半分、青い。156話最終回(最終週「幸せになりたい!」)です。すずめと律は、つくし食堂で、そよ風の扇風機の完成記念パーティを開催しました。
お世話になった人々が、大勢集まり、心温まるパーティとなりました。
この日、律は、すずめに、雨の音がキレイに聞こえる傘をプレゼントしました。そして、すずめと律の願いが、二人を包みました。
半分、青い。156話最終回ネタバレ、あらすじ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
『2011年7月7日、そよ風の扇風機の発売決定記念パーティが、つくし食堂で、行われようとしておりました。』
すずめや草太が、忙しく準備をしています。「笹の葉やろ、短冊やろ、扇風機の風で、それが揺れるんや。」と、すずめが、嬉しそうです。
そよ風ファンもセットされました。「ささの葉さらさら・・・」と、すずめが、歌い出しました。
すずめ、コバヤンから取材を受ける
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パーティの準備で、真っ最中のとき、一人の男性が、尋ねて来ました。「すいません。わたし、東海新聞の小林と言う者で。」
応対した宇太郎が、すずめを呼びます。「アッ。」。新聞記者は、新聞部のコバヤンでした。
「あの時から、すずめさん、回るものが、好きだったなあ。」。すずめは、コバヤンとの初デートで、ぐるぐる回る、ゴウモン器具の説明を、力いっぱいしました。
「その節は、どうも。本当に、新聞社に入ったんですね。新聞部だった。」と、すずめ。「初志貫徹。」と、コバヤン。
「この扇風機の名前は、そよ風ファンで、良かったですか。」と、コバヤンが、取材します。「しかし、このそよ風ファン、お母様が、闘病の時に思い付かれた。」
すずめは、楽しそうに、笹に短冊を付けている晴を見ました。「スズメとリツ君の扇風機が、うまくいきますように」と、短冊に書いてありました。
すずめは、そよ風に揺らめく短冊を見て、「アッ。」と、思いました。
すずめ、扇風機の名前をマザーに変更する
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「お、どうした。」。スパローリズムの律が、すずめからの電話に出ます。
「律、そよ風ファンなんやけど、名前、マザーの方が、良くないか。」「マザー。ああ、そっちの方が、いいかも。」
「えっ!今から名前を?」と、津曲が、ビックリします。「もう、梱包箱に、名前を入れて、発注したよ。取扱説明書も。」
「そこを何とか。コストがかかっても。でも、マザーって名前にした方が、5倍売れません?。」と、律。
「スパローリズムのそよ風ファン。スパローリズムのマザー。おお、確かに。こっちの方が、スゲーカッコイイ。律君、名前は、大切です。」と、津曲が言いました。
すずめ、パーティでマザーを紹介する
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つくし食堂では、マザーの発売決定記念パーティが、始りました。
「マザー完成発売の記念の会に、お集まりいただき、ありがとうございます。」と、すずめが、挨拶をします。
「マザーは、もともと、お母ちゃんが、ガンになった時、外に出られなくなった時、そよ風を味あわせてあげたいと思って、思いついいたものです。
お母さんが、扇いでくれるような、優しい風って、いう意味もあります。」
そう言って、すずめは、スピーチを晴に代わりました。その時、律も東京から到着しました。
晴、病気のおかげでマザーが出来た
「すずめ、律君、ありがとう。あんたらが、手術の前、病院に来て、そよ風の扇風機を作るって言って、嬉しかったけど、まさか、実現するとは思わなんだ。
こうしてみると、私が病気になったのも、悪いことばっかりや、ないような気がする。こうして、これが出来た。」
「私、こういうの苦手や。律君。」と、晴は、律に代わりました。
律、この風は天にも届く
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「晴おばさんと約束した、このマザーが、出来てよかった。もし、ワコさんが、生きとったら、この風を浴びさせてやりたいと思って、作っとった。」
弥一の膝の上に、ワコさんの写真がありました。「この風は、天にも届くと思っとる。これを作っとる最中に、すずめの親友の裕子ちゃんが、亡くなりました。
すずめは、よく頑張った。きっと、裕子ちゃんに届けるために頑張ったんだと、隣で見て思っていました。」。すずめの頬に、ボクテの頬に、涙がこぼれました。
「亡くなってしまった人も、その思いは、ずっと残ると、そして僕たちは、それを受け継いでいくんだと、マザーを作りながら、思っていました。
すずめが、何か、しゃべりたそうなんで、代わります。」と、律は、すずめに、マイクを渡しました。
すずめ、皆にありがとう
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「何にも、言えん。みんな、ありがとう。裕子もワコおばさんも、ここにおる人も、おらん人も、みんな、ありがとう。」
「違うよ、すずめ。みんな、おるよ。」と、晴が、言いました。「ほやな。みんな、おるな。」正人が、ボクテと並んでいます。廉子と仙吉が、微笑んでいる写真も、テーブルに置いてあります。
「よっしゃー!カンパイや!」と、ブッチャーが、叫びました。「何で、あんたが言うの。」と、菜生が、叱ります。
「今日は、すずめちゃんと律君のお誕生日でもあります。」と、貴美香先生が、言いました。
律、すずめに雨の音がキレイに聞こえる傘を贈る
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「ごめんね、遅くまで手伝わせて。」。夜、つくし食堂の表です。すずめが、律を送るため、出てきました。「明日、一番で、東京へ戻る。」と、律。
「これ、誕生日プレゼント。」と、律は、持ち手に、青い鳥の飾りが付いた、傘を渡しました。「雨の音が、キレイに聞こえる傘。」
すずめは、遠い昔に、「雨の音がキレイに聞こえる傘、作って。」と、律に言ったことを思い出しました。
「どうしよう。私は、何にも用意しとらん。」「もう貰った。あそこで。と言うか、盗んだ。」と、律は、ポケットから短冊を出しました。
すずめと律、二人の願いは同じ
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「リツのそばに、いられますように」と、すずめが書いた、七夕の短冊でした。「あ。また盗まれた。」
「俺で、いいの?」「律しか、ダメだ。私の律は、律だけなんで。一人だけなんで。」と、すずめは、津に向かい、手を広げました。
律は、すずめを抱き寄せます。「俺の願い事も、言っていいですか。」「うん。」「すずめを幸せにできますように。」
抱き合っている、すずめの頬に、涙がこぼれました。
すずめ、律の傘をさし雨のメロディーを聴く
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「でも、雨は、なかなか降らなくて。私は、雨を待つ。雨の音を想像する。」。晴れたた朝、すずめは、食堂の表で、目を瞑りました。
「そして、想像するのも楽しい。律は、いつも、私の知らない、幸せをくれる。」と、すずめは、幸せそうに、目を開けました。
「雨や、天気雨や。」。つくし食堂の軒先に、晴が来ました。すずめは、律が作った傘をさし、表に出ます。カノと晴も、傘に入ります。
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すずめが目を瞑ると、雨の音が聞こえました。すずめとカノと晴は、傘の下で。目を瞑っていました。
「雨のメロディーや。」と、すずめが、言いました。
- 完 -
半分、青い。156話最終回ネタバレ、感想
そよ風ファンが、マザーとなりましたね。で、発売記念のパーティが、つくし食堂で、開催されました。
投資家や一般の発表会ではなく、故郷のお世話になった人々への報告会、みたいですね。
でも、扇風機より、律がすずめにプレゼントした、雨の音がキレイに聞こえる傘の方が、気になりますね。
水琴窟のような、しずくの音が出ていましたが、すずめが想像した音なのか、そんな音を再現する傘なのか、気になりましたし、もっと知りたかったですね。
一方で、肝心の二人が、結婚するか、という話です。一般庶民風に、「結婚してください。はい。」みたいな、直接的な、やり取りでは、無かったですね。
ドラマ的な、ステキな表現で、二人は、これからも一緒に頑張る=一緒になる、って言うことなんでしょうね。
さて、とうとう、終わりましたね。最終回が、賑やかで、楽しく観られて、良かったですね。
長い間、読んでいただいたみなさんに、感謝いたします。ほんとうに、ありがとうございました。
半分、青い。156話最終回キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:上村 海成
楡野 里子:咲坂 実杏
楡野 大地:田中 レイ
萩尾 弥一:谷原 章介
萩尾 律:佐藤 健
西園寺 龍之介(ブッチャー):矢本 悠馬
西園寺 菜生: 奈緒
西園寺 満:六角 精児
西園寺 富子:広岡 由里子
岡田 貴美香: 余 貴美子
西園寺 麗子:山田 真歩
健人(けんと):小関 裕太
木田原 五郎:高木 渉
木田原 幸子:池谷 のぶえ
津曲 雅彦:有田 哲平
朝井 正人:中村 倫也
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
小林:森 優作
語り:風吹 ジュン