半分、青い。103話(第18週「帰りたい!」)です。すずめは、女の子を無事に出産します。涼次は、映画を辞めて働く、と約束しました。
1年が経ち、カノは、初めての誕生日を迎えます。ゆうこやボクテが祝いに訪れ、三オバも盛大に準備をします。
しかし、肝心の涼次が、帰って来ません。そんな時、カンちゃんが高熱を出しました。おたふく風邪で、耳が聞こえなくなったすずめは、動揺します。
半分、青い。103話ネタバレ、あらすじ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、子供が出来たことを涼次に伝えます。「すずめちゃんと、お腹の子のために、俺が働く。映画の仕事から足を洗う。」と、涼次が決心しました。
「いいの?」と、すずめが言います。そして、2002年12月23日、すずめは、貴美香先生の病院で、女の子を出産しました。
ベッドに連れてこられた赤ん坊を、すずめが初めて抱きました。「可愛い。」
待合室で待っていた、涼次や晴、宇太郎、仙吉、それに三オバが、続々と赤ちゃんに会いに、やって来ました。
『生まれたばかりの彼女を迎えたのは、みんなの笑顔でした。サンキューと、この子が、心の中で言ったかどうか、分からないけれど。こんにちは、ひいおばあちゃんの廉子です。お空から、君を守るよ。』
カンちゃん、1歳の誕生日を迎える
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藤村家の離れです。巨大な熊のぬいぐるみがあります。「お誕生日、おめでとう。僕、昨日まで上野動物園にいたんだけど、カンちゃんのお祝いに、抜け出して会いに来たんだ。」
熊のぬいぐるみの後ろから、ボクテが顔を出しました。
『2003年12月23日、クリスマスイブイブ。カンちゃん(森山1花野)1歳のお誕生日です。』
ゆうこのクーちゃんは、7歳になりました。今度、小学2年生になります。「えーっ、他人の子は、早いよね。」と、ボクテが、驚きました。
ゆうこ、仙台に引越しが決まる
年末とはいえ、カンちゃんの誕生日の祝いに、ゆうこがやって来たワケがありました。「このたび私、仙台に引っ越すことになりました。」
「えっ、聞いてない。」と、すずめが、ビックリします。ゆうこの夫の家具の輸入が、軌道に乗りました。それで、仙台にも支店を出す計画です。
年内には、引っ越しをすると話します。「不安や。ゆうこが、いなくなる。」「いなくならないよ。仙台と東京、2時間だよ。」
すずめは、ゆうこに手を伸ばします。「この子は、いつまで経っても、甘えん坊さんや。」と、ゆうこが、すずめを抱きしめました。
「ぼくも。」と、ボクテも加わりました。カンちゃんを真ん中にして、三人は、抱きしめ合いました。「カンちゃんの誕生日に、僕たちの永遠の友情を誓う。」
元住吉監督、今年活躍した10人
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100円ショップ大納言では、田辺が、トナカイの扮装をしています。「そう、1歳か。可愛いさかり。」「はい、子供の写真で、年賀状を作りました。」
田辺が、雑誌の「今年活躍した10人」の記事を見ています。北島康介選手、なんでだろうのテツ and トモ、それに、元住吉監督も入っていました。
涼次も驚きます。また、来年早々、祥平には、新作の話題もありました。「スゴイね。」と、田辺が言いました。
田辺、人生の舵を切り損ねた
「でもさ、涼ちゃん、よかったよ。人生には、舵を切る瞬間があるよね。」「俺。独り者じゃん。若い頃、結婚のチャンスが、ないころなかったの。」と、田辺が話します。
「でも、俺、ミュージシャン目指していたからさ。その女の子、帝王製紙のお嬢さんで、社長令嬢。婿に来てくれたら、社長の座を用意していると、言われていたけどね。」
「俺、音楽の道、諦め切れなくて。あの時、人生の舵を切り損ねたんだな、と思うよ。あの時、結婚していれば、今ごろ帝王製紙の会長だ。」
「何が言いたいかっていうと、涼ちゃん、いい時に、いい具合に、舵切ったよ。あんな可愛い奥さん貰って、カンちゃんいて。」
涼次は、目を伏せて、頷きました。
涼次が書きとめた新作のノート
藤村家の居間です。部屋には、飾り付けがあり、テーブルには料理が並んでいます。カンちゃん1歳の誕生日の祝いです。
「遅いね、涼ちゃん。」と、涼次の帰りを待っています。抱いていたカンちゃんのミルクのため、すずめは離れに戻りました。
すずめは、机の引き出しに、目が留まりました。すこしためらいながら、引き出しを開けました。中から、ノートを取り出します。
『それは、この前、掃除をしている時に見つけた、涼ちゃんの新作でした。』
ノートには、物語の構成やアイデア、イラストが、詳細に書き込まれていました。
カノ、高熱を出し病院へ行く
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ベッドに寝かせていた、カンちゃんが泣き出しました。すずめは、慌ててノートをしまい、カノを抱き上げます。
すずめは、カノの体が熱いことに気付きました。体温計で測ると、42度もありました。三オバも、大慌てで支度をし、病院へ行きました。
病院では、緊急に点滴が始りました。「点滴、こんな小さな子に。」「ごめんなさいね、ちょっとチクッとするよ。」
カンpが、大声で泣き出しました。すずめは、気分が悪くなり、倒れかかります。すずめは、看護師に支えられました。
すずめ、倒れそうになり別の部屋で休む
待合室では、三オバも心配そうです。めありが涼次に電話しますが、涼次は出ません。「もう、あの子、なにやっとる。」
すずめは、別の診察室に連れて行かれ、ベッドで休むよう言われました。「あの子、大丈夫なんでしょうね。耳が聞こえなくなったりとか。私が、そうなんです。」
心配するすずめに、「お母さん、ちょっと落ち着きましょ。」と、看護師がなだめます。
カノの泣き声が、診察室に響いて聴こえます。「アッ、カノが、泣いている。」「私たちに、任せて。お母さんが、傍で動揺すると、赤ちゃんもビックリします。」
すずめは、別の診察室で、休むことにしました。
晴、電話ですずめを励ます
しかし、カノの泣き声が聞こえてきます。すずめは、通用口を出て、外から晴に電話をしました。
「カンちゃんが、熱を出した。42度やと。亡くなってしまう。怖い。」「そこ、病院か。大丈夫や。カンちゃん、大丈夫や。」
「あんたも、強かった。あんたは、半々やった。へその緒が複雑に巻いとって、生まれてくるか、半々やった。」「ほやけど、よう育った。大丈夫や。うちの家系は、強い。」
「あんた、お母ちゃんやろ。カンちゃんのお母ちゃん、あんたしかおらん。しっかりしなさい。カンちゃんは、大丈夫。」
領事の電話に女性が出る
電話の後、楡野家の全員で、仏壇の前に座り、手を合わせます。「頼むよ、廉子さん。」と、仙吉が、祈ります。
『ここは、何としてでも。』
病院で、光江が涼次に、電話をかけます。「はい、もしもし。どちら様でしょうか。」と、出てきたのは、女性の声でした。
光江は、黙って電話を切りました。「どうした。涼ちゃん、電話繋がった?」「女が、出た。」と、光江が言いました。
半分、青い。103話ネタバレ、感想
早いもので、女児が生まれたかと思ったら、もう1歳の誕生日ですね。森山花野(もりやま かの)カンちゃんです。
ところが、1歳の誕生日の日に、カンちゃんが、高熱を出します。すずめは、おたふく風邪で、左耳を失聴したので、とても動揺しますね。
同じような病状で、遺伝すると思ったのでしょうね。しかも。そんな大事な時に、涼次が帰って来ません。カンちゃん、初めての誕生日なのに。
第103話も、伏線がありましたね。田辺の言葉です。人生には、大事な舵を切る時があると。田辺は、音楽の道が、諦め切れなくて、舵を切り損ねますね。
涼次に、いい時に、いい舵切ったと言いましたね。しかし、涼次にとっては、舵を切り間違えたと言うことになるのでしょう。
祥平は、映画監督として話題になり、年明け早々、新作が期待されています。この辺りに、涼次が絡んでくるのでしょうね。
しかも、涼次の電話に、女の子が出ました。これは、大きな問題になりますね。
半分、青い。103話キャスト
森山 鈴愛:永野 芽郁
森山 涼次:間宮 祥太朗
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:志水 透哉
楡野 仙吉:中村 雅俊
岡田 貴美香: 余 貴美子
浅葱 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
田辺 一郎:嶋田 久作
藤村 光江:キムラ 緑子
藤村 麦:麻生 祐未
藤村 めあり:須藤 理彩
語り:風吹 ジュン