半分、青い。74話(第13週「仕事が欲しい!」)です。すずめは、律からプロポーズされます。すずめの返事は、「ムリだ。」でした。
それから、4年が過ぎます。すずめは、連載打ち切りとなり、アシスタントに逆戻り、引越し屋のアルバイトもしています。
連載が再開しないことを心配した晴は、すずめのお見合いの話もあり、勇気を出して、秋風に手紙を書きました。
半分、青い。74話ネタバレ、あらすじ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、夏虫駅で、律と5年ぶりに再会しました。京都へ帰る電車に乗る前、律が、「すずめ、結婚しないか。」と、突然のプロポーズをしました。
それから、4年後です。
『時は流れて世紀末、1999年の春。桜は舞い、そして、すずめは、28歳にならんとしていました。』
すずめ、連載打ち切り
すずめは、インクで爪まで黒くし、原稿のペン入れをしています。
あの時、「結婚しないか。京都に、一緒に行かないか。」と。律がいました。すずめは、しばらく考えて、「ごめん。ムリだ。」と、断りました。
「そうだよな。冗談じゃなくて、本気だったんだけど。俺とすずめは、そういうんじゃないよな。同じ日に産まれて、兄弟と言うか、ソールメイトと言うか、。ごめん。今のは、忘れてくれ。」
と、言って、律は帰って行きました。
「忘れられなかった。そして、そういうんじゃなくなかった。私は、律が好きだった。きっと。多分。絶対に。」
でも、あの頃は、ゆうこが結婚し、「私は、ここに居て、マンガ頑張ります。」と、すずめは、言っていた。
『そして今は、秋風先生のアシスタントに、また、舞い戻っているワケです。アンケート順位、急降下。打ち切り。仕事なくなる。食っていけない。たまに、引越し屋でバイト。漫画家の階段を転げ落ちていきました。』
すずめの後悔
喫茶「おもかげ」で、すずめとゆうことボクテが、集まっています。すずめが、「ああ、結婚すればよかった、あの時。律に、イエスと言えば良かった。」と、荒れています。
ボクテは、「すずめちゃん、一気は、アカンよ。」と言い、ゆうこは、「それ、もう、100回くらい聞いたよ。何回、後悔すれば、気が済む。」と、言います。
すずめは、あの時、京都へ行ったら、仕事が来なくなる、と思っていました。そして、何を隠そう、すずめは、そこから、グングン売れるつもりでした。
すずめは、売れたら、律に逆プロポーズしてやる、くらいに思っていました。
ボクテは、「すずめちゃんらしいよ。人生のイニシアチブは、自分でとりたい感じが。」と、言います。
それが、何でこうなったのか、分かりません。どんどん歳を取るばかりです。「あの時、律に、あんな風に言わなきゃ。」と、後悔するすずめです。
すずめの言い方
ボクテが、「それってさあ、お前とはムリ、って聞こえるよね。」と、言います。すずめは、「今はムリ。売れたら、迎えに行く、くらいの」と、言い訳をします。
ゆうこが、「どうして、そこまで言わなかったの。」と、聞くと、「言う前に、電車が来てしまった。」と、すずめが、言いました。
律、おめでたい
楡野家では、晴が、月刊ガーベラをめくっています。また、すずめのマンガは、載っていません。草太が、「一旦、連載打ち切られると、次始めるのは、なかなか大変なんだ。」と、言いました。
宇太郎は、充電期間というもので、芸術家は、仕方ないと、前向きです。しかし、晴は、すずめは、芸術家ではない、と思いました。
喫茶「おもかげ」では、まだ、三人で話をしています。すずめが、「描けない。何も、浮かばない。苦しい。」と、ゆうこに、こぼします。
一方、喫茶「ともしび」では、菜生とブッチャーが、話しています。菜生は、「やっぱり、行かんとく。」と、言います。
ブッチャーは、「本当に?律、寂しがるよ。おめでたいことやのに。お祝いしてやらんの?」と、言います。
しかし、ゆうこは、そもそも呼ばれていませんでした。
晴、秋風に手紙
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
晴は、思い切って、秋風に手紙を書きました。「あの子は、私からしてみたら、なんの変哲も無い、平凡な、でも、とても素直で優しい、いい子です。
いい夢をみさせてもらったと、思っています。あの子も、憧れの秋風先生のところで、10年近く修行させていただき、デビューもしまして、満足だと思います。
私は、やはり、女の幸せは、仕事ではなく、家庭に入り、子供を産むことかと、思ってしまいます。あの子にも、平凡でいいから、幸せな人生を掴んで欲しい。
あの子に、お見合いの話が来ています。地元の信用金庫の課長さんで、初婚、とてもいい話だと思います。すずめには、お見合い相手の写真を送っています。
もし、娘が先生に、相談するようなことがありましたら、どうか、私のこの気持ちを汲んでやってくださいませんか。私は、あの子に、結婚して、子供を産ませてやりたいのです。」
手紙を読み終わった秋風は、「はあー。」と、ため息をつき、一筋の涙をこぼしました。
すずめ、お見合いの話し
秋風ハウスの部屋に、すずめが帰ってきます。持ってきた、大きな封筒を開けます。写真に、手紙が添えられています。
手紙には、気楽な気持ちで、お見合いしてみませんかと、晴が書いていました。「何考えとる。」と、すずめがつぶやき、写真を見ようともしませんでした。
部屋のドアをノックする音がします。秋風でした。めったに無い訪問なので、すずめが驚きます。
すずめは、今日ゆうこと横浜中華街に、行きました。お土産の、チャイナ帽のお面を秋風に渡します。
すずめは、横浜の海を眺めていたら、ネタが浮かんだと、言います。タイトルは、「いつか君に会える」です。すずめは、初心にかえって頑張りますと、張り切って、秋風に言いました。
秋風、見合いを勧める
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
秋風は、すずめのベッドの上の写真を指差し、「それは、なんだ?」と、聞きます。
「これは、親がちまよって送ってきた。今さらお見合いなんて、時代錯誤。」 と、すずめがが説明します。
秋風は、貰ったお面をゆうくりとかぶり、「楡野、見合いしてみたらどうだ。」と、言いました。
すずめは、「えっ」と、ビックリましました。
半分、青い。74話ネタバレ、感想
すずめは、律のプロポーズを断りましたね。すずめは、まだ、漫画を続けたかったし、また売れる、いいものが描けると、その時は思っていましたね。
ならば、「ムリだ」なんて言わずに、「今は、もう少し漫画を続けたい。待って欲しい、」と、言えば良かったですね。
律も、理解して、待ってくれたと、思います。まあ、ドラマなんですが、実生活でも、ありますね、こんなこと。
ちょっと言葉が足りず、真意が伝わらなかったり、誤解されたりすること。教訓に、したいですね。
ところで、律が結婚するようですね。相手は、誰なんでしょうか。清でしょうか。
すずめも、お見合いの話で、秋風も勧めています。いいネタが浮かんできたのですが、どうするのでしょう。今のすすめに、新作は、できるのでしょうか。
半分、青い。74話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
萩尾 律:佐藤 健
西園寺 龍之介(ブッチャー):矢本 悠馬
木田原 菜生: 奈緒
秋風 羽織:豊川 悦司
小宮 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
シロウ:東根作 寿英
まさこ:ふせえり
語り:風吹 ジュン