半分、青い。110話(第19週「泣きたい!」)です。すずめは、朝起きて、知らない男が、目の前でご飯を食べているのを見て、驚きます。
草太のカツ丼作りの、修行に来ている健人です。健人は、すずめの部屋を使っていました。
ワコさんの病気が、分かりました。律は、そのために名古屋勤務をしています。すずめは、ワコさんの病気を知り、あることを律に、告げました。
半分、青い。110話ネタバレ、あらすじ
すずめは、一人で居間に寝ています。朝になり、物音で、目が覚めました。布団を敷いた横のちゃぶ台で、若い男が、ご飯を食べています。
「うーん、やっぱり日本の米は、旨い。」と、見知らぬ男が言います。すずめは、飛び起きました「ああ、ドロボウ!」と、叫びました。
すずめの知らない変な男、健人
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
朝の食卓です。若い男もみんなと一緒に、朝食を食べています。「やあ、ビックリしたわ。」と、すずめ。
「すみへんなあ。成田着いて、うわあ、和食食べたい、梅干食べたい、ぬか漬け食べたい、でも、ガマン。お母さんのが食べたい。」
晴は、嬉しそうに笑いました。「それで、帰って来よったら、ドーンとセイウチみたいに、寝てはりましてん。」
「ごめんね、ビックリしたね。」と、晴。「ちょっと、待って。コイツ何や。何人や。」「ジャパニーズ。」「何で言葉がチャンポンや。英語と日本語と関西弁と、メチャクチャやがな。」
「僕、アメリカ生まれのアメリカ育ちです。健人といいます。母親は関西人、父親は東京人でした。シアトルに、住んでいます。」
「あのね、すずめ。健人は、つくし食堂に、カツ丼の修行に、来ているのよ。」「何でお母ちゃん、標準語や。」「健人が、イケメンやからか。」
草太はカツ丼の師匠、健人が弟子
「健人は、草太のカツ丼を、アメリカに帰って、広めるんやと。2階の部屋で、暮らしとる。」と、宇太郎が、説明しました。
「ちょっと、待って。」すずめは、慌てて2階の自分の部屋を見に行こうとします。「いや、チョッと待て。アメリカナイズされとる。」と、仙吉が止めました。
「私、使っています。2階のボロ部屋。」晴も宇太郎も笑います。「晴さんは、イケメンに弱いでな。かなわん。」と、宇太郎。
草太が、来ました。「師匠、お休みいただきまして、ありがとうございますです。」と、健人が、正座して、草太に頭を下げました。
萩尾家の朝食に、すずめが訪問
萩尾家でも、朝食です。「すずめちゃん、帰ってきたの。」と、ワコさんが聞きます。「うん。」と、律が、返事をしました。
「あーらまあ。」「可愛い子、連れとって。」「ああ、カンちゃんね。カノちゃん。」その時、玄関のチャイムが鳴りました。
弥一が出ると、すずめでした。「おお、噂をすれば、すずめちゃん。」「お久しぶりです。オジサン、元気そう。ナイスガイや、ロマンスグレイや。」
すずめは、ワコさんに、ソラマメのおすそ分けを、持って来ました。弥一は、ワコさんが喜ぶと、すずめを中に招きました。
すずめ、元気そうなワコさんに再会
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「ああ、すずめちゃん。やっとかめやね。」「おばさん、元気そうや。体調が、あんまり良くないって、お母ちゃんに聞いて。」
「ううん、チョッとだけね。」「ほんでも、元気そうや。アッ、これもって来た。」「ああ、美味しそうなソラマメ。ありがとう、焼いて食べる。」
「アカン、遅刻する。」と、律が、急いで出勤しました。「いってらっしゃい。」と、すずめ。
「おばさんも、律が帰ってきて、嬉しいね。」「ずっと、やないけどねえ。私の病状が、落ち着くまで。」と、ワコさん。
弥一は、複雑な表情で、二人の会話を聞いていました。
ワコさん心臓病、いつまでもちつか?
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「そういうことや。言葉、気を付けといてな。」と、晴が言いました。「いつまでか、分からん。」と、つくし食堂にいた貴美香先生が、言いました。
「どこが悪いの。」「心臓や。拡張型心筋症と、言ってな、心臓が大きなってまう病気や。」「でも、すぐにってワケや、ないんやろ。」「うん、まあ。」
「みんな、知ってるの。」「ワコさん、お母ちゃんにだけ、言いやった、」「詳しいことは、ワコさんの一家と、私と、晴さんしか知らん。」
「なんで、お母ちゃんにだけ、言ったんやろ。」「本当に大事な人には、分かっていて欲しい。本当に好きな人には、甘えたいしな。」と、貴美香先生が、言いました。
律、ワコさんが病気で名古屋に転勤?
すずめは、喫茶「ともしび」へ行き、一人でコーヒーを飲みました。ブッチャーが、入って来ました。「なんや、一人でコーヒー、家でいる場所ないか。」
「出戻りは、きついなあ。」と、ブッチャーが、冗談を言いますが、すずめは、無反応でした。いつもと違うすずめに、ブッチャーの調子が狂いました。
「律は、いつも何も言わん。」「おばさんのことか。」「何で、知っとる。誰にも、言ってないのに。」「お前のお母ちゃんと、すずめは、よう似てる。」
晴は、話しませんが、表情で分かります。「すずめ、おかしいと、思わんか。アレだけ仕事のできる律が、なんで名古屋支社に来る。」
「それに、まだ、大阪のロボット研究チームのリーダーや。変やろ。どうしても、名古屋に来なアカンかったと、言うことや。その期間が終わったら、本社に帰る約束や。」
「治る病気やったら、見舞いに来るだけで、いいやろ。」
すずめ、律が言わないと嘆く
「触れるな、律の前で。あいつが、言い出さんかぎり、触れるな。」すずめの目に、涙が溢れています。
「卑怯やな。なんてことない顔をして。高校生のときのままの顔をして。この前、あんな風にはしゃいで、歌も歌って。」
「私だけ、何にも知らなんだ。私だけ、いつまでも子供や。ワコさん、亡くなってしまうか。」
その時、律が、ともしびに入って来ました。「おお、お揃いで。」と、二人を見ます。「えっ、マジ。また二人で、ケンカしてるの。」
「ガチ泣き?帰ろうかな。」と、律が言います。そこに、まさこが、コーヒーを、みんなの前に置きました。
ワコさん弾き語り、この広い野原いっぱい
萩尾家では、ワコさんが、ピアノの弾き語りをしています。「この広い野原いっぱいさく花を ひとつ残らずあなたにあげる 赤いリボンの花束にして」
弥一が、ワコさんの歌とピアノを聞いています。「アレ?2番、忘れちゃった。」「アッ、あれ、イニシャルつけて、じゃなかった?」「それ、3番。」
この歌は、ワコさんが、弥一と出会った頃、よく歌った歌でした。弥一が、2番を思い出したので、ワコさんのピアノに合わせ、二人で続きを歌いました。
「この広い夜空いっぱいさく星を・・・」
すずめ、律を支えたい
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ともしびで、すずめと律が、話しています。「ワコさんとは、普通に接して欲しい。ワコさんも、それを望んでいる。」
「りつ。律を支えたい。」律を見つめて、すずめが、言いました。
半分、青い。110話ネタバレ、感想
ワコさんの病気が分かりましたね。心臓が大きくなる病気です。ワコさん、今は元気ですが、突然、病状が変化するかもしれません。
律は、そのために、名古屋で勤務をしているのですね。しかし、あまり長引くと、転勤か出向か、分かりませんが、会社の許可が下りないですね。
ある程度の、残った時間が、告げらされているのでしょうか。
ワコさんが、森山良子さんのヒット曲「この広い野原いっぱい」をピアノで弾き、歌います。この広い自然を、ひとつ残らず捧げるので、あなたの手紙を書いてください、と歌います。
美しい、曲ですね。何か、意味があるのでしょうか。
ところで、岐阜弁の講座です。ワコさんが、すずめと再会して、「やっとかめ」と、言いました。
「やっとかめ」とは、80日目と言うことです。久しぶり、と言う意味にになりますね。
半分、青い。110話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:志水 透哉
楡野 仙吉:中村 雅俊
萩尾 弥一:谷原 章介
萩尾 和子:原田 知世
萩尾 律:佐藤 健
西園寺 龍之介(ブッチャー):矢本 悠馬
岡田 貴美香: 余 貴美子
まさこ:ふせえり
健人(けんと):小関 裕太