半分、青い。145話(第25週「君といたい!」)です。すずめと律は、扇風機の風から、渦を無くすことに苦労しています。
第1号の試作品「たらい型扇風機」は、不評でした。第2号の「キノコ型両翼扇風機」も、ダメです。そんな時、カノがやって来ます。
律が、カノとスケート教室の話をしている時、カノの話しに、律が閃きました。律は、慌ててオフィスに戻りました。
半分、青い。145話ネタバレ、あらすじ
晴は、ガンの手術の後、5年生存率50パーセントと言われました。すずめと律は、晴を見舞います。そのとき律は、すずめとスパーローリズムという会社を立ち上げたと、言いました。
すずめは、晴のために、そよ風の扇風機を作ることになりました。「生きとらなアカンな。その風を浴びるまで。」と、晴は言いました。
2010年10月、「風はね、柔らかくなるんだよ。壁に当てると。」と言った、田辺の言葉をヒントに、開発を進めています。
すめと律、たらい型扇風機をプレゼンする
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめと律は、試作品を作り、津曲と恵子に、プレゼンをします。
「扇風機の風を可視化すると、渦を巻いている。自然の風を再現するには、この渦を壊さなければならない。」と、律。
「田辺さんのヒントから、私たちが開発したのは、これ!」と、すずめが言い、試作した扇風機を披露しました。
扇風機の羽根の前に、たらいのような物がついています。試作品第1号は、「たらい型扇風機」です。
「たらいみたいのが、壁の役割をして、渦が壊れるワケなんです。そして、そよ風のような風が。」と、すずめ。「オッ。オオー。」と、津曲と恵子は、微妙な反応です。
たらい型扇風機の試運転をする
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「では、行きます。」と、律が、たらい型扇風機のスイッチを入れます。津曲と恵子に、風が当たります。「どうですか。」と、すずめ。
「何か、これ、風?モワーンとした、感じ。」と、恵子。「涼しいか?」と、津曲。「それに、見た目、美しくないし。」と、恵子。
扇風機は、後ろ向きで、たらいまで付いています。「なあー。」と、すずめも、同感のようでした。
晴、何かやりたい
「何か、やろかな。」と、居間で洗濯物をたたんでいた晴が、つぶやきました。
「晴さん、昼どうする?」と、宇太郎が、来ました。「食堂から、なんか消化よさそうなものもらって、食べるか?」
「うーちゃん、私、何かやろうかな。せっかく元気になってきたし、食堂は、何人か来るようになったしな。」
『草太のカツ丼が当たって、つくし食堂は、生意気にも、人を雇うようになっていました。』
「二人で一緒に、山登りでもするか。」「うーん、何か考えるわ。」「何や晴さん。一人で何かしようとしとるな。」
「ああ、嫁は歳をとると冷たい。女子会ばっかりや。幾つになっても、女子や。」と、宇太郎が、からかいました。
すずめと律、キノコ型両翼扇風機を構想する
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
スパーローリズムです。すずめの描いた試作品のデザインを律が見ています。試作品第2号は、「キノコ型両翼扇風機」です。
「片方の風で、片方の風の渦を消す。」と、律。「描いてはみたが、私たち迷走してないか。一月もここで立ち止まっとる。」
「律、今から菱松へ戻れないか。」「ウワー、それだけは言ってはいけないやつだ。お前、何にも考えてないだろう。」
「いや、思い出しとった。漫画家時代、描けなくなって、筆を折ったこと。あの時私は、絶望しかなかったけど、今の律には、それを感じない。」
「律を天才って信じとるからかな。」
カノ、光江とスパローリズムに来る
「ママ、律、いらっしゃいますか?」と、カノが、オフィスの入り口をノックしました。「どうそ。」
カノが、戸を開けます。光江が、送って来ました。「来てみたい思ってたんえ。ほんまに、学校なんやな。」
律は、ラーメンカフェで、カノに、ラーメンを食べさせます。「美味しい。」「カンちゃん、スケートどうなった。」
「カンちゃん、バックジャンプ跳べるようになった。4級になった。」「スゲー。」「前は、泣いて、もうしワケなかった。」
カノは、律のアパートで、スケートのテストに落ちで、泣いたことを詫びました。「カンちゃんは、ああゆうとこがあって、困る。」
「そこ、律、大丈夫。」「ほんとか。」と、カノは、笑顔になりました。
光江、涼次がカノに会いたがっている
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「えっ、かんちゃんを。」と、すずめ。「うん、アカンかな。涼次が、会いたがっとる。」と、光江。「アッ、ごめん。忘れて、すずめちゃん。」
「私には、カンちゃん、みさせてな。ミーバアバもムーバアバもメーバアバも、カンちゃん大好きや。」
「私が、余計なこと言うて、すずめちゃんに、もうカンちゃん預けん、なんて言われたら、みなに怒られてしまうわ。」
「いや、光江さん、そんなことは全然。感謝しかないです。私一人では、東京に来て、カンちゃんを育てながら、働けなかったと思います。」
「でも、ただ。」「分かった。忘れて。涼次のことはな。許せんはなあ。そうや、あの、あほんだら。」
「涼ちゃん、元気ですか。」。光江は、微笑んで、頷きました。
カノ、スケート教師の話し
「律。カンちゃん、今日あれやった。みんなで手をつないで、ガーーッと滑る。リンクの向こうから、こっちまで、手をつないで、ガーーッと滑る。」
ラーメンカフェで、カノが律に、スケート教室の話をしています。「ああ、律、了解した。エキシビジョンで、よくやるな。」
「律、あれテレビと違う。ほんとは、すごく難しい。同じ速さで滑るのが、ポイント。みんなのスピードが合わないと、崩れる。」
律、横並びのスケートで閃く
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律は、カノの話を聞いて、横並びのスケートをイメージしました。
一人、遅いスケーターがいると、横並びのラインが、崩れます。「渦が、壊れる!」。律は、あるアイデアが閃きました。
律は、急に立ち上がります。ラーメンを食べていたカノが、ビックリしました。「カンちゃん、律、先にオフィスに戻る。」と、走って行きました。
律は、オフィスに飛び込み、すずめが描いた絵を探します。「あった、これだ。」と、すずめが、最初に描いた、扇風機の絵を取り出しました。
律、二重構造の羽根のアイデア
「すずめ、ここなんで二重になっている。」「花を模したから。花みたいに、扇風機の羽根が、二重になっていても、いいと思って。」
「それだ。二重構造だ!二重構造の羽根だ。内側の羽根と、外側の羽根で、風の速度を変える。外側の羽根の風速が早ければ、内側の遅い風に引き込まれて、風は壊れるはずだ。」
「ただいま。律、いきなり行くから、カンちゃんビックリした。」と、カノが戻って来ました。「カンちゃん、ありがとう!」
律は、カノを抱きしめ、大喜びしました。
二重構造の羽根でそよ風扇風機が完成する
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『まあ、あの、私など素人からすると、何がなにやら、さっぱり分からないワケですが、律君は、カンちゃんとのおしゃべりによって、多大なヒントを得、スパローリズムは、大きな転機を迎えます。』
『二重構造の羽根の、改良につぐ改良。外側と内側で、速度の違う羽根。』
すずめと律は、3Dプリンターで、羽根を作ります。完成した羽根に、ヤスリをかけます。律は、羽根を組み立てます。
出来上がった羽根を扇風機に、取り付けます。
『さて、そして完成。自然なそよ風、扇風機で再現できるか。』
半分、青い。145話ネタバレ、感想
さあ、いよいよ、ラストスパートですね。いろんな事が、展開していきます。
まずは、涼次ですね。光江が、カノを送ってきて、すずめに言います。涼次が、カノに、会いたがっていると。
すずめは、はっきりと返事しません。曖昧な態度です。いつかは、そういう時も来るだろうと思いますが、すずめは、全く考えていなかった様子ですね。
カノも、まだ小さいし、いろいろ判断できる歳には、少し早いですね。すずめは、今忙しくて、そんなことを考える暇は、ありませんね。
さて、すずめは、どう判断するのでしょう。ただ、こういう話が出てきたということは、ドラマ的には、涼次の登場も近いのでしょうね。
肝心のそよ風扇風機ですが、完成も近いですね。今回は、カノのヒントに、律が閃きました。
バルミューダの「グリーンファン」がモデルになっていますが、これで、完成形ですね。
後は、製造工場と販売網、それに、資金調達です。さあ、ラストに向かいますね。
半分、青い。145話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
萩尾 律:佐藤 健
津曲 雅彦:有田 哲平
加藤 恵子:小西 真奈美
藤村 光江:キムラ 緑子
語り:風吹 ジュン