半分、青い。101話(第17週「支えたい!」)です。涼次は、相変らず、布団から出ません。何もやる気が無くただ、ゴロゴロしています。
夜出かけると言って、すずめに不満をぶつけます。その夜、涼次が帰ると、すずめがいません。
遅くなって、三オバに付き添われた、すずめが帰ってきました。涼次は、すずめに離婚されると、恐れます。
すずめは、涼次が驚くことを言いました。
半分、青い。101話ネタバレ、あらすじ
喫茶「おもかげ」で、すずめは、ゆうこに耳打ちします。「わたし、多分、妊娠している。」
ゆうこが、「えっ!」と、驚きます。シロウもボクテも「えっ!」と、同時に驚きました。それを聞いて、すずめも「えっ!」と、ビックリします。
「私、今、ゆうこだけに言った。」「聴こえてる、すずめ、ボリューム調節がヘン。」すずめは、気付かすに、大声で、耳打ちをしていました。
涼次、働かず布団の中
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
藤村家の離れでは、涼次が布団に寝転んだまま、新聞を見ています。祥平が監督する「名前のない鳥」の記事でした。
涼次は、ため息をつきながら、新聞を放り投げました。布団の周りに散らかった、スナック菓子を食べました。
すずめが、仕事から帰ってきます。涼次が、「すずめちゃん、お金貸して。外で飲んでくる。」と、起き上がりました。
すずめは、黙って財布を見ます。1000円札が5枚、入っていました。3枚、涼次に渡しました。
涼次、自暴自棄の生活が続く
「働きなよ、涼ちゃん。」「何をやって?」「助監督の仕事、あるでしょ。」「永遠に監督になれない助監督なんて、やっても意味ないじゃん。」
「お金、家にいれてよ。」「いらないよ、こんなはした金。」と、涼次がテーブルに叩きつけた1000円札が、床に落ちました。
すずめは、お金を拾います。「私は、大納言で時給800円だから、私のほぼ4時間分。」「貧乏くさ。」と、言って、涼次は出て行きました。
すずめは、お腹が痛み出します。お腹に、手を当てました。「ああ、痛い。」
すずめ、お腹が痛くなる
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
藤村家の母屋では、光江が帽子教室をしています。そのとき、教室のブザーが鳴りました。
光江は、離れに行きました。すずめが、苦しんでいます。「すずめちゃん、どないしたん。大丈夫か。お腹か。」
光江は、慌ててブザーを鳴らし、麦とめありを呼びました。
すずめ、病院で診てもらう
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夜になり、涼次が帰ってきました。離れに入りますが、すずめがいません。涼次は、リボンが付いた袋をテーブルに置きました。
三オバに付き添われ、すずめが帰ってきました。真っ暗な玄関前に、涼次が座っていました。
母屋に入り、光江が説明します。「この子なあ、お腹が痛くなって、倒れたんや。」「ストレスか緊張で、一時的に痛んだって。」
「ごめん、本当にごめんなさい。」と、涼次が、頭を下げます。「僕が、このあいだの1件で、グダグダになって、何日経っても立ち直らないから、すずめちゃん、心労で。」
「あのね、涼ちゃん。」とすずめが言うと、三オバは、席を外すと、立ち上がりました。
涼次、すずめの妊娠に異常に喜ぶ
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「えっ、離婚。もしかして、離婚。別れ話を切り出されるの俺。やだ!」と、涼次は、慌てます。
「違う、違う。」「あっ、光江さんも麦さんもめありさんも、できたら、ここにいていただいて。」と、すずめが言うと、三オバは、いそいそと席に戻りました。
「涼ちゃん、私、子供が出来たの。」「まじすか。」と言った涼次は、「イエーッ!」と、両手を挙げて、大声で叫びました。
「ヤッター、子供。すっげー嬉しい。」「えっ、そんんなに?」「子供、欲しかった。すずめちゃんとの子供。チョー嬉しい。」
涼次は、すずめがビックリづるほど、喜びました。
涼次、映画を辞めて働く
「すずめちゃんはなあ、子供できたこと、あんさんに、よう言わなんだ。」「しばらく黙っとったんや。」と、光江が教えます。
「だって、涼ちゃん、いろいろ大変な時期やったし、監督になりたいのに、子供なんて、喜んでもらえないかなって。」
「そんなワケないよ。俺、すっげー嬉しいよ。」すずめを抱きしめ、「ごめんね。俺、目が覚めました。映画は辞める。」
「すずめちゃんと子供のために、俺が働く。」と、涼次は言いました。
三オバ、涼次の異常さに気付く
三オバは、台所で料理をしています。「あの喜び方は、ヤバイ。」「あの子は、この間あんなことがあって、今が辛いから。」と、麦が言います。
「それ、言うたらアカン。言葉にしたら、アカン。本当になってしまう。」「すずめちゃんは、気付いとらん。」「これで、ええ。」と、光江が止めました。
「でも、子供が出来たことは、本当に嬉しいんだよ。涼ちゃん。」と、めありが言います。「小さい頃、親亡くしているから、余計だよ。」
涼次、すずめの検診に行きたい
離れでは、すずめが、万華鏡を覗いています。「ああ、綺麗、万華鏡、涼ちゃんのおみやげ。」
「ああ、4センチか。ちっちぇー。」涼次は、エコー写真を見ています。「これが、動くの。今度、絶対一緒に、検診に行く。」
「泣いちゃうよ、涼ちゃん。きっと。」「多分。」と、涼次は、笑いました。
涼次、祥平に辞めることの挨拶
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オフィス・クールフラットに、涼二とすずめが、行きました。「祥平さんには、きちんと、挨拶をして辞めたいと思って。」
涼次は、スーツを着て、ネクタイを締め、祥平に会いました。
「じゃあ、これから、どうやって生きていく。」涼次は、結局、子供のために、100円ショップ大納言で、働くことになりました。
祥平は、「名前のない鳥」の脚本料を、涼次に渡しました。祥平は、涼次が映画監督としてデビューできるよう、動いていました。
「いいんです、もう。俺、決めたんで。」「今まで、お世話になりました。」涼次は、立ち上がり、頭を下げました。
『こうして、涼ちゃんの、長い長い夢が終わり、すずめとお腹の子との新しい旅が、始りました。』
すずめ、糸電話を送ってもらう
楡野家では、部屋で、仙吉が机に向かい、筆を走らせています。机には、名前が、ぎっしり書かれたノートがあります。
仙吉は、半紙に「森山かえで」と、墨で書きました。「うーん、いい名前や。」と、満足します。
宇太郎が、部屋を覗き、「何やっとりやす。」と、仙吉に声をかけます。半紙に書いた名前を見つけ、「まだ懲りてないか。すずめの子供の名前、付けるつもりか。」
晴は、居間で、すずめと電話中です。「5ヶ月やなあ。うん?あったかなあ。」すずめが、探して、送って欲しいと、丸くなったお腹を摩りながら、頼みました。
晴は、押入れの中の箱を探します。「あった!」
『いつの日か、お腹にいるすずめに話しかけた、その糸電話で、今度は、すずめが、自分のお腹の赤ちゃんに、話しかけると思うと、涙もろい晴さんは、もうダメですよね。』
晴は、糸電話を見つめながら、涙をこぼしました。
半分、青い。101話ネタバレ、感想
涼次は、ずい分荒れていますね。自分から祥平に、映画化をお願いします、と言ったものの、自暴自棄になっていますね。
しかも、すずめに離婚されるのは、怖いのですね。だったら、どうにかすれば、と突っ込みたくなりますが、それが人間ですね。弱いです。
そんな、苦しみの状況で、すずめの妊娠を知ります。異様な喜び方に、麦でなくても、違和感を感じますね。
涼次は、現在の苦しみから逃げるための、逃げ道を見つけた、のでしょうか。そうだとすれば、また、近いうちに、破滅がやってきますね。
麦も光江もめありも、そう思ったのでしょうか。すずめだけが、気付いていない、のでしょうか。
半分、青い。101話キャスト
森山 鈴愛:永野 芽郁
森山 涼次:間宮 祥太朗
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 仙吉:中村 雅俊
浅葱 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
シロウ:東根作 寿英
元住吉 祥平:斎藤 工
藤村 光江:キムラ 緑子
藤村 麦:麻生 祐未
藤村 めあり:須藤 理彩
語り:風吹 ジュン