半分、青い。104話(第18週「帰りたい!」)です。光江が病院から、涼次に電話をします。電話に出た女は、佐野弓子でした。
涼次は、祥平たちが集まる会議室で、佐野弓子の新刊の、台本と監督を依頼されます。涼次は、映画に未練はないと、断りました。
一方、病院では、カノがおたふく風邪と診断されました。すずめは、カノが失聴しないか心配で、怖くなりました。
半分、青い。104話ネタバレ、あらすじ
すずめと涼次の長女、森山花野・カンちゃんの1歳の誕生日です。誕生バーティですが、涼次我帰って来ません。
そんな時に、カンちゃんが高熱を出し、病院に運ばれました。心配した光江が、涼次に電話をします。しかし、涼次の電話に出たのは、女性の声でした。
光江は、驚き、慌てて電話を切りました。
佐野弓子、涼次の台本と監督を提案する
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
涼次の電話に出たのは、人気作家の佐野弓子でした。出版社の会議室で、打ち合わせ中に、涼次がトイレへ行きました。
涼次がいない間に、電話がかかってきたので、代わりに弓子が出ました。会議には、祥平や斑目も参加していました。
「涼次、どうする。」と、祥平が聞きます。佐野弓子は、手を合わせ、「この通り、お願い。」と、頼みました。
涼次の前には、弓子の最新書き下ろし「恋花火」が、置いてありました。
すずめ、カノのおたふく風邪に慌てる
病院の待合室では、光江が椅子に座って、足をカタカタ震わせています。「ああ、足の震えが止まらん。」麦とめありが、光江の足を押さえますが、震えは止まりません。
その時、医者が来ました。「お子さん、落ち着きました。耳下腺部分が腫れて、熱を持っています。おたふく風邪ですね。」
医師の診断を聞いたすずめが、慌てます。「あの、後遺症が、耳が聞こえなくなっているとか、私が、おたふく風邪で、片方の耳が聞こえなくなって、ムンプス難聴に、カノもそうなったら、イヤです、・・・」
「お母さん、チョッと落ち着いて。」と、医師がなだめました。そのとき、涼次が、やっと病院に着きました。「すずめちゃん。遅くなって、ごめん。」
『血液検査の結果、カンちゃんは、やっぱりおたふく風邪で、2日間高熱を出しました。3日目には、熱は下がりましたが。』
涼次、佐野弓子や祥平に会った
藤村家の光江の部屋に、涼次がいます。麦もめありも、いました。「佐野弓子?あの電話に出たオナゴはんが、佐野弓子かいな。」「なにしてはった?」
「イヤ、そう言うのじゃなくて。チョッと、祥平さんに呼ばれて。」「あんた、まだ祥平さんに、会っていたの。」
「佐野弓子先生が、なんのようや。」と、光江が、畳を叩きました。「どうしても、俺に、新刊の台本を書いて欲しいって。前の台本が、素晴らしかったからって。」
「あんた、また映画の世界に戻って、一文無しのプー太郎に、なるつもりかいな。」「いや違う。それは、絶対にない。」
涼次、佐野弓子の誘いを断る
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
涼次は、会議室でのやり取りを話しました。
「佐野先生に、そうおっしゃっていただくのは、本当に嬉しいですが。」と言って、涼次は、新刊本を返しました。佐野は、「えっ!」と、大きく驚きます。
「君が書いて、君が撮ったらいいのにって、思っていたのに。」「ねっ。」と、周りに同意を求めます。「先生、すぐそうやって、調子のいいことを。」
涼次は、弓子に、正面を向いて言いました。「僕はもう、映画監督には、みじんも未練は、ありません。」と、頭を下げました。
佐野弓子は、怒って出て行きました。
すずめちゃんとカンちゃんは僕が守る
涼次の話を聞いためありが、「ええ、もったいない。」と言いますが、「めあちゃん。」と、たしなめられました。
「そうやったら、女ができたワケでもなかったし、映画の仕事も断ってきたと。」「あの子、すずめちゃんとカンちゃん、明日耳の検査や。シッカリな!」と、光江が言いました。
「ああ、すずめちゃんとカンちゃんは、僕が守る。」と、涼次我、明言しました。
カノ、両耳に異常なし
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
病院の診察台に、カノが寝ています。額にセンサーが貼られ、両耳にヘッドフォンを付けています。
すずめと涼次が見つめる中、カノの検査が始りました。心配そうなすずめの肩を、涼次が抱きます。
検査が終わり、医師が言いました。「大丈夫ですよ。ちゃんと、両耳聞こえています。」。すずめは、ホッとして、涼次の顔を見ました。
でも、すずめの体の震えは、すぐには止まりませんでした。
待合室で、すずめは、ガラガラを右手に持ち、鳴らします。カノは、右を見ます。ガラガラを左手に持ち替え、鳴らします。カノは、左を見ます。
「これが怖くて、出来なかった。」すずめは、カノを抱きしめました。涼次も、すずめの肩を抱き、カノの手を握りました。
すずめ、親の気持ちが、やっと分かる
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
楡野家に、すずめから電話が入りました。宇太郎も仙吉も草太も、晴の周りに寄ってきます。「ほうか、それはよかった。」と、OKサインを出しました。
「お母ちゃん、ごめんね。お母ちゃん、怖かったやろと思って。私が、左耳聞こえんようになったとき。お母ちゃんは、よう、泣いとった。」
「私は、大したことやなかった。なんで、お母ちゃんが、あんなに泣くか、分からんかった。今度、よう分かった。カノが、片方でも聞こえなくなると思ったら、胸が潰れるような、気持ちになった。」
「子供を持つということは、そういうことやな。自分より、大事なものが、できてまう。耳のことは、お母ちゃん、あんたに、申し訳なかった。」
「お母ちゃん、何を言っとる。私は、お母ちゃんに、ありがとうしかない。お父ちゃんもお母ちゃんも、お爺ちゃんもお婆ちゃんも、草太も、みんな大好きやった。」
「楡野の家が、大好きや。今も、そうや。いい家で育った。自分が、あれだけいい家族をつくれるか、自信がない。」
「大丈夫や。涼ちゃんもいい人やし。叔母さんたちも、カンちゃんのこと、心配してくれたやろ。カンちゃん、ババがイッパイおるな。お年玉いっぱいもらえるな。」
「誕生会、遅れてまった。明日やる。」
涼次、家族と夢の板ばさみ?
夜になり、カノを真ん中にして、すずめと涼次が寝ています。領事は、背中を向けて、目を開けています。
涼次は、力を入れて目を瞑り、首を横に振りました。
次の日、カノの誕生会です。部屋の飾り付けをし、ハッピーバースデイを歌います。誕生ケーキには、ローソクが1本立っています。
涼次が、あやまって、ローソクの火を吹き消しました。
『涼ちゃんは、カンちゃんのモミジのような小さな手の感触に、なんとか自分の夢を封印しようと、していました。』
涼次の前に佐野弓子の本
100円ショップ大納言、涼次が事務所で仕事をしています。田辺が出勤してきて、テーブルに本を置きました。
「それ、佐野弓子の新刊。面白いよ。読んだ?ベストセラーになっているね。」。
すずめは、離れで、カノにミルクを飲ませています。ミルクのあと、すずめは、カノと遊びます。
涼次は、テーブルに置かれた「恋花火」を見つめています。カノは、布団の上で、遊んでいます。
『こうしてカンちゃん、赤ちゃんのハチミツのような時間は、またたく間に過ぎ・・・』
カノ、5歳の誕生日を迎える
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
2007年12月23日、藤村家のテーブルに、手形を押した画用紙が、広がっています。
「これが、生まれたとき。これが、1歳。これが、2歳。毎回、誕生日の時に、取ってたんだよね。」
「カンちゃん、お誕生日。ペンキを手に塗ります。冷たい。」と、カノは、両手に青い絵の具を塗っています。
そしてカノは、5歳の手形を画用紙に、押し付けました。三オバは、一斉に拍手をし、歓声を上げました。
涼次、家族を捨てる?
離れでは、すずめが、カノのバースデーケーキを作っています。イチゴのケーキです。
突然すずめが、言いました。「えっ、今、なんて?」「別れて、欲しい。」と、涼次が、言いました。
二人は、ケーキを作っているテーブルを挟み、見つめ合いました。
半分、青い。104話ネタバレ、感想
104話は、意外な展開が多かったですね。涼次の電話に出た女性は、佐野弓子でした。普通は、なかなか他人の電話に、出ないですね。
売れっ子の先生ですから、許されたのでしょうか。トラブルメーカーですね。
それに、台本を頼まれてから、4年経ってもまだ売れている本って、すごい大ベストセラーですね。
今回、また、4年過ぎても、脚本を書くことになるのでしょうか。涼次は、「恋花火」に悩んだ末でしょうか、とんでもないことを言い出しました。
どんな理由か、どんな訳があるのか、明日、明らかになりますね。
また、すずめは、カンちゃんのおたふく風邪で、怖くなりました。自分の時は、平気でしたが、親になって、初めて親の心配が、分かりましたね。
やはり人は、いくら教えられても、その時にならにと、理解できないものですね。年上の言うことは、もっと素直に受け入れようと、思わされますね。
半分、青い。104話キャスト
森山 鈴愛:永野 芽郁
森山 涼次:間宮 祥太朗
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:志水 透哉
楡野 仙吉:中村 雅俊
田辺 一郎:嶋田 久作
元住吉 祥平:斎藤 工
斑目(まだらめ)賢治:矢島健一
佐野弓子:若林麻由美
藤村 光江:キムラ 緑子
藤村 麦:麻生 祐未
藤村 めあり:須藤 理彩
語り:風吹 ジュン