半分、青い。80話(第14週「羽ばたきたい!」)です。すずめは、秋風に救われました。おかげで、月刊アミーに、穴を開けることもなく、すみました。
すずめは、疲労と睡眠不足から、倒れます。2週間後、発売された月刊誌の漫画は、好評でした。すずめは、中断していた「いつか君に会える」を仕上げます。
そして、岐阜の仙吉に、電話をしました。
半分、青い。80話ネタバレ、あらすじ
すずめは、秋風が描いた「月が屋根に隠れる」を見ました。表紙には、すずめと秋風の名前が、並んで書いてあります。
すずめは、秋風の名前と並んでいる自分が、信じられないと、感動しました。
「難航して、そのままになっていた”月屋根”だ。いい話だと、思っていた。私なりにストリーにして、アレンジして描いてみた。勝手に、すまなかった。」と、秋風が言いました。
すずめ、倒れる
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、月刊アミー編集者の東と、原稿を読みます。読み終わった東は、「これは、素晴らしい。」と、喜びました。
すずめは、「すごい。これが、プロだ。」と言い、膝から崩れ落ちました。
ゆうこに連れられて、すずめは、自分の部屋のベッドに、寝ました。「とりあえず、すずめ、寝よう。休もう。」
横になった、すずめが言います。「ゆうこ。先生の原稿、凄かった。迫力あった。先生は、本物の力で、人の心に迫る。先生にやられたら、みんなまいってしまう。」
「私は、ニセモノのでしかない。もう、講談館出版の原稿、どうしよう。」と、、空ろにしゃべるずめを、ゆうこは、抱きしめました。
「寝てくれ、すずめ。今はもう、何も考えずに、休んでくれ。」「そうか、寝ていいんか。」
ボクテの訴え
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
眠り始めたすずめの中指を、ゆうこが見ます。「すずめ、頑張ったね。ペンダコ、凄い。」と、ゆうこは、すずめの指に、キスをしました。
オフィスで、ボクテが言います。「この際ですので、上から目線でも、なんでも言わせて頂きますが、すずめちゃんを漫画から開放してあげてください。」
「あの時、僕がすずめちゃんの『神様のメモ』をパクって破門され、そして、ゆうこちゃんも結婚して、ここを出て行き、すずめちゃんは、先生の期待を一人で担おうとしたんではないでしょうか。」
「すずめちゃんは、秋風塾の最後の一人残った弟子だったんです。何とか、先生に応えようと、していたんです。」
菱本も、「そればかりではないですけど、それは大きいのではないかと、私も思っていました。」と、同意しました。
秋風は、声に出さず、「そうなの。」と、口を動かしました。
すずめ、仙吉に電話
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
2週間が、経ちました。
『すずめと秋風羽織の”月が屋根に隠れる”は、好評を博しました。そして、すずめは、途中になっていた”いつか君に会える”を最後まで、仕上げていました。』
楡野家の電話が、鳴ります。茶の間で、ギターの弦を張り替えていた仙吉が出ます。すずめからでした。
「お爺ちゃん、すずめな、思ったほど才能なかった。」「まあ、そういうことも、あるやろう。お爺ちゃん、専門的には分からんけど、この前の”月が屋根に隠れる”見事やったぞ。」
「あれは、先生が描いてくれたんや。まあ、私のアイデアやけどな。」「自慢や、自慢の孫や。でー、どうした。」
「お爺ちゃん、誰にも言わんといてな。私、まあアカンかもしれん。」「漫画家、まあアカンか。まあ、しようがないな。東京へ出て9年頑張って、本も何冊か出して、まあ御の字や。」
「ほやけど、お爺ちゃん、私、漫画辞めたら、どうやって生きていこう。」「まあ、こっちへ帰って来てもいいし、帰って来るのイヤやったら、そっちで、他のことすればいい。」
仙吉、過去を語る
「すずめ、お爺ちゃん若いとき、いまのお前よりも若いとき、戦争に行った。日本負けて、ビックリしたわ。それで、見つかったら捕虜になる。生きていけん。
お爺ちゃん、現地の人にかくまってもらってな。2週間くらいやったか、穴ぐらみたいなところに、隠れて暮らした。太陽の光も見えん、ずーっと暗いんや。
見つかったら、生きていけんので、出ていけん。ほやけどな、太陽の光のかげんで、1日のうち15分だけ、光が射すんや。
太陽の傾き具合で、ほんとに1日のうち15分だけや。15分光が射すだけで、人はそれを楽しみに、生きていけるんやと思ったよ、その時。
要はな、すずめ、どうにでもなるぞ。大丈夫やってことや。人間はな、強いぞ。すずめは、ことのほか、強いぞ。」
携帯電話から聞こえる仙吉の歌
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、初めて聞く仙吉の話に、元気づけられ、涙を流しました。「お爺ちゃん、弦張替えたんやろ、1曲歌ってくれ。」
すずめのリクエストに、仙吉は、ギターを弾きながら、歌い出しました。すずめの就職祝いに歌った、「あの素晴らしい愛をもう一度」でした。
「命かけてと誓った日から すてきな想い出残してきたのに・・・あの素晴らしい愛をもう一度」
右の耳に当てた携帯電話から、流れてくる仙吉の歌に、涙を拭いながら、一緒に口ずさむ、すずめでした。
半分、青い。80話ネタバレ、感想
すずめと秋風共作の漫画が、できましたね。菱本は、こういうこともあろうと思って、危機管理という意味で、秋風が描いていたと、言ってますね。
月刊アミーに、穴を開けなくてすみました。すずめもホッとしたのでしょう、倒れてしまいましたね。
まあ、すずめの才能というか、能力も限界ですね。自分と秋風との差を感じたと思います。仙吉さんにも相談していたようだし、漫画家を辞める決心でしょうか。
東京に残って、何か仕事を探すのでしょうね。これからまた、すずめの次の人生が始りますね。
仙吉さんは、戦争体験を語らなかったのですが、思い出したくない、体験でしたね。でも、すずめには、勇気を与えたと思います。
仙吉さん、2度目の歌でした。すずめの農協の就職が決まった時、パーティで歌いましたね。加藤和彦・北山修の「あの素晴らしい愛をもう一度」でした。
半分、青い。80話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 仙吉:中村 雅俊
秋風 羽織:豊川 悦司
菱本 若菜:井川 遥
浅葱 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
東:丸 一太
語り:風吹 ジュン