月が屋根に隠れる』と、言うと、「いいタイトル」と、秋風が評価します。
「男女が、別れ話をしていると、月が見えていて、女性は、ずーっと目の端に、月が引っかかっている。月は、満月に近く、作り物みたいで、ウサギが餅をつきそう」
「二人で、小さい頃の自分たちの思い出話をしている。最後は、暗くなかったから。楽しい気分で、別れたかったから」
すずめ、描き始める
「私は、律に、”あっ、月きれいだね”って言えなかった。思い出縛りだったから、思い出しか、言ってはいけない。今のことは、言ってはいけないような。もう、二人の思い出、増やしてはいけないような。なんか、言えなかったんです」
そこまで、聞いた秋風が、突然言い出しました。「楡野、今だ、今描け。お前絶対、いいものが描ける。お前、才能がある」
「これは、神様がくれたチャンスだ。いや、律君が、くれたチャンスだ」
すずめが、律の名前を口に出して話そうとすると、秋風が、「もうしゃべるな、すずめ。しゃべらなくていい。、もったいない。漫画にするんだ!」と、すずめの口を塞ぎました。
「それを描け!」と言うと、「鬼!」と、すずめが言います。
「鬼、上等!描くんだ!」と、秋風が興奮します。すずめの目にも、だんだん、力が湧いて来ました。
それから、すずめは、机に向かいます。コマ割りをして、いきなり、顔から描き始めました。
半分、青い。62話ネタバレ、感想
すずめは、またまたショックですね。裕子が言うように、フラれて落ち込むのは、2週間で2度目です。
すずめは、ショックが大きいと、食欲で穴を埋めるのですね。
そして、すずめ自身は気付きませんが、体験から、ネームにできるネタが、ぼろぼろ出てきます。
最初ボクテが、それに気付き、秋風も気付きましたね。それを描けと、すずめに迫ります。
すずめは、描き始めますが、上手く引き出せて、上手く漫画にできるのでしょうか。
気持ちの方が勝つと、なかなかまとまらないこともあるので、少し冷静にならないといけないこともありますね。
どんな作品が、出来上がるのか、楽しみですね
しかし、それにしても、以前すずめが言ったように、苦しければ、苦しいほど、いい作品ができるのなら、漫画家も大変な仕事ですね。