半分、青い。96話(第16週「抱きしめたい!」)です。涼次は、新婚なのに、夜遅くまで騒いで、さっそく午前様です。お詫びに、昼の弁当を作りました。
すずめは、100円ショップのアイデアを出しますが、フランチャイズ制度では、自由にできません。すずめのアイデアを聞いた光江は、一大決心をします。
呼び出しブザーで、すずめを呼び、光江が、すずめに伝えました。
半分、青い。96話ネタバレ、あらすじ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、100円ショップ大納言で、仕事をしています。昨夜の騒ぎで、寝不足のすずめが、あくびをします。
「それは、災難だったね。結婚していきなり、涼ちゃん午前様。」と、田辺が慰めます。「ありえない。」と、すずめが、愚痴を言います。
そこに、噂の涼次が、お店にやって来ました。「ご無沙汰しています。」と、田辺に挨拶をします。しかし、すずめは、ブスッとした顔をします。
「すずめちゃん、昨日、ごめんね。遅くまで。」「これ、お詫びにってワケでもないんだけど、お昼ご飯作って持ってきた。」
「田辺さんも、どうそ。」と、涼次が、包みを差し出しました。田辺は、嬉しそうに、手を出します。すずめは、ちょっと嬉しそうに、顔が緩みました。
涼次、藤村家に弁当
藤村家にも、涼次のお弁当が、届いていました。三オバは、一斉に歓声を上げます。
「わー、すごい。キレイやな。」「千駄ヶ谷監督のところにいるうちに、腕上げたなあ。」と、光江が喜びます。
「元住吉だよ、お姉ちゃん。」と、麦から、すかさず突っ込まれました。
すずめ、100円ショップのアイデア
すずめは、100円ショップの商品を見ながら言います。「あれも100円、これも100円。みんな100円。」田辺は、100円ショップだからと、当たり前のように言います。
「だったら、品物以外の物を、100円で売るって言うのは、どうですか。」「たとえば、OLやサラリーマンが、ストレス解消のために、廃棄処分のお皿を割る。100円。」
「涼ちゃんが、ここで歌う。それで、100円。」「100円で売りたい人が、品物を売る場を提供する。」「鏡に自分の顔を映すと、自動的に『今日もキレイだね。』と言う。」
そこで、田辺が言います。「すずめちゃん、そんなに簡単じゃないよ。光江ちゃんが主だった頃は、何でもできた。」
「でも、今は、大納言フランチャイズ。チェーンだから。棚に入れる商品も決まっている。商品の販売計画もある。」
「自分で考えては、ダメなのか。」と、すずめは、思いました。
100円ショップ誕生秘話
光江の帽子教室では、生徒が雑談ばかりしています。光江は、その様子を見ながら、3年前のことを思い出していました。
1997年、藤村家の居間、たそがれ時です。「姉ちゃん、もうムリなんだよ。」と。めありが言います。
「なんや、お父ちゃんの代から続いた店、潰せ言うんか。」と。光江。めありが、今月の売り上げを見せます。3個で、8600円でした。
麦が、言います。「でね、光江ちゃん。時代も不景気だし、これから100円ショップが、来るんじゃないかな。」「これ、100円ショップフランチャイズ大納言の申込書やけど。」
「なんや、あんたらグルか。」と、光江が言いました。『グルです。』
すずめ、漫画家時代は自由だった
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100円ショップの奥の事務所で、すずめは、まだアイデアがあると、言います。「でも、大納言のシステムは、多少窮屈だが、自分で考えないで済む。」と、涼次が説明します。
しかし、すずめは、自分で考えたいと言う方でした。すずめは、漫画を描いていたとき、真っ白の紙に、なんでも自由に描いてよかったのです。
「それは、きっと、秋風先生のおかげだよ。」「映画の世界もそうだけど、普通出版社は、売らないといけないので、いろんなことを言ってくると思う。」
「主人公は、こうしろとか、こういうネタを描けとか、いま流行っているのは、こうだからとか。だって、売らないと、商売だから。」と、涼次が言いました。
秋風は、すずめの心に湧き上がってくるものを大事にしました。すずめを信じて、待ってくれました。「それは、秋風先生が、いろんなものから、すずめちゃんを守ったんだよ。」と、涼次が言いました。
すずめ、秋風に守られていた
夜、喫茶「おもかげ」に、菱本がやって来ました。中には、すずめが待っています。「すみません。呼び出したみたいに、なちゃって。」
菱本が、言います。「電話くれて、ありがとう。会えて嬉しい。」「涼ちゃんさんが、言う通りね。先生は、あなた方を守ったわ。」「そのための秋風塾だった。」
「今だから言うけど、あなたの『一瞬に咲け』、中盤になって、読者アンケートの結果が思わしくなくなった頃、出版社からストーリーの変更の打診があったの。」
「イケメンたちに取り囲まれる、ヒロインのコメディにしてくれと。」
「秋風は、それは『一瞬に咲け』ではない。あの物語をそんな風にしてはいけないと、最後まで戦って、あなたの『一瞬に咲け』を守ったのよ。」
そんなことがあったことを、すずめは知りませんでした。
自分の空を見つけなさい
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すずめは、ティンカーベルを出るときに、言いました。「飛べない鳥が、飛べる鳥を見上げながら、下を歩くのは、ごめんだ。人生に、曇りの日が増える。」
「私は、私の人生を晴らしたい。曇り空を晴らしたい。私は、私の人生を生きる。」と。菱本は、言います。「自分の空を見つけなさいよ。」
「あなたの空が、きっとある。」と言う菱本の言葉に、すずめの目から、涙がこぼれました。
光江、すずめの漫画に感動
すずめは、家に戻り、料理をしながら、「私の空はどこだ?」と、考えます。その時、呼び出しのブザーが、鳴りました。
すずめは、母屋の和室に行きます。光江が、待っていました。光江の目には、涙がたまっています。「ええ話やなあ。涙のうては読めん。これや。」
光江が、すずめの漫画「一瞬に咲け」第6巻を出しました。涼次に、借りたと言います。「わては、感動した。」「なんで、やめたの。」と、聞きます。
”
「潮どきかなって、思ったんです。」と、すずめが言うと、「一緒やな。うちも潮時かなあ思って、”3月うさぎ”辞めた。」
「”3月うさぎ”って帽子屋、いい名前やろ。”不思議の国のアリス”のうさぎから、お父ちゃんがとった。」と、父親の写真をすずめに見せました。
すずめ、店長になる
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写真には、父親と一緒に、小さな光江が写っています。光江は、父親が作った帽子をかぶっています。
「さっきな、田辺はんから仕入れのことで、電話があった。あんた、いろいろ、おもろいこと言うたそうやな。店のアイデア。」
「すみません、フランチャイズというのが、よく分かっていなくて。」「いやいや、これを機会に、フランチャイズ、辞めようと思ったんや。」
「大納言というけったいな名前も終わりや。ステキな名前、考えようや。二人で。」と、光江は、すずめの手を取りました。
「あんたは、明日から店長や。」「あんたに、あの店任せてみようと思って。」「あんたが、あの店の社長や。」
半分、青い。96話ネタバレ、感想
結構な話になりましたね。すずめ、店長、社長の任命です。元々アイデアで勝負してきた、すずめですから、いろんなことを思い付きます。
ただし、思い付きですから、すべて採用のレベルでは、ないですね。その判断を誰かが、しっかりしないと、とんでもないことになりますね。
さて、どんなお店になるのでしょうか。予告では、涼次が監督をするようですが、大丈夫なんでしょうか。
一方、”不思議の国のアリス”のうさぎですが、白ウサギですね。アリスを不思議の国へ導くことになります。
帽子屋は、このウサギから名前が付けられました。しかし、商売の方は、導いてくれなかったようですね。
半分、青い。96話キャスト
森山 鈴愛:永野 芽郁
森山 涼次:間宮 祥太朗
菱本 若菜:井川 遥
シロウ:東根作 寿英
田辺 一郎:嶋田 久作
藤村 光江:キムラ 緑子
藤村 麦:麻生 祐未
藤村 めあり:須藤 理彩
語り:風吹 ジュン