半分、青い。78話(第13週「仕事が欲しい!」)です。すずめは、大阪の律の家に行き、より子と会いました。しかし、逃げるように、帰ります。
秋風たちは、消えたすずめを心配します。すずめの部屋で、ネームを見た秋風は、描けないのか、と言いました。
大阪から戻ったすずめは、甘いものを大量に食べますが、ネームが描けません。
半分、青い。78話ネタバレ、あらすじ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
『すずめは、律君からの”結婚しました”ハガキを受け取って、何を思ったのか、その住所まで来ていました。』
律の家の二階のベランダに、より子が出て来ました。すずめは、家の前から、より子に、声をかけます。「あの、この辺に、コンビにありますか?」と。
より子は、コンビには、駅の近くにあると、教えました。「見過ごしました。ありがとうございます。」と、すずめは礼を言い、戻って行きました。
すずめ、より子と話す
より子が、帰っていくすずめを呼び止めました。「あの、もしかして、律のお友だちじゃ?」「そのハガキ、もしかして。」
すずめは、律の結婚ハガキを手に、持っていました。「ああ、お近くにいらした際は、ぜひお寄りくださいと、書いてあったんで。」
「良かったら。上がってお持ちください。律、もうすぐ帰ってきます。」その時、家の中から、より子を呼ぶ、ワコさんの声がしました。
すずめは、コンビニに行かなくてはと、慌てて断り、小走りで帰って行きました。
秋風、すずめの心配
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すずめの部屋に、秋風、菱本、ゆうこ、ボクテが、集まっています。秋風は、すずめのネームを見ます。締め切りまで5日ですが、仕上がっていません。
晴からも電話があり、すずめの携帯に通じないと、言います。すずめに、律の結婚ハガキが届いているので、心配していました。
秋風は、ネームの方が、気になります。「何なんだ、このネームは。話になってない。あいつは、もう、ダメなのか。律君が、結婚したせいか。」
「あいつは、どこへ行ったんだ。こんな大事な時に。」と、心配と怒りが混じります。
すずめ、戻る
すずめは、大阪から戻り、喫茶「おもかげ」に、行きました。マスターのシロウが、驚きます。「ああ、良かった。さっき、ゆうこちゃんが来て、心配して探していたよ。すぐ、連絡してあげて。」
すずめが、連絡しようと、携帯を取り出すと、充電が切れていました。
秋風、すずめの漫画に酷評
秋風は、リラクゼーションルームで、すずめの過去の漫画を読みます。「ひどいな、これは。『一瞬に咲け』は、最後まで読んでいた。ここまででは、なかった。」
「あいつは、自分が描けなくなったことに、気付いてないのか。」
ゆうこは、すずめも「描けない。」と、言っていたことを話します。苦しそうだった、とも話しました。
すずめ、ネームが描けない
喫茶「おもかげ」で、すずめが、6種類のケーキを食べています。さらに、砂糖をタップリ入れた、コーヒーを飲みます。
「糖分を摂らないと、頭が働かないから。マスター、モンブランも。」と、追加注文しました。
すずめは、目の前に置いた、真っ白の紙を見つめます。「ああ、何にも浮かばん。」
『才能というものは、残酷です。湧き出る時は、温泉のように、とめどなく湧き出して、そしてある時、3日目の風船のように、しぼんでしまいます。しぼんだら最後、もう二度と膨らむことは、ないのです。』
すずめ、ネームを描き上げる
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オフィスで、秋風が、すずめに言いました。「律君の奥さんに、会いに行っていただと。」
すずめは、大阪まで行きました。「これで、名作が描けます。」と、言いました。「先生、前に私に言ったではないですか。痛みから逃げるなと。そこに、真実があると。」
「だから私、とことん自分を追い込んでみようと。自分の傷口に、塩を塗ってみたんです。結婚している律の姿を見たら、どんな気持ちになるかって。どんなに傷つくかって。」
秋風が、「漫画のために、やったというのか。」と言うと、「それ以外に、ないです!いいものが、描けました。いま「おもかげ」で、一気にネーム描き上げました。」
すずめは、「見てください。」と、ネームを秋風に、差し出しました。
すずめ、叫ぶ!
秋風は、ネームを見ます。すずめは、微笑を浮かべ、秋風を見ていますが、その目は、魂が抜けたようでした。
読み終わった秋風は、「ああ、いいんじゃないか。よくまとまっている。」と、言います。
すずめは、秋風の言葉に、喜びません。「先生、どうしてですか。どうして、前みたいに、なんだこの紙くずと言ったり、放り投げないんですか。
前みたいに、律君結婚するっていいじゃないか、それを描くんだ楡野、痛い心を見つめるんだ、そこから逃げるな、って言わないんですか。
私を、見限ったからですか。描けない私が、可哀そうだからですか。」
すずめ、ゆうことぼくてに当たる
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ゆうこが、止めに入りますが、すずめが、反撃します。「うるさい。逃げた奴に、何が分かる。」「売れているボクテは、私を見て笑っている。高みの見物だ。」
すずめは、ゆうこやボクテに、激しく当たります。「私だって、結婚する。お見合いが来ている。」
ゆうこが、「信用金庫の人は、別の人が見つかった。」と、晴から聞いたことを教えました。
「耳か。私の左耳が聞こえないから、結婚話、なくなったのか。結局、そういうことか。」
ゆうこは、だれも、そんなことは、言ってないと、言います。でも、すずめは、「結婚もして、子供もいて、お金があるゆうこに、何が分かる。私は、何にも無い。」
泣き出すすずめを、ボクテが、優しく抱きしめました。
すずめ、描きます
秋風が、言います。「もう、いいだろう。何にも無い楡野に、1つ提案だ。」「漫画を描け。このネームは、最悪だ。この前のやつも最低だ。」
「そこで、どうだ。いつもの、お前のやり方だ。ネームなしで、いきなり、描いてみたらどうだ。初めて、漫画を描いたときのように。」
『何があっても、すべて、あの時のトキメキから始っていることを、忘れるものか。』
秋風に向き合ったすずめは、「先生、私、描きます。」と、力を込めて、言いました。
半分、青い。78話ネタバレ、感想
すずめが、律に会いに、大阪まで行ったのは、ストーカー目的では、無かったようですね。
しかし、より子にしてみたら、ストーカーにしか、思えないでしょうね。逃げるように、去っていますし。
すずめは、自分を追い込んで、ネームを搾り出そうと、しました。それなら、より子に、見つかっては、ダメですね。
自分のために、他の人に、混乱の種をまいてしまいます。たとえば、すずめをかばう律とより子の間に、シコリが残りますね。
すずめは、耳のことを言いますが、すずめが返事をしないので、お見合い相手は、いつまでも待ちませんね。先にOKが出た方と、縁談は進みます。
秋風は、すずめのやり方で描け、と言いました。しかし、廉子さんが語るように、才能は、しぼんだら最後、もう二度と膨らまないのではと、感じますね。
半分、青い。78話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
萩尾 より子:石橋 静河
秋風 羽織:豊川 悦司
菱本 若菜:井川 遥
浅葱 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
シロウ:東根作 寿英
語り:風吹 ジュン