半分、青い。124話(第21週「生きたい!」)です。すずめは、岐阜犬の会話の試験をします。おしゃんべりも律のボイスチェンジャーも順調です。
ワコさんは、お客の相談にのって、元気になりました。
そんな時、ワコさんが、すずめにお願いをしました。それは、ワコさんからの頼みごとでした。
半分、青い。124話ネタバレ、あらすじ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、岐阜犬のテストをしています。「岐阜犬君、私はすずめです。」と、ぬいぐるみに向かってしゃべりました。
「あ、僕、岐阜犬。」「おお、しゃべった。今の気分は?」「気分と言われてもなあ。」楡野家で、パソコンに向かってしゃべっている、律や晴、宇太郎、ブッチャーたちです。
律が、ボイスチェンジャーで、音声を大きく変化させます。「おおー。」と、声が上がります。
律は、いろんな声を出し、みんなに聞かせました。「楡野 宇太郎でございます。」と、低音の宇太郎の声です。晴もブッチャーも楽しいそうに、変声を試しました。
すずめ、ワコさんに岐阜犬の役を頼む
すずめは、ワコさんに、岐阜犬の声をお願いします。「私が、その岐阜犬を?」「うん、ワコおばちゃんにしか出来ん。」
「私の読みでは、センキチカフェに来るお客は、やがて、岐阜犬に悩み相談を始める。悩める子羊たちを救うんや。」
「ワコおばちゃんは、昔から、語りたがりやった。金八先生みたいやった。」「この、バカチンが。」と、ワコさんが、モノマネします。
律が、岐阜犬の写真を見せます。「わー、可愛いなあ。」と、ワコさんは、喜びました。
ワコさん、岐阜犬のシャベリが始る
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センキチカフェから、カノが岐阜犬に話しかけます。「楡野 花野、カンちゃんです。」「岐阜犬です。わん。」と、萩尾家から、ワコさんが応えます。
「うわー、カワイイ。岐阜犬、ハグしていいですか。」「いいよー。」カノが、ぬいぐるみをハグしました。「ギユーされとる。」と、ワコさんは、嬉しそうにしました。
ワコさんを見て、律は、ホッとし、弥一は、ニコニコ笑いました。
ワコさん、女子中学生の悩みを解決する
センキチカフェで、女子中学生が、岐阜犬に話しています。「みんなが、私を避けとる気がして、友達もおらん。消えてしまいたい。」
「そんなんしたらアカン。友だちは、無理に作らんでもええ。その代わり、僕に会いに来て。」「えっ、友だち作らんでもええか。」
「ねえ、そこの君。五平餅焼けたよ。」と、すずめが、声をかけます。女生徒は立ち上がり、「ありがとう、岐阜犬。」と、言いました。
ワコさんは、パソコンの前で、微笑みました。
律、貴美香先生に報告する
岡田医院に、律が来ています。「絶好調や。」と、律。「絶好調か。最近、数値も安定してるでね。」と、貴美香先生。
「岐阜犬、良かったんやね。人は、仕事があった方が、やらなアカンことがあった方が、生きる。」「先生、このまま治ってしまうなんてことが。」
「うーん。」貴美香先生は、返事しませんでした。「少しは、眠れとる?」「すみません。」「今日に診察は終わり。コーヒー付き合わん。」
律、貴美香先生に打ち明ける
岐阜犬の前に、富子が、来ました。「岐阜犬さん。ご機嫌いかがかしら。」「この声は、西園寺さんの奥さん。」と、ワコさん。
律が、貴美香先生と、話しています。「あんなに強い人間なんて、いるんでしょうか。」と、律。「「ワコさんは、生きていくのが、上手やな。」
「人間やもん、辛い時も泣きたくなるときも、八つ当たりしたいときもある。病気の人も、そうやない人も、不安で逝ってしまいたいときもある。」
「ほやけど、楽しくなる時もある。嬉しくなるときもある。」「ワコさんも、調子が悪くて何日も食べられんときに、ほうじ茶を入れてあげたら、こんな美味しいお茶、飲んだことがないって。」
「ナチュラルボーイやなあ。」「そう言えば、昔、すずめに、幸せの天才って、言われたことがる。」「そうや、それや。幸せの天才や。」
律、生きるのヘタだ
「ほやけど、律君も大変やね。生まれたときから、岡田医院始って以来の綺麗な赤ちゃんで、勉強もようできて、ワコさんの王子やったな。」
「それで、すずめちゃんに、笛で呼ばれて、マグマ大使やろ。気が抜けんな。」「俺は、王子とか、マグマ大使とか、助かった。」
「そういうの与えられないと、どうしていいか、分からない。」「律君見ていると悲しくなる。キューっとなるわ。」
「あんまり綺麗で、悲しくなる。心もきっと綺麗や。」「まさか、俺は生きるのヘタだ。」
ワコさん、富子の長い話に付き合う
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センキチカフェでは、富子が、まだ岐阜犬と話をしています。「まだ、終わらんか。声かけれんな。」すずめは、焼き上がった五平餅を、仕方なく自分で食べました。
「そりゃあの子にしてみたら、あの歳で初めての恋。でもね、お相手が、アメリカ帰りで、妙な日本語で。今日は、店にいないみたいだけど、歳も下のようで。」と、富子。
「親に出来ることは、ああ、子供を信じてあげることかと。」と、ワコさんは、金八先生になりきって、話します。
「まあ、そうですか。」と、富子は、納得した様子でした。
律、川原でワコさんを思う
律は、夕暮れの川原で、石を投げています。見上げると、男の子が、母親と手を繋いで、土手の道を歩いて行きます。
手に持ったビニール袋には、ワコさんのクスリ袋が、入っています。「飲んだら治るもんでもないか。」と、律は、独り言を言いました。
すずめ、ワコさんに根菜スープを届ける
すずめが、萩尾家を訪ねました。「これ、根菜スープ、草太が作った。」と、すずめが、袋から出しました。「草太、朝から煮込んどった。」
「きょう、具合が良くて、すずめちゃんが好きな、クッキー作ったよ。」と、ワコさんが、缶を出しました。
「ふぎょぎょ。赤いのがルビーで、緑のがエメラルド、青はサファイア。」「小さいとき、すずめちゃん、赤いのダイヤと、言っとった。」
「あの頃は、宝石はみんなダイヤやった。」「律は?」「ああ、一回出かけると帰って来ん。糸の切れた凧や。」
ワコさん、すずめに頼みごとをする
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「あ、そうや、私、すずめちゃんに頼みがある。」と言って、ワコさんが、文箱を持ってきました。
中には、律の母子手帳や育児日記が、入っていました。「律が生まれたときから、ずーっと付けとった。」と、ノートを開きます。
日記には、写真一枚一枚に、綺麗な文字で。言葉が書いてありました。「これ、おかしいけど、律が、大きくなるまで、付けとった。」
「あと、弥一さんが、律の誕生日に、家族写真を撮ってた。18歳までかな。律が、東京へ出てから、なんとなく、やらなくなった。」
ワコさん、亡くなったときの頼みごと
「すずめちゃん、これ、おばさんが亡くなったら、律に渡してやってくれん。」「了解、いたした。」
「弥一さんに頼んでもいいけど、律に今渡してもええんやけど。」「アカン、おばさん。二人とも、泣いてまうよ。」
「そうなんやて。男の子は、弱虫や。やから、渡せん。」「わしは、泣かん。」とすずめは、潤んだ瞳で、微笑みました。
そのころ、律は、川原に座り、夕日に揺れる水面を見つめていました。
半分、青い。124話ネタバレ、感想
しゃべる岐阜犬のテストですね。通話も音声変換も上手くいっていますね。こんなアイデアは、珍しいので、お客にも好評のようですね。
ただ、相手をするワコさんは、大変かもしれません。いつ話しかけられるか、分からないからです。時間帯など決めておかないと、対応が難しいですね。
まあ、ドラマですから、心配はないのですが。つい、現実的に思ってしまいますね。
ワコさんは、仕事が出来て、みんなに必要とされて、すこし元気になったのでしょうね。
でも、すずめに、後のことを頼んだり、律の考え込む様子など、時期が迫っている伏線が、多くなりました。
仙吉さんのように、希望を持って逝く準備が、できているようです。
半分、青い。124話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:志水 透哉
萩尾 弥一:谷原 章介
萩尾 和子:原田 知世
萩尾 律:佐藤 健
西園寺 龍之介(ブッチャー):矢本 悠馬
西園寺 菜生: 奈緒
西園寺 富子:広岡 由里子
岡田 貴美香: 余 貴美子
健人(けんと):小関 裕太