半分、青い。47話(第8週「助けたい!」)です。秋風は、ふくろう町から戻って来ました。
すずめは、秋風のガン再発をどうにかして、治したいと、手を尽くします。律は、プライバシーを広めるのは、反対です。
お互いの想いがぶつかり合い、すずめと律は、ケンカになりました。その時、菱本が、ある秋風の行動に、気付きました。
半分、青い。47話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 晴:松雪 泰子
萩尾 和子:原田 知世
萩尾 律:佐藤 健
朝井 正人:中村 倫也
秋風 羽織:豊川 悦司
菱本 若菜:井川 遥
小宮 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
語り:風吹 ジュン
半分、青い。47話ネタバレ、あらすじ
秋風は、「少し、旅に出る」と書いたメモを残して、姿を消しました。菱本は、ガンが再発したのだと、悲しみます。
リラクゼーションルームにいた律は、ティッシュペーパーをそっと、差し出しました。そして、菱本の隣に座り、、背中を優しく撫でました。
そこへ、すずめがやって来ました。すずめは、二人の様子を見て、「ふぎょぎょ」と、つぶやきます。すずめの声に気付いた律は、後ろを振り向きました。
律は、菱本の背中から手を離します。菱本も、すずめがいることに、気付きました。慌てて立ち上がり、「違うの」と、言い訳をします。
すずめは、菱本が泣いているので、「律に、何かされたか」と、言いました。菱本が、すずめに、秋風のメモを見せます。
すずめは、メモを読んで、「箱根の温泉とか」と言うと、菱本が、「あなた、馬鹿なの」と、呆れました。
秋風、岐阜の故郷
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、その時、なぜリラクゼーションルームに来たのかを思い出しました。「秋風先生は、岐阜のふくろう町にいます。私の家に」と、教えました。
そのころ、秋風は、すずめの家で、漫画本の棚を見ていました。「すずめさんは、こういうものを読んで、育ったのですね」と、言います。
漫画本は、手塚治虫、ちばてつや、梶原 一騎のシリーズが揃っています。「王道を押さえています。これは、いいことです」と、秋風が、褒めました。
秋風の言葉を聞いて、宇太郎は、仙吉と喜び合いました。
晴は、ワコさんに、秋風が来ていることを、電話で知らせました。秋風が、岐阜は自分の故郷のようだと、言ったことも教えました。
ワコさんは、サインを貰って、お店に飾ればと、すすめ、ました。
『あっという間に、秋風羽織が、ふくろう町つくし食堂に来て、五平餅を食べたことが、伝わりました』
すずめ、秋風を救いたい!
リラクゼーションルームで、律が、「先生戻ってきますよね」と、言いました。菱本は、締め切りがあるから、帰ってくると、言いました。
律は、秋風が本当に助からないのか、疑問でした。菱本は、秋風の様子が、この世を去る準備をしているように、思えました。
「まだ、分からない。なんとかなるかもしれない」と。すずめは、言いました。
秋風ハウスに戻ったすずめは、ボクテと裕子と、三人でお金を出し合います。そのお金で、ガンに関する本を買い、治療法の勉強をするつもりです。
裕子が、図書館に行ったほうが、早くない、と提案しました。
『1990年、その頃、まだパソコンは普及していません。クリック一発で検索、何でも調べられるなんて、当時からすると、夢のようです』
菱本若菜の秘密
すずめは、一つ大きな疑問がありました。それは、菱本とは何者か、秋風との関係は、と言うことです。
『さて、ここからは、事情通ボクテの出番です。菱本は、男っけのない、お茶の水女子大を優秀な成績で、卒業しました。
出版業界最大手の散英社に、難関を勝ち抜いて、入社しました。その美貌で、注目されますが、その性格と、ラブリー過ぎるファッションが、男たちを遠ざけました。
そんな菱本が、ある時、恋に落ちます。27歳の時です。その相手は、よりによって妻子持ち。土曜の夜と日曜の朝に、あなたが欲しい、という、アレです。
妻子持ちの相手は、編集長でした。その秘められた恋が、明るみになると同時に、編集長は、自分の出世のために、手のひらを返しました。
会社にいるのが辛くなった菱本を救ったのが、その頃、菱本が担当していた、中堅漫画家の秋風羽織でした。その後秋風は、巨匠漫画家となりますが、秋風が売れたのは、やはり菱本のマネージメント能力も大きいと、言われています』
秋風のプラン
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
秋風が、帰って来ました。岐阜のお土産に、サルの赤ん坊のぬいぐるみを菱本に渡しました。
秋風は、すずめのルーツが分かったと言います。「わりと王道から、あいつは来ている。思った通りだ。これは、上手くすれば強みだ」と。
菱本は、ガンの再発を聞きます。秋風は、黙っていて、すまなかったと詫びました。そして、秋風のプランを語り始めました。
「私の名作たちは、この世に残るだろう。ただ、それだけでは足りない。私は、私自身を残したい。だから、弟子をとろうと思った。
漫画を真に理解する者は、漫画を描かんとする者だ。妻も持たず家庭も持たず、仕事一本でやってきたが、私は私を、作品以外で残したい。
私亡き後も、彼らのテクニックとして残るとすれば、こんなに嬉しいことはない」と。
そして、秋風は、あまり時間がないので、協力して欲しいと、菱本に頼みました。
すずめ、律とケンカ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
ワコさんが、律に電話をします。秋風のガンの治療に、漢方薬を送ると言います。晴経由で、すずめから頼まれました。そのため、どこのガンか、教えて欲しいとのことでした。
律は、オフィス・ティンカーベルに、行きます。すずめと会った律は、秋風の病気のことを、なぜしゃべり回るのかと、言います。
みんなに、ぺらぺらしゃべるな、と言いました。秋風は、人に言って欲しくないかもしれない。自分で、戦おうとしているかもしれない。と、律は言います。
すずめは、病気は隠してはいけない。みんなで戦う。みんなで支える。すずめの耳が聞こえなくなった時、律が教えてくれた。と、すずめが言います。
二人が、お互いの想いをぶつけ合います。そのとき、菱本が、「お取り込みの途中で申し訳ないけど」と、割って入りました。
ガン再発は思い込み?
菱本は、領収書の整理をしていて、気が付いたことがありました。秋風のかかりつけの大学病院の領収書が、ないのです。
秋風は、基本ケチなので、医療費控除を必ず受けます。だから、病院の領収書がないのは、おかしいのです。
菱本が、歯医者の領収書を見せました。みんなが、その領収書を見て、ビックリ驚きました。名前が、「美濃 権太」と、なっていました。
菱本が、先生の本名です、と言いました。それを聞いて、全員が再び驚きました。
菱本は、秋風が、病院に行ってないと、思いました。律が、「もしかして、自分で思い込んでいるだけではないですか。再発したって」と、言いました。
『先生は、病院に行ってないかもしれない。と言うことは、ガン再発の確証は、ないのでは』
半分、青い。47話ネタバレ、感想
今回は、いろんな核心が、分かりましたね。一つは、菱本若菜の経歴と、秋風との関係です。菱本は、才媛ですが、やはり変人ですね。
女学校育ちのせいか、上司と、ただならぬ関係になります。しかも、相手は、キング・オブ・クズでしたね。
そのため、会社にいられなくなります。その時救ってくれたのが、秋風ですね。菱本は、優秀なマネジメント能力を発揮し、秋風をサポートしましたね。
多分二人は、お互いが、なくてはならない存在だと、思われますね。
次に、秋風のプランですね。自分が、ガンで早々と亡くなることを意識し、自分の分身をこの世に、残そうとしています。
だから、優秀な弟子を集め、塾を作ろうとしたのですね。
それと、これは、おまけでしたが、秋風先生の本名が、「美濃 権太」であることが、分かりましたね。
少女漫画家の秋風羽織と、中年のおじさん、「美濃 権太」、なかなか、結びつきませんね。
「半分、青い。」のキャスト、みんな個性が強烈ですね。