「越路吹雪物語」第53話のあらすじです。コーちゃんは、浅利慶太とコラボした、初リサイタルを成功させました。
世間の評価は高まり、リサイタルのチケットを手に入れるのが、難しくなるほどでした。
時子もヒット作詞家となり、コーちゃんは、内藤法美の売出しを考えました。
「越路吹雪物語」第53話あらすじ
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/
美保子が希望した、浅利慶太とのリサイタルが実現し、その日がやって来ました。開幕が近づくにつれ、今までにない、大きなプレッシャーに襲われます。
歌詞が飛んでしまい、恐怖に体が震えます。そんなコーちゃんを時子は、優しくなだめました。
時子は、楽譜を見せます。「始めて見たわ。ボロボロになるまで書き込んだ楽譜」「こんなに頑張ってきたので、大丈夫よ」
と、言って、コーちゃんの背中に、特別のヒゲ付きの「大虎」の字を書き、「あなたは、大きくて強い虎。お客様は猫」と、言ってステージに、送り出しました。
コーちゃんは、新しくアレンジした「愛の賛歌」を、歌い出しました。
長くお世話になった東宝から独立し、浅利慶太との仕事に全てをかけたことへのプレッシャーは、コーちゃんだけではなく、時子にものしかかっていました。
そんな、リサイタルも、無事に終わりました。コーちゃんと浅利慶太、二人が始めてタックを組んだリサイタルは、見事に大成功を収めました。
内藤法美は、「最高でしたね、越路吹雪」と、時子に言いました。そして、「あなたは、今では大ヒット作詞家」と、続けて言いました。
内藤が言うように、時子はその年も、作詞家として「恋の季節」(ピンキーとィラーズ)の大ヒット曲を出していました。
コーちゃんは、時子に「ずるいよね、お時さんは」「いつも私の恋を盗むんだもの」「(「恋の季節」の)夜明けのコーヒー、あれ、私のことでしょ」と、言います。
昔、海外の映画祭で、フランスの青年が、コーちゃんに言いました。「夜明けのコーヒーを一緒に飲みましょう」と。
コーちゃんは、青年の誘いの意味が分かりませんでした。その言葉通りに、朝早く夜明けに青年の部屋をノックした経験がありました。
コーちゃん、内藤法美を売り込む
そんな時、時子を祝う会の話しが、持ち上がりました。作詞で受賞したり、ヒットを出している時子を、みんなでお祝いしよう、と言う話しです。
コーちゃんは、大賛成で「やろう、やろう」と、決めてしまいました。
しかし、コーちゃんは、「時子を祝う会」に出席できないと、言いました。内藤は、まだ受賞もないし、お祝いもないから、と言う理由でした。
コーちゃんのリサイタルの人気は、回を重ねるごとに高まりました。日数を増やしたロングリサイタルにしてもチケットが手に入らず、プラチナチケットと呼ばれました。
そんな活躍の一方で、愛する夫のために、妻としての仕事も怠ることのないコーちゃんでした。さらに、内藤法美をことあるごとに、売り込むこともしていました。
コーちゃんは、内藤は素晴らしい音楽家なので、世の中の人に知って欲しい。そのために、時子にマネージャーをお願いしたい、と頼みました。
時子は、「私は、口べただし、愛想もない、マネージャーに向いてない」「コーちゃんだから、やってこられた」と、断りました。
コーちゃんは、「ごめん」と、謝りました。そして、マネージャーは無理だとしても「作詞家、岩谷時子としてはどう?」と、意外な提案をしました。
コーちゃんは、愛する夫のために、一体何を思いついたのでしょうか。
「越路吹雪物語」第53話の感想とまとめ
コーちゃんは、浅利慶太とのコラボで、新たな歌の表現力が加わり、新たな魅力が増した、ようですね。
そのため、リサイタルは評判となり、チケットを求める長蛇の列ができます。
ファンの要求を満たすために、11日間連続公演のロングリサイタルもしていますね。
それでも、チケットは入手困難で、プラチナチケットとなるのですから、コーちゃん人気は、本当に凄かったのですね。
その一方で、内藤法美は、自身も言っているように、縁の下で支えている役目なので、なかなか世間の目に、とまりません。
内藤の実力や才能は、傍にいるコーちゃんが良く知っているだけに、何とかしたい、と言う気持ちが大きいのですね。
時子に、内藤のマネージャーを断られたので、新たなアイデアが閃いたコーちゃんです。
どんな方法で、内藤法美を世の出そうと、考えているのでしょうか。