半分、青い。133話(第23週「信じたい!」)です。すずめは、再び上京し、律は、家族で渡米しました。
それから、2年が経ちます。律は、帰国し、東京で勤務です。東京で住むアパートで、正人と再会しました。
アパート近くの川に、遊歩道があります。そこに、五平餅の屋台がありました。律は、正人と屋台に出かけます。そこで、思わぬ事が起こりました。
半分、青い。133話ネタバレ、あらすじ
律は、アメリカ赴任について、より子と話し合いました。より子と翼も一緒に来て欲しい、もう一度やり直したいと、律は言いました。
律は、より子と上手く話すことが出来、家族でアメリカに行くことになりました。
すずめは、カンちゃんにスケートをさせながら働くため、再び上京することになりました。
すずめと律は、ふくろう町を離れる前に、いつもの川原で、お別れをしました。そのとき二人は、初めて抱き合って、さよならを言いました。
律、アメリカ化か帰国し東京で勤務
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
それから2年が経ち、2010年の夏になりました。
『2010年、律君は、アメリカから東京に、戻ってきていました。』
律は、菱松電機東京本社の課長です。律は、書類を見ています。「早乙女さん、これ2割カットで収めてください。この予算は、出せません。」
『律君は、菱松電機経営企画部の課長になっていました。各セクションの開発や研究の予算管理をします。まあ、ようするに、予算の締め付け、時には、リストラのようなことも。』
予算をカットされた社員たちが、少し離れたところで、コソコソ話をしています。律は、パソコンを閉じて、窓の傍に立ち、外を眺めました。
「風の音が、聞こえん。」と、律は思いました。
律、アパートで正人と再会する
律は、緑のつたがからまるアパートに住んでいます。玄関のチャイムが鳴り、客が来ました。ドアを開けると、正人が、立っていました。
「おー。」「久しぶり。あれ、アメリカ帰り、ハグとかするんじゃないの。」「する?」と、言いながら、中に入ります。
「まだ、片付いてないけど。」洋間の部屋は、家具も整わず、ガランとしていました。「ごめん。なかなか来られなくて。これでも仕事忙しくてさ。」
『正人君は、法律関係の出版社勤務です。二人は、西北大学卒業後も、ちょくちょく連絡を取っていました。』
正人が探した律のアパート
「いやー、正人が探してくれたここ、最高。」「でしょう。俺さ、そこの川べり散歩するたびに、ここいいなあと思っていたの。」
「本当は、正人がここに、入りたかったんじゃないの?」「ううん、俺だけだったら面倒くさいもん。それに、律がここに住めば、遊びにこれるしね。」
「ここ、誰か来たりする?」「いや、誰も。」。正人は、テーブルの上の写真を見ます。笑っている翼が、写っていました。
「ねえ、知ってる?ここの住所。風の谷7丁目だよ。」「カッケーなあ。」
正人、律を気遣いながらしゃべる
「なんか、俺ばっかり、しゃべっている気がするね。」「あんまり、人としゃべって、いなかったからな。この前まで、英語だったし。」
「そうか、ぺらぺら?」「ぜんぜん、センスないし。最後まで、ダメだった。読めはするけど、しゃべれない。」
「あんまり、気を使わないで。」と、律。「ナチュラルに会話している、つもりだったが。気遣いが、にじみ出ていた?腫れ物に触る感、あった?」と、正人。
律のアパートに、宇佐川教授
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玄関のチャイムが鳴り、来客です。「来た、来た。」ドアを開けると、ロボットの被り物をした人が立っていました。宇佐川教授でした。
「結論から言うと、ちょっと難しい。」と、宇佐川教授。
『実は、律君の勤める菱松電機、この6月でロボット部を閉鎖してしまいました。』
「リーマンショックのせいで、どこのメーカーも守りに入ってしまった。とにかく、ロボットは、金がかかる。まず、切捨てられる。」
「いや、口がない訳でもない。だが、萩尾君。君がスタンフォードと菱松電機でやっていた、トルク制御のような研究は、もうやれない。あそこが、トップクラスだ。」
律、ロボット研究を進められない
「律は、どんな研究をしていたの?」「一貫して俺がやっていたのは、ロボットが、障害物を倒さずに、まるで人間のように柔らかくいなす、ロボット制御のシステム。」
「律君の研究は、素晴らしいものだった。」と、宇佐川教授は、律の手を強く握りました。
律の携帯電話が、鳴ります。宇佐川教授は、律の手を離しました。
「ああ、ちゃんと振り込んだよ。見てみて通帳。ああ、大丈夫?よかった。あ、翼・・・」と、律が言ったところで、電話が切れました。
「すいません。養育費の確認。」と、言って、律がテーブルに戻りました。
『律君は、アメリカに妻子を呼んだものの、やはりアメリカは、外国。より、家族のストレスは溜まり。一月前に離婚が成立しました。』
宇佐川教授は、ロボットの被り物をお土産に置いて、帰りかけます。そこに、女性が、尋ねて来ました。
怪我をした犬チロの飼い主が来る
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「五平餅!」と、女性が、川べりの道で、屋台のリヤカーを引いています。「五平餅は、いかがですか。」
律を尋ねてきたのは、小川友美でした。律と正人が、高校受験の時出合った、交通事故で怪我をした犬チロの飼い主です。
「えっ、あのワンちゃんの飼い主さん。」と、正人はビックリします。「チロは、あの後26年生きまして、先月天国へ行ったんですけど、長寿犬として、ギネス世界記録にもなりまして。」
「今日は、都内であったそのパーティの帰りなんです。これ、お二人に、記念品として、ぜひ。」と、友美は、チロの写真を渡しました。
「それと、来る途中の川べりで、五平餅の屋台があって。」と、友美が買ってきた、五平餅を出しました。
友美、五平餅を手土産に持って来る
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「五平餅の屋台。珍しい。」と、律は驚きます。「でも、律、友美さんと連絡とってたんだね。」「年賀状のやり取りだけ、させていただいて。」と、友美。
「お二人の、高校の受験を犠牲にして、ごめんあさい。私も子供が出来て、受験シーズンになって、初めて、どんな大変なことを、お二人にさせてしまったか。」
「本当に、ありがとうございました。」「いえー。」と、律と正人も頭を下げました。
律、五平餅の屋台ですずめに会う
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川べりの遊歩道に、五平餅の屋台があります。律と正人が、やって来ました。「おー、ほんとや。五平餅の屋台や。」「律君、岐阜弁になっとる。」
「じゃ、生二つ。」「あいよ。」と、女性が、返事をします。律と正人は、木陰のベンチに座りました。律は、何か気になり、「うん?」と、屋台の女性をを見ます。
顔を上げた女性いは、すずめでした。「あっ、お帰り、律。」「おまえ、おばさんに、なったな。」
すずめは、手に持っていた飲み物を、律の頭から、ぶっ掛けました。
正人、すずめと律を合わせる計画
家に帰った律は、正人に言われました。「律君、あれは、ないでしょ。おばさんなんて。」「正人も人が悪いよ。すずめが、この町にいるの知ってたなんて。」
「いや、サプライズだったんだよ。3ヶ月くらい前かな、駅の辺りで、屋台で五平餅焼いているすずめちゃんと再会してさ。」
「それで、今日、ディナーに、すずめちゃんとカンちゃん、呼ぶ予定だった。そこで、二人を合わせる予定だったの。」
「それなのに、もう律ときたら、五平餅、五平餅と。」「お前ら、付き合っているの。」「付き合ってないよ。俺、好きな人いるし。」
と、正人の好きな人の写真を見せられ、律は、驚いて、手で口を塞ぎました。
すずめ、美魔女スタイルで律に会う
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すずめのアパートです。すずめが、お化粧をしています。「ねえ、まだ?」と、カノが、催促します。「まだまだ、いけるとこまで、いくよ、」と、念入りにお化粧をする、すずめです。
律の家のチャイムが鳴ります。すずめとカノが来ました。「律。」「カンちゃん。久しぶり。」と、律が、カノを抱き上げました。
「お前、どうした。」。めかし込んだすずめを見て、律が言いました。「ふん、どうよ。おばさんやない。美魔女や。」
半分、青い。133話ネタバレ、感想
時の流れは速いもので、アッという間に、2年が過ぎましたね。しかし、やはり2年の歳月ですから、いろんなことが、あったようですね。
律は、アメリカから帰国し、東京本社で、課長です。東京で住む家は、なんと、あの正人が探してくれました。
そして、どうやら、律は、離婚したようですね。翼は、母親と暮らしているようです。
一方、すずめは、東京で、屋台で五平餅を売っていますね。ヒットエンドランは、どうしたのでしょう。岐阜犬のおもちゃは、売れたのでしょうか。
屋台をやっているというこちは、上手くいかなかったのでしょうね。この辺りは、これから徐々に、明らかになりそうです。
まあ、とにかく、2年の歳月は、大きな変化の時間だったようですね。これから、最終幕が、開くのでしょうか。
半分、青い。133話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
萩尾 律:佐藤 健
朝井 正人:中村 倫也
宇佐川乙郎:塚本晋也
小川友美:大西礼芳
語り:風吹 ジュン