半分、青い。154話(最終週「幸せになりたい!」)です。すずめは、裕子が亡くなったことを知りました。
何も出来なくなったすうめは、岐阜に帰ります。そしてて、弥一の家に行きました。
弥一は、元気そうですが、悲しみは、忘れられないと、言います。しかし、亡くなった人たちは、ここにいる、とも言いました。
すずめは、話を聞いて、ある決心をしました。
半分、青い。154話ネタバレ、あらすじ
引用元http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
ボクテからの連絡で、裕子が、亡くなったことがわかりました。
『君がいなくなって、私の世界は、半分になった。まだ子供の頃、片側だけの聴力を無くしたことよりも、何千倍もショックだ。
もう、君の見ることのないこの世界。裕子が、亡くなった。』
すずめ、実家に帰ってくる
すずめは、カノを連れて、楡野家に帰ってきました。
『子供たちは、春休みです。』
カノと大地は、家の中を元気に、走り回っています。「五平餅、食べるか。」と、草太が、声をかけました。はしゃぎまわっている子供が、寄ってきました。
「すずめも呼んだろか。」と、宇太郎が、言いました。晴は、黙って、首を横に振りました。
菜生とブッチャー、すずめを慰める
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、2階の部屋の隅に、座っています。裕子に貰った、スクールペンを手に取り、眺めています。
夜、菜生と、ブッチャーが、来ました。食堂に、三人が座っています。「間違っとるな。」と、ブッチャー。「うん、草ちゃんが、間違った。」と、菜生。
「草ちゃんが、姉ちゃんを元気付けようと思って、私ら呼んだ。ほら、何か面白いこと言わんか。」と、奈緒が、せかします。
「すずめ、これコショウやと、思っとるやろ。実は、砂や。ウソや。これ、しょう油やと、思っとるやろ。実は、・・・」
「何や知らん、あんたら見とったら、涙が出てきらわ。」と、すずめは、笑いながら、涙をこぼしました。
そんなすずめを、菜生もブッチャーも草太も、ただ黙って、見つめました。
すずめ、食事が喉を通らない
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、2階の部屋の隅で、膝を抱えて、ぼんやりと座っています。
「すずめ。」と、晴が、食事を持ってきました。「ちょっと食べた方が、いいんやないかと思って、おじや作ってきた。」
「ムリして食べんでもええ。食べとなったら、箸をつけてみて。」「お母ちゃん、ちょっと、おって。」
晴は、すずめの横に、座りました。すずめは、晴の肩に、もたれかかります。
「私、カラス嫌いや。」。外で、カラスの鳴き声が、聞こえています。「ちょっと、怖いわ。」「ほうか。カラスは、すずめの天敵やもんな。知らんけど。」
「裕子の名前、誰が付けたんかな。やっぱり、お母さんかな。」と言って、すずめは、涙をこぼしました。
晴と宇太郎、すずめがち直るまで付き合う
「あの子は、強い子や。」と、晴が、言いました。「きっと、立ち直る。」
「うん、ほうやな。」と、宇太郎。「立ち直るまで、付き合ったろうやないか。」
「まだ、俺たち親にできること、あるんやなあ。」と、宇太郎が、言いました。
「ティラミス、美味しかったなあ。あの時、ティラミス、初めてたべたわ。」。晴は、裕子にプレゼントされた、東京のイタリア料理店のことを、思い出していました。
律、すずめを待つ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「岩堀さんのところに、集まってきた部品が、これ。」と、スパローリズムで、津曲が、説明します。
「スイッチ、10ミリ。本体から、ボタンが飛び出すけどね。」「デザインのマイナーチェンジ。」と、律。
「私は、それも1つの決断だと思うよ。」と、津曲。「でも、本体に埋め込んで、スッキリ見せたい、と言うのが、すずめが拘っていたとこで。」
「でも、すずめちゃん、あの状態で、何にも決められないと思うよ。」「でも、スパローリズムは、僕ら二人の会社で。」
「この、そよ風ファンも、二人で作った扇風機なんで、僕一人では、決められない。」
「あいつを待つ。もう、40年、あいつを待っていた。ってことに、気付いたんです。」と、律が、言いました。
弥一、亡くなった人たちここにおる
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、萩尾家に行きました。ワコさんの写真に、手を合わせます。
「へー、これが、お母ちゃんの撮った写真。」。リビングに、弥一と貴美香先生がいます。「これが、私の撮った写真。」と、貴美香先生も見せます。
「でも、おじさんは、偉いね。強いね。ワコおばさんのこと、乗り越えて、ちゃんと生きとる。」
「私も、そう思っとった。ほやけど、そんなこと、なかった。いつまで経っても悲しい。最近、分かった。悲しみを乗り越えた訳でもなくて、悲しみと共に、生きている。」
「忘れられん。いつだって、涙が出る。ほやけど、生きとると、時は進む。いいことだってある。」
すずめちゃん、おじさん思うんや。「亡くなってしまった人たちが、いなくなった訳ではない。ここに、おる。」
「ほやな、先生も思う。生まれることも、亡くなることも、特別なことやないんやないかって。生まれることが目出たくて、亡くなることが悲しいってのは、乱暴なような気がする。」
「私、やっぱり、亡くなった裕子に、会いに行ってこようかな。」と、すずめが、言いました。
すずめ、亡くなった裕子に会いに行く
すずめは、仙台の浅葱家に、行きました。和室の、小さな祭壇に、案内されました。裕子の写真と、真新しい白い箱が、供えてあります。
「裕子、抱いていいですか。」と、すずめは、洋二に言いました。すずめは、白い小さな箱を持ちました。
すずめは、震える手で、小さな箱の裕子を抱きしめました。すずめは、涙が止まりません。黙って、泣き続けます。
写真の中の裕子は、穏やかに微笑んでいました。
半分、青い。154話ネタバレ、感想
裕子が、亡くなりました。すずめは、ふくろう町に帰りました。かなりのショックですね。食事も喉を通りません。
砂を噛むよう、と言いますが、こんな時、食べ物の味が、しなくなり、本当に喉を通らないのですね。
そして、菜生やブッチャーが、すずめを慰めようとしますが、そんな時は、ムリですね。やはり、時間が必要です。
一方、そよ風ファンも、まともな部品が、入りませんね。入手できるパーツで、なんとか作るのも、その場しのぎで、結果が望めません。
律は、すずめを待つことに、決めました。と、言っても、残り、あと2回です。こんな、重い状態で終わられると、ちょっと、きついですね。
半分、青い方の、晴々とした気持ちで、終わって欲しいですね。
半分、青い。154話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:上村 海成
楡野 仙吉:中村 雅俊
楡野 里子:咲坂 実杏
楡野 大地:田中 レイ
萩尾 弥一:谷原 章介
萩尾 律:佐藤 健
西園寺 龍之介(ブッチャー):矢本 悠馬
西園寺 菜生: 奈緒
岡田 貴美香: 余 貴美子
津曲 雅彦:有田 哲平
浅葱 洋二:山中 崇
語り:風吹 ジュン