半分、青い。148話(第25週「君といたい!」)です。すずめと律は、抱き合いキスをします。しかし、外で足音がしたため、飛び起きました。
すずめは、一瞬の出来事に動揺し、これから二人は、どうなるのか、心配しました。
すずめは、恵子が持ってきた請求書に驚きます。律の退職金が、無くなってしまうので、開発は、もう辞めようと、言い出しました。
律は、昔の出来事を思い出し、何かが閃き、考え込みました。
半分、青い。148話ネタバレ、あらすじ
すずめと律は、毛布に包まり抱き合っています。二人は、見つめ合い、そっと、唇を重ねました。
「ずっと、ここに来たかったような。ずっと、ここに居たような。」と、すずめが、つぶやきます。
廊下で物音がし、足音が聞こえます。「誰か来る!」と、すずめが、慌てて飛び起きました。人影が、通り過ぎて行きます。
「すずめ、隣の部屋じゃ。」と、律が言いました。
すずめと律、動揺を隠せない
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「どうしよう律。律と、こんなになってまうなんて、ものすごい気持ち悪い。」
「なんか、ムズムズする。かき氷食べて、キーンとする感じ。お婆ちゃんが言いよった、からすない。」「でも、お前が、キスしようとしたんだ。」
「違う。まつ毛にゴミが、付いとって、取ろうとした。」と言うすずめを律が見ます。「ウソです。」と、すずめ。
「私たち、これから、どうなる。」「すずめのテンションに、任せるよ。大丈夫、引き返せる。俺らは、小さくキスしただけだ。しかも、軽く。」
「軽かったか。そうか、まだ、大事には至ってないな。じゃ、そういうことで。」と。すずめは、治めました。
注:からすない=ふくらはぎがつること
恵子、請求書を持ってくる
入り口をトントンとノックし、恵子が、戸を開けます。「律君、おはようございます。」
「恵子さん、足音が全くしないですね。」と、すずめが、驚きます。「抜き足差し足忍び足が、得意なの。バレーやっていたしね。」
「おはよう、すずめちゃん。今日は、早いのね。」
『恵子さんは、女子力が、2点だけあって、二人の空気を、清々しいほど、キャッチしません。』
「朝から、こんなもの渡したくないんだけど。」と言って、恵子は、産業機械研究センターからの請求書を出しました。
すずめ、律の退職金がなくなると心配する
すずめが、請求書を見ます。「律、これ見て。律の退職金、なくなってまう。」「まあ、頑張る、焦る。きっと、こうだって言う羽根の形があるはずだ。」
「もう、5ヶ月やっとる。出来る保証はない。」と、すずめ。「保障のある発明なんて、この世にはない。」
「なあ律、考え直さないか。今だったら、まだ間に合う。律は、再就職できる。」「すずめ、そよ風の扇風機、どうするの。」
「諦めよう。」と、すずめ。「俺を、信じられないか。」「いや、傷が深くなる前に。律の退職金を使い果たす。」
「扇風機は、できる。菱松を辞めた、俺の覚悟を分かってくれ。それに、約束しただろ、晴おばさんに。」
律、扇風機のモーターを替えることに気付く
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「すずめ、晴さんは、生きている。ワコさんは、亡くなったけど。晴さんは、生きて、待ってくれとる。亡くなった人は、待ってくれない。」
「一緒に、ゾートロープ作った時だって、おばさんは、喜んでくれた。俺は、人に喜ばれるものを作りたい。」と言った律に、何かが閃きました。
「ああ、あれだ。全然、気付かなかった。すずめ、覚えているか。あの時、俺は、ゾートロープをレコードプレーヤーで、回しただろ。」
「あの時、33回転か45回転かで、迷っただろ。それだ。この扇風機も、回転数を変えればいい。」
「モーター自体を替える。ACモーターをDCブラシレスモーターに、替えるんだ。
律、DCブラシレスモーターを使う
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「いいか、よく聞け、すずめ。サルでも分かる。DCブラシレスモーターは、マイコンで、細やかな制御で、ゆっくりな回転が可能だ。」
「これを使えば、回転を遅くして、そよ風を再現できるかもしれない。」「DCブラシレスモーターで、検索。」。すずめは、パソコンで、DCブラシレスモーターの検索を始めました。
『さて、サルでも分かると、言われましたが、あんまり分からないお婆ちゃんですが、扇風機に、このDCブラシレスモーターを、低回転で使う。
それが、そよ風の扇風機のキメテ、となって行きました。』
すずめと律、そよ風の風を再現する
『開発に継ぐ開発。そよ風の扇風機に着手して、およそ7ヶ月。季節は、夏から秋、秋から冬。年をまたいで、2月』
柔らかい日が差込むテーブルの上で、扇風機が回っています。すずめと律は、一緒に並んで、扇風機の風を浴びています。
「そよ風の風だ。」「できた。」と、二人が、嬉しそうに言いました。。
「やったー。」「律、ここが、ゴールか?私は、いつだって、スタートが切りたい。いつだって、拓けている未来が、見たいのよ。」
「大丈夫だ、すずめ。ここからが、スタートだ。これから、商品として、売るんだ。」
そよ風ファンは、必ず大ヒットする
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すずめは、グリーングリーングリーンの緑の垂れ幕に、「そよ風ファンは、必ず大ヒットする。」と、書きました。
「ここは、縁起がいい。お母ちゃんの手術も成功したし、恵子さんのグリーンパンも売れに売れている。」
すずめは、緑色のパンを食べました。「うん、美味しい。美味しいものは、売れる。いい物は、売れる。人を幸せにする。生活を豊にする。」
「人に、幸せになってもらうことが、私たちの幸せ。」と、恵子も言いました。
「よし、資金を集めて、工場を押さえよう。」と、すずめは、決意をこめました
すずめ、資金集めを始めえる
「ワー、そよ風の扇風機、できたかね。」と、すずめから、資料を見せてもらった晴が、喜びました。
「どんなんか、早く見たいな。」と、宇太郎。「これから量産して売るワケなんやけど、資金を集めなアカン。」と、すずめ。
「お姉ちゃん、岐阜県民は、保守的や。借金もかけ事も投資もしん。」と、草太。
「いくら?」と、晴が聞きます。「いくら出せる?」と、すずめ。晴が、指を2本立てました。宇太郎が、晴の指を1本倒します。
「それ、単位は、百万?1千万?」と、すずめ。「そんなお金、あるかね。」と、晴が言いました。
津曲、スパローリズムに忍び込む
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
シェアオフィスの夜です。誰もいなくなったスパローリズムに、津曲が、入ってきました。
津曲は、そよ風ファンのスイッチを入れます。「ああー、これは売れる。」と、気持ちよさそうに、風を浴びます。
そして、パソコンを立ち上げました。パスワードに、「kancyan1223」と入力します。ログインエラーとなりました。
「sparrowrhythm」でもエラーです。「suzumenonamida」と、入力します。ログインできました。
津曲は、辺りを見回し、パソコンの操作を始めました。
半分、青い。148話ネタバレ、感想
すずめと律の初キス、長い時間を割いていましたが、あっけなく終わりましたね。ほんの、一瞬でした。
それでも、すずめは、大きく取り乱します。まあ、律も、同じようですね。こんな純情な二人が、よく結婚できて、子供まで生まれたと、感心しますね。
私たちのように、欲にまみれていない、と言うことなんでしょうね。まさに、朝ドラですね。
しかし、そのおかげ(?)か、律は、ゾートロープを思い出し、そよ風の大ヒントが、閃きました。
風が強いなら、羽根の回転速度を下げればいいと、単純に思いますね。それが、最後の大きな関門でした。
さて、これから資金集め、生産体制、販売ルート、など、まだまだ大変です。しかし、そよ風ファンは、完成しているので、プレゼンも楽ですね。
ただ、津曲が、怪しい動きです。パソコンから、資料やデータを盗もうとしていますね。さて、量産・販売は、どうなるのでしょうか。
半分、青い。148話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:上村 海成
萩尾 律:佐藤 健
津曲 雅彦:有田 哲平
加藤 恵子:小西 真奈美
語り:風吹 ジュン