半分、青い。50話(第9週「会いたい!」)です。律は、宇佐川教授の研究室に閉じ込められます。生徒がやって来て、ロボットの事情が分かりました。
律は、将来、ロボットを開発する夢を持ちました。一方、すずめの恋が、秋風塾のテーマになります。そこで、すずめは、秋風から、現実を教えられました。
半分、青い。50話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
萩尾 律:佐藤 健
朝井 正人:中村 倫也
秋風 羽織:豊川 悦司
菱本 若菜:井川 遥
小宮 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
中野:河合 克夫
野方:猫田 直
語り:風吹 ジュン
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半分、青い。キャスト一覧
半分、青い。50話ネタバレ、あらすじ
律は、大学のロボット研究室で、宇佐川教授に言いました。「たとえば、片耳が失聴していたとして、それの助けになるようなことは」と。
教授は、「なるほど、あり得るかも」と、言いながら、入り口のカギを閉めました。
宇佐川は、「何で、ロボヨがピアノを弾いていたと、思うかい」「学生と言う名の魚を、釣るためです。君は、釣られた魚なんだ。この研究室に入ってね」と、怪しく律に迫って来ました。
律が、入り口へ向かおうとすると、宇佐川が、右へ左えと、律の行く手に、立ちはだかります。
その時、入り口のドアがノックされました。「先生、いるんでしょ。開けてください」と、女性の声です。宇佐川は、舌打ちをして、ドアを開けました。
ロボットの現実
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
入り口から、3人の作業服を着た学生が、入ってきます。一人は、女性です。彼女が、律を見つけて、「あっ、また、いたいけな学生を監禁して、勧誘していますね」
「いくら、宇佐川研究所が弱小で、潰れそうだからって、大学にバレて、問題になりますよ」と、教授を責めました。
二人の男子学生は、ロボットの実験が上手くいかないと、宇佐川に報告します。女子学生は、汗をかいて体が臭くなるので、シャワーを付けてくれ、と言います。
律は、この研究室が、弱小であることに、驚きます。世界で初めて、二足歩行ロボットを開発した、宇佐川乙郎です。
律は、研究室は人気で、学生がいっぱいいると、思っていました。ロボットは、夢がイッパイだと。
男子学生が言いました。「ハッキリ言おう。夢しか、ないんだ」「アトムやスターウオーズ、宇佐川先生に、憧れて、ここの門を叩く者は多い」
「しかし、ある時ふと、就職を考える。ロボット産業を親に言って、分かるか。これからの産業は、バイオ、コンピューターだ」
「ロボットの会社があるのか。あっても、その会社の初任給は、どうだ。先行きが不安」「そこで皆、この研究室の前で、踵を返すのです」と。
ロボットと宇佐川教授
「1990年、ロボット産業は、まだ、海のものとも、山のものとも、分からない時代でした』
律は、「そ言う、これから来るとか、初任給とか、関係ないです」「ロボヨの”ふるさと”と、先生の話に感動した部分があるので」「また、ここへ来ても良いですか」と、言いました。
いままで、肩を落としていた宇佐川は、急に元気になり、「もちろん、もちろん」と、喜びました。
そして、山積みになっている本をとり、律に渡しました。「ロボット革命」という本で、宇佐川教授の書いた本です。
律は、「ありがとうございます」と、受け取りました。宇佐川が、女子学生に、お代をと言うと、「2850円頂戴します」と、彼女が、本屋の店員のように、頭を下げました。
律は、「アレッ」と言うような顔をして、「はい」と、言いました。
律、ロボットの夢
イルカ公園で、律が、ロボットに関する話をしています。「ロボットは、日本が一番。キリスト教圏では、人型ロボットに反発がある。神がそれを許さない。
日本には、神がいないからロボットが発展した。ロボットには、夢がある。初任給は、安いけど」と、一人で、語り続けます。
律は、ロボットに夢のカケラを見つけた。将来、ロボットを開発したいと、言いました。
すずめは、ベンチに座って、律の話を聞いていましたが、何にも頭に入りません。何も心が動きません。
律が、「何が、あった?」と聞くと、「私、恋をした!」と、すずめが答えました。
「ふぎょぎょ。またか」と、律が、驚きます。すずめは、「私がいつ、誰に恋をした」と、反論します。高校時代に、新聞部の小林に恋をしたことなど、すっかり忘れていました。
「今度は、付け耳しないように」と、律が忠告します。「あの頃の私とは違う。今回は、絶対にいける」と、すずめが言い切りました。
律が、「絶対に?」と、聞き返すと、「きっと、いける」と、すずめが、少し修正しました。
スズメの恋
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
オフィス・ティンカーベルでは、秋風塾が実施されています。「何を捉えるか、何をどう捉えて、日々を過ごすか」が、重要だと、秋風が説明します。
秋風が、ホワイトボードに、「スズメの恋」と、テーマを書きました。スズメは、プライバシーの侵害だと、反論します。
なぜか、スズメの恋の話が、公になり、集まった全員が知っています。秋風は、「お前の口が、羽より軽いからだ」と、笑いました。
「私は、この話は、いろんな人にしたが、先生にだけは、していない。何で、知っとる」と、訛りが出ました。
「なぜ、そう言う時、岐阜弁になる」「なんか知らんが、腹立つわ。やってられんわ」と、秋風が、河内弁になりました。
すずめが、言います。「ハッキリさせたいのですが。この話、裕子には、しました。ボクテにも、しました。菱本さんにも、しました」と。
裕子とボクテは、首を振ります。菱本は、髪をいじり、よそを向きます。「寝物語か」と、すずめが、納得しました。
すずめの言葉が聞こえた秋風は、秋風羽織から美濃権太に戻って、河内弁で、激しく文句を並べ立てました。
秋風の講義
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
秋風の講義が、始ります。「ある日、すずめは、喫茶”おもかげ”に出向き、私の厳しいレクチャーに、うなだれていた。
そうしたら、あの”ふんわり”した彼がいた。チョコレートパフェを作ってくれた。そして、パフェの上に飾る、デコレーション用の花火を買いに、走ってくれた。
しかし、季節は、まだ夏の前。なかなか花火は見つからず、戻ってきた時には、パフェは完食。会計を済ませて、”おもかげ”から、すずめが先に出る。
その後、正人が追って出てきて、”すずめちゃんの喜ぶ顔、見たかった”と言う。そして、花火をくれたので、”一緒にやりませんか”と、すずめが言う。
すると彼は、”えっ!”と、一瞬驚いて、”いいよ”と、言った」
正人の社交辞令
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
秋風は、ここからが、問題だと、言いました。「いいよ、と言ったのは、いつのことだ」と、すずめに聞きます。1週間くらい前、とすずめが答えました。
「その後、どうなった?花火は、いつするのか?正人は、すずめの電話番号を知らないのか?」と、秋風が、質問します。
正人からの電話は、あれ以来、かかってきません。秋風が言います。「すずめ君、教えてあげよう。今度一緒に、と言って、イヤだ、と言う男性は、この世には、いない」
「暇になったら電話するね、と言われたら、その人は、一生、暇にならない」「人は、中学3年過ぎたら、社交辞令というものを身に付ける」と。
菱本が、「先生!」と、秋風を止めました。うなだれた、すずめを見た秋風は、チョッとビックリします。
「泣いているの?」と、すずめに、声をかけます。「泣いてないです。心が泣いているだけです」と、すずめが、言いました。
すずめは、「皆が、うすうす思っていたのでは」「1週間も電話がないなんて、これは、ただの社交辞令だったんだ」
「すずめ、可哀そう」と、思われていのでしょうか」と、言いました。みんなは、ジワーッと、顔をそらしました。
その頃、誰もいない秋風ハウスの電話が、鳴っていました。「留守か」と言って、正人が、電話を切りました。
半分、青い。50話ネタバレ、感想
律は、ロボットに、興味と夢を持っていますが、世間的には、人気がありませんね。まだ、現実的には、ロボットが、活躍していません。
もう少しすると、自動車の組立工場などで、大活躍するのですが。しかし、人型のロボットは、更に、もう少し後になりますね。
ソニーのアイボやホンダのASIMOなどが、登場してきますね。しかし、当時は、そんなことは、分かりません。
律のように、夢を持った人が、開発を続けたのでしょうね。
一方、すずめは、公開恋愛講座みたいに、なりましたね。純粋なすずめなので、恋のやり取りも、大人の付き合いも、まだまだですね。
しかし、秋風先生が言うような人ばかり、ではないことも、あるのではと、思うのですが。。。