半分、青い。146話(第25週「君といたい!」)です。すずめと律は、そよ風扇風機の試作品第三号のプレゼンをします。
しかし、よい結果は出ません。律は、羽根の改良を重ねます。そんな時、すずめは、正人から、意外なことを言われました。
さらに、津曲が、スパローリズムの中を修次郎に案内します。
半分、青い。146話ネタバレ、あらすじ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
2010年11月、すずめと律は、試作品第三号の、二重羽根扇風機のプレゼンを始めました。
「わざわざ、日曜にお呼び立てして、申し訳ない。」と、頭を下げます。聞いているのは、正人、津曲、恵子です。
「この扇風機は、羽根が、二重構想になっています。外側の羽根と、内側の羽の面積と形、角度が変えてあります。」
「それによって、風速に差が出ます。速い外側の風が、遅い内側の風に引き込まれて、渦が壊れます。」
「扇風機の渦が消えると、自然のそよ風が、再現できるのではないかと。」と、すずめと律が説明しました。
二重羽根扇風機、成功せず
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「従来の扇風機は、渦が、ずっと続いていく。風が、強すぎる。」「我々の扇風機の風は、渦が壊れ、広がっていく。」
「では、いきます。」と、すずめが、試作した扇風機のスイッチを入れました。正人と津曲、恵子の三人は、身を乗り出すようにして、風を浴びました。
「確かに、たらいをかぶせた扇風機よりは、良かった気がするけど。」と、グリーングリーングリーンに戻った津曲が言いました。
「何か、フワッと包み込む感じはあったけど。」と、恵子。「何か、そよ風じゃないんだよね。でもいいなあ。俺も、もう一度、企画開発したいな。」と、津曲が羨みます。
律、羽の形状計算をやり直す
「そよ風の風速は、0.8メートル。こっちは、1.7メートル。そよ風より速い。風が、強すぎる。」と、すずめ。
「この羽の角度を、何とかすれば、風の強さを弱めることが。」と、律は、数式を並べて、計算を始めました。すずめと正人は、そんあ律の様子を、じっと眺めました。
夕方になって、正人は、ソファーで寝ています。すずめは、眠たそうに座っています。
数式を書き続けていた律は、計算を終わりました。「ダメ、何にも変わっとらん。」「ごめん、正人。つき合わせて。二人で、飯でも食ってきて。」
すずめ、カノを取られそうで心配する
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「ねえ、資金とかは、どうするの?量産するんでしょ。」と、カフェで正人が聞きます。「銀行は、片っ端から、門前払いをくらっています。」と、すずめ。
「そう言うの、すずめちゃんが、やっているのか。律は、ダメだもんね。」「律は、スパローリズムのづ脳だから。」
「今日、カンちゃんは?」「ミーバアバの家。この前、ミーバアバが、涼ちゃんに、会わせせたいって。カンちゃんを取られてしまいそうで、不安や。」
「すずめちゃん、大丈夫だよ。カンちゃん、お母さんのこと、大好きだ。カンちゃんね、俺と律の間で寝た時、夜中に目を覚まして、ママって泣いていたんだよ。」
すずめ、一番大事な人が分かった
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「すずめちゃんは、涼ちゃんさんには、もう気持ちないの?」「ないよ。」「だったら、俺とやり直す気ない?」
「悪い男だね、相変らず。」「ああ、すずめちゃん、大人になったね。」「あの頃の私と、違うよ。いろいろ、あったもん。」
「私、一番大事な人、分かっちゃったんだ。まあ、もともと分かっていたのかも、だけど。私、律の前では、ずっと変わらないで、いられるんだ。」
「アッ、こんなにひどいフラレ方したの、俺、始めてかも。」「ふふ、仕返しだ。あの時の。律には、言わないでね。」
「言わないよ。そういうのは、二人のタイミングだ。」「そのタイミングは、永遠にない、かもだけど。」
「何で、そんな、恋になるのを遠ざける?」「フラれるのが、怖いから。今のままで、いい。」
すずめとカノの宝物引き出し
「ピー、ピー、ピー。」カノが、アパートのベランダで、笛を吹いています。「律、マグマ大使みたいに、飛んでこないかな。」
「カンちゃん、それママの引き出しから、出したな。勝手に。」「ふふ、もう一回見る。ママの宝物引き出し。」
「これは、カンちゃんが、初めて描いてくれたママ。これが、初めて書いてくれた手紙。律の笛。これは、廉子お婆ちゃんに貰った、ふくろうのブローチ。」
「これは、カンちゃんが、お嫁さんに行く時に、あげる。」
次に、カノの宝物引き出しを開けます。「ママ、カンちゃんのマネして、よかったわ。気分が落ちたとき、この引き出しを開けるだけで、幸せな気分になる。」
「ここは、思い出の場所やな。」。すずめは、笛を見ながら思い出と言うことに、考え込みました。
すずめと律、そよ風浴びる
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『しかし、そよ風の扇風機は、その後も。』。律は、いろんな形の羽根を、次々と試しました。『なかなか、心地よい強さと速度にはならず、頓挫?』
「律、もう一回初心に返って、そよ風浴びてみないか。」と、すずめが、言いました。
すずめと律は、シェアハウスの屋上に行きます。「気持ちいい。」「この風なんだよな。」と言う律を、すずめは、見つめました。
津曲、スパローリズムを自分の会社と言う
スパローリズムの戸の隙間から、修次郎が、中を覗いています。津曲がやって来て、慌ててエプロンを外し、修次郎に近づきました。
「修次郎、そこお父さんのオフィス。中もね、変えたんだけど。」「この扇風機なに?」「これね、羽根が二重構造になってんだよ。」
「そよ風を再現する扇風機。自然の風と扇風機の風は、質が違うんだ。だから、お父さんは、二重構造の羽根で、渦を消して、そよ風のような扇風機に、成功したんだ。」
「へー、なんか、スゲー。」「スゴイとか言うなよ。お父さんテレるな。ハハハ。」と笑う津曲は、入り口で、すずめが見ていることに気付き、ビックリしました。
半分、青い。146話ネタバレ、感想
すずめと律は、そよ風扇風機の試作品3号機で、プレゼンをしましたね。試すのは、正人、津曲、恵子の三人です。
でも、結局、結果は良くなかったですね。納得のいく賛同は、得られませんでした。更に、律は、検討を重ねることになります。
そこで、すずめは、律の笛と思い出、というワードで考え込みますが、なにか、ヒントがあるのでしょうか。または、別のkとなんでしょうか。
この辺りの伏線を読むのは、難しいですね。たとえば、田辺が言った、扇風機の風を壁に当てる、という話しもありました。
まさか、ここに来て、田辺の言葉が、大きなヒントになるとは、思わなかったですね。小説家や脚本家は、こんな細工をするのですね。驚きです。
津曲のケースは、単純ですね。息子にいいところを見せようと、きっと、どうしようもないことをやりますね。
さて、すずめと律は、そよ風を、どのように解決するのでしょうか。
半分、青い。146話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
萩尾 律:佐藤 健
朝井 正人:中村 倫也
津曲 雅彦:有田 哲平
加藤 恵子:小西 真奈美
語り:風吹 ジュン