半分、青い。106話(第18週「帰りたい!」)です。光江は、帰らない涼次を探します。そして、祥平のオフィスに行きました。
涼次は、映画を諦められません。新作の脚本が評価され、映画を撮る決心をしました。そのため、家庭を捨て、すずめと別れると、光江に言いました。
すずめは、涼次を待つしかありません。すずめは、携帯電話を手にしました。
半分、青い。106話ネタバレ、あらすじ
つくし食堂に、小さな男の子が、走って来ます。「ババー。」と言って、食堂に駆け込みました。「はい、お帰り。」と、晴が男の子を抱き上げます。
「大ちゃん、今日はいい枝が、イッパイあったね。」と、母親の里子が言います。「大地は、枝が好きなんやと。」と、仙吉。
「大地、パパのカツ丼食べていくやろ。」と、草太我聞くと、「食べる。」と、大地が、元気に返事をしました。
草太のカツ丼は、タマゴがフワフワで、カツがカリカリです。
「アッ、鏡開きせなあかんな。」と、仙吉が、お供えの鏡餅を見て、言いました。
『2008年、お正月です。』
草太、つくし食堂の若き店長
コックの制服に着替えた草太です。「さあて、腕によりをかけて、今年一発目。」と、草太が気合を入れます。
『さて、草太のカツ丼、まず、メレンゲを作ります。それを、和風だしと混ぜ合わせて、フワトロソース。揚げたてのカツをのせて、中農ソース。タマネギは、入れません。』
『時は2008年、つくし食堂、一時モータリゼーションの波が押し寄せ、潰れかかりましたが、いま盛り返しています。なぜなら、草太のカツ丼が当たりました。』
『草太は、2年前に、長年勤めたエッグシェフを辞め、今つくし食堂の若き店長です。草太一家は、つくし食堂から、歩いて10分のところに住んでいます。』
家族で食べる草太特製のカツ丼
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
家族で、草太特製のカツ丼を食べています。そこに、お客が入って来ました。ワコさんでした。
「明けまして、おめでとうございます。まあ、松の内も過ぎちゃったけど。」と、ワコさんが、年始の挨拶をします。
ワコさんは、家族団欒の様子に気付き、「じゃあ、また来ます。ごめんなさい。」と、帰って行きました。
晴れは、ワコさんを追いかけて、表に出ました。「ワコさん、もしかして、病院の帰り?」「ああ、うん。」
「ともしび、行こうか。お茶でも。」と、晴が、誘いました。「ええの。」と、言うワコさんに、腫れは、笑って頷きました。
すずめとカノ、涼次を待つ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
藤村家の離れで、カノが、おもちゃのニンジンを切って出しました。「はい、今日は、ニンジンよ。」おままごとをしています。
「おかず、ニンジンだけ?貧乏なんだ。」「どうしてママ、貧乏辛いか?」「カンちゃん、どうしよう。パパ、帰ってこない。」
「今日は、ダメかもしれないけど、明日か明後日には、帰ってくる。」。カノは、両手を広げて、すずめに抱きつきました。
「帰ってくるよね。明日か明後日には。」と、すずめは、あても無く言いました。
光江、涼次を連れ戻す決意をする
母屋で、めありが涼次に、電話をしています。「ああ、やっぱり出ない。ケイタイ、切っているよ。ずーっと。」
「逃げたな。」と、麦。「しゃあない。一肌脱ごか。私しか、やれる奴は、おらんやろう。涼次を連れ戻したる。」と、光江が、芝居のように見栄を切りました。
「光江姉ちゃんが、追い出したんやろ。」「あん時は、あん時やろう。これ以上、帰ってこなんだら、私が悪者になる。」
「しかし、あの子は、どこへ行ったんや。」「絶対、祥平さんちだよ。」と、麦とめありが、声を揃えて言いました。
光江と麦、涼次に会いに行く
オフィス・クールフラットで、涼次が、鏡餅を砕き、油で揚げています。祥平が、鏡餅で作ったおかきを食べます。「うまい。」
「涼次、お前さ、本当に帰らなくていいのか。」「はい、腹決まっていますから。」と、涼次が描いた絵コンテを祥平に、見てもらいます。
玄関のチャイムが、鳴りました。祥平が出ると、麦でした。続いて、光江が現れました。「お久しぶりです。いるんやろ。涼ちゃーん。」と、中に向かって呼びます。
涼次は、慌てて隠れます。「涼次!光江おばちゃんや。」。涼次が、猫の鳴きマネをしたので、光江は、づかづかと、オフィスの中に、入っていきました。
涼次と祥平、光江と麦が、テーブルを挟んで座ります。
涼次、映画を諦めきれなかった
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「本当のことを言えば、僕が涼次の『名前のない鳥』を盗んでしまった時から、僕は、涼次にチャンスを返したいと、思っていました。」
「僕は、『名前のない鳥』を絶対に当てて、お金を貯め、人脈を作り、もう一度涼次に、映画監督の座を用意したいと、思いました。」
「でも、涼次は、この世界から足を洗うと、宣言しました。僕はもう、係わってはダメだと理解しました。」
涼次が言います。「僕から、祥平さんに連絡を取った。映画の世界が、諦められなくて、祥平さんと縁が切れなかった。憧れが、消えなかった。」
涼次、すずめと別れるつもり
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「そのうち、佐野弓子さんから、ご指名があって、また脚本を書いてくれないかと。最初は、断ったが。」
「涼次の書いた『恋花火』の脚本は素晴らしくて、僕も映画人として、これは涼次が監督すべきだと思っています。」
「ほんなら、撮ったらええやないの。監督になったら、ええやないの。ほな、決定。さあ、家帰ろう。カンちゃんのお父さんは、映画監督や。カッコええなあ。」
「帰らない。家には、帰らない。すずめちゃんとは、別れる。」「なんでやの。訳が、分からんわ。」
「僕は、もう家には、帰らないんだ。一人になるんだ。これは、僕にとって、一世一代のチャンスなんだ。こんな平凡な僕に、こんなチャンスは、二度とないんだ。」
「人生かけても惜しくない。」「家族より大事なもんが、この世にあるんか。」「すずめちゃんは、愛しいし、カンちゃんは、可愛すぎる。」
「それで、自分がイッパイになる。それで、自分は終わる。映画監督になるには、普通の幸せの場所にいたら、ダメだと思う。」
「僕は、両方はムリだ。」「映画と家族を天秤にかけて、家族捨てるんか!」。光江は、叫びながら、涼次に掴みかかりました。
すずめ、萩尾写真館に電話する
藤村家の母屋で、カノがめありと、折り紙をしています。カノは、パパが帰ってきたらあげると、無邪気に笑いました。
西日の入る離れで、すずめが座って、泣いています。壁には、カノの描いた絵が、貼ってあります。本棚には、家族で写した写真が、置いてあります。
すずめは、転がっている万華鏡を手に取りました。すずめは、万華鏡を置き、携帯電話を持ちました。
『すずめは、その番号を、もう覚えてしまっています。幼い頃から、何度もかけたので。なぜ、急に電話をしようと思い立ったのか、すずめ自身にも、分かっていません。』
その時、萩尾写真館の電話が、鳴っていました。
半分、青い。106話ネタバレ、感想、草太のカツ丼レシピ
涼次の夢追求は、終わらないですね。すずめと結婚し、子供を作り、映画には未練はないと、宣言しましたね。
しかし、結局は、全てを裏切り、自分の発言さえも裏切り、自分の夢を一人で、叶えようとしていますね。自分の本心に、ウソをつくと、最後は、全てが逆転します。
ドラマでは、どんなことでもできますから、現実を考える参考になりますね。ただ、朝から観ると、厳しい一日になりますね。
一方、ワコさん、病院通いって、誰が悪いのでしょう。その状況、どう、絡んでくるくるのでしょうか。
さてさて、草太が、つくし食堂の特製メニューをヒットさせましたね。
草太のカツ丼レシピ
【材料】
メレンゲ:卵2個分
和風ダシの材料
鰹と昆布のだし汁:120ml
水とき片栗粉・サケ・みりん:大さじ1
塩:小さじ1/3
しょうゆ:小さじ1/4
【作り方】
タマゴ2個で、メレンゲを作ります。
メレンゲを和風ダシと合わせて、黄身も入れかき混ぜ、フワトロソースにします。
ご飯に、フワトロソースをかけ、揚げたてのカツをのせます。
そして、中農ソースをかけます。
半分、青い。106話キャスト
森山 鈴愛:永野 芽郁
森山 涼次:間宮 祥太朗
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:志水 透哉
楡野 仙吉:中村 雅俊
楡野 里子:咲坂 実杏
楡野 大地:田中 レイ
萩尾 和子:原田 知世
元住吉 祥平:斎藤 工
藤村 光江:キムラ 緑子
藤村 麦:麻生 祐未
藤村 めあり:須藤 理彩
語り:風吹 ジュン