半分、青い。140話(第24週「風を知りたい!」)です。すずめのヒントで、律は、そよ風扇風機を作ると、言い出しました。
律は、菱松電機に退職願を提出します。すずめ、律、正人は、風の計測をして、風を知ることから始めました。
そんな時、草太からすずめに、電話が入りました。
半分、青い。140話ネタバレ、あらすじ
律は、シェアオフィスで起業をするのに、何を作ればいいのか、全くアイデアがありませんでした。
すずめは、都会の病院へ入院する晴に、そよ風の扇風機を持って行ってあげたいと、言いました。すずめのコトバを聞いた律は、突然閃きました。
「それや、そよ風の扇風機や。そよ風の扇風機を作るんや。」
律、すずめにそよ風の扇風機の絵を頼む
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「そよ風の扇風機、絵を描いて、すずめ。こういうの、まず、ビジョンや。形があると、考えやすい。」
「分かった、描いてみる。そよ風の扇風機。」」と、すずめは、勉強中のカノが待つアパートに、帰りました。
カノは、カエルのオモチャで遊んでいます。「あんたは、何をやっとった。これ、2問目までしか、書いとらん。」と、すずめは、問題用紙を見ます。
「なんや、これ。ぜんぜん、分からん。」「小学2年の問題だよ。」と、カノが笑います。「まあ、いいや。あんたは、どうせスケート選手になる。」
律、扇風機を解体する
すずめは、カノの勉強を諦めて、スケッチブックを開きました。「何を描くの?」「扇風機。普通のとは違う。そよ風の扇風機だ。」
「秋風先生風に言うと、真実の扇風機。そういえば、秋の風を羽織ると書いて、秋風羽織。」と、すずめ。
「一見、余計なことをする時間も、回り道も、あっていいと思います。いろんなことがあって、全てが今に繋がっている。」と、秋風は、かつて律に言いました。
律は、扇風機を解体し、腕組みをして考えています。
すずめ、花びらが回る扇風機を描く
律が、メモをしたノートを見ていると、すずめからメールが来ました。すずめが描いた扇風機の絵です。「ふぎょぎょ。」。花のような扇風機です。
「えっ、ダメだった。」と、電話のすずめ。「ていうか、これは何だ?」「イメージは、花だ。花びらが回る。」「うーん、すぐには付いていけないが、いつか、ついて行けるよ。」
「花の真ん中に、そよ風の小人たちがおって、そのそよ風の小人たちが、風車を回すように、風をおこす。」
律、ロボットと扇風機を比較する
「本当に考えられるんか、そよ風の扇風機なんて。」「すずめ、俺をみくびるな。俺は、20歳のころから、ずっと、ロボットの研究開発をしてきた。」
「今、自分の家の扇風機を解体してみたけど、フン、ロボットに比べたら、扇風機なんか。」「律、感じ悪いぞ。」「気をつける。」
律、菱松電機に退職願を提出する
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
律は、菱松電機に、退職願を出しました。「君が、かつていた研究所の予算のカットや、リストラまがいのことをやらせて、辛かったことは分かる。」
「でも、2年くらいすれば、課長として戻ることはできるんだよ。」「いえ、僕は、一エンジニアとしていたいので。お世話になりました。」
律が、部屋から出て行こうとすると、部長が言いました。「萩尾君。君のような人材が、本当に、辞めるのかね。残念だ。」
律は、一礼をして、退室しました。
すずめ、律、正人、風を計測する
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
シェアオフィスの屋上で、すずめが、リボンを手にして、走っています。「風や、かぜ。」。律と正人は、すずめを見て、笑いながら風速計の準備をしています。
「おっ、風が来た。測るぞ風。」と、律。「こちら、1.57。」と、正人。「おー、1.73メートル。」と、律。「何が起こる。楽しそうや。」と、すずめ。
『風を測る。律君は、風の計測を始めました。理系の律君は、仮説を立てようとしています。自然に吹く風と、扇風機の風は、根本的に何が違うのか。』
すずめ、律、正人、風を知ろうとする
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
次に、室内で、扇風機の風を調べます。「圧倒的に、風の範囲は狭いよね。」
『三人は、風を知ろうとしていました。そして、お昼休憩中の津曲が、それをけなるそうに、見ていました。』注:けなるい=うらやましい、岐阜弁です。
律のオフィスです。「律の新オフィスいいね。始るね。」と、正人。「やはり、自然の風のほうが、当たる範囲が広いな。」と、律。
すずめは、カノを迎えに行く時間です。律から、本を借りました。流体力学の本です。「私は、風を知る。」と言い、帰りました。
すずめ、風を見つける
すずめが、廊下に出ると、正人が歌い出し、律が、ハモってきました。すずめは、二人の歌声を聴き、笑いながら帰りました。
『でも、すずめ、あの時のキズが、癒えていくような気がしました。』
正人にふられた時、律にふられた時、胸が痛く、息をするたびに、涙が流れました。
『長く生きていると、いいこともあるよね。痛かった思いでも、笑い話に、時が変えるね。』
すずめが、外に出ると、風が吹いていました。「ああ、この風や。」と、すずめが、気付きます。そして、急いで律に電話をしました。
「律、窓を開けて。この風や。」。律は、オフィスの窓を開け、風を感じました。
晴、家の匂いを味わう
楡野家の縁側でも、風鈴が、風に揺れています。晴は、目をとして、ゆっくり深呼吸をします。
「何や、どうしたん。」と、草太。「ああ、息を吸い込んで、家を味わっとく。お母ちゃん、家の匂い、安心するんや。」
「来週には、病院か。」と、晴。「すぐ、帰ってくるやないか。」と、草太。「りんご、摩り下ろしたろか。」
草太が、りのごを摩り下ろしていると、「草ちゃん。」と、晴が、言いました。
律、扇風機を失敗したら転職?
「退職願出した時、部長が、『萩尾君、本当に辞めるのかね。』と。その一言に、救われたような気がして。」と、律。
「あれがなかったら、菱松より大きなとこに転職して、見返してやる、みたいな気になっていた気がする。」
「俺は、ちっぽけなプライドの生き物だ。」「男は、わりと皆そうだよ。」と、正人。「人生と言うのは、根性なんすか。」と、律。
「俺、心のどこかで、もし扇風機を失敗したら、どっかに転職しよう、みたいな思いがある。俺は、根性ねー。」
晴、容態が急変し倒れる
アパートで、すずめとカノが、おなし格好で寝ています。すずめのケイタイが、鳴っています。気付いたすずめが、着信を見ます。
草太からでした。すずめは、部屋を出て、ケイタイに出ました。「どうした、草太。」「お姉、明日、帰ってこれるか。」
「お母ちゃんが、急変して、家で倒れた。」「えっ。」
半分、青い。140話ネタバレ、感想
律が、菱松電機を退職しましたね。大手企業の課長職を辞めるのですから、かなりの勇気と覚悟が必要ですね。普通は、なかなか辞められません。
ヘッドハンティングでもない限り、次の就職は、必ずランクが下がります。多分、大幅に。
それに、もっとハッキリした目途があって、辞めますね。家庭を持っていると、なおさらですね。
さて、開発の始めに、風の分析をしています。昔、、そよ風みたいな扇風機があったようですが、羽根の回転を変化させていたようですね。
現在は、羽根のない画期的な扇風機が発明されていますね。そんな、みんなが驚くような、扇風機を開発できるのでしょうか。楽しみですね。
半分、青い。140話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:志水 透哉
萩尾 律:佐藤 健
朝井 正人:中村 倫也
津曲 雅彦:有田 哲平
語り:風吹 ジュン