半分、青い。150話(第25週「君といたい!」)です。スパローリズムで、出資者を集める作戦会議です。恵子が、シェアオフィスを会場にし、映像を流すアイデアを出しました。
すずめは、別れてから初めて涼次に会い、撮影してもらうことにしました。
涼次の短編映画が完成し、出資者を集めて、お披露目会を始めました。しかし、映像を流している時、会場が、大きく揺れ始めました。
半分、青い。150話ネタバレ、あらすじ
スパローリズムの入り口に、張り紙が貼ってあります。「緊急会議中 Don’t disturb」
「せっかく、グリーンパン2号を試食してもらおうと、思ったのになあ。」と、恵子が、つぶやきました。
諦めて、恵子が戻りかけます。「待って!」と、入り口が開いて、すずめが出て来ました。「パン食べます。」「何で、分かったの。」と、恵子は、驚きました。
スパローリズム、そよ風ファン資金調達会議
スパローリズムでは、「そよ風ファン資金調達会議」をしていました。「まあ、来月の10日前後に、投資家を集めて、お披露目会やりましょう。」と、津曲。
「生産する工場が決まってないと、投資してくれないんじゃ。」と、律。「チッチッチッ。私を見くびらないで。岩堀製作所、押さえてあります。」
「えっ、そこ、私が行って、けんもほろろだったとこ。」と、すずめ。「金さえあれば、彼もやります。」
「でも、投資家って、そんなに簡単に集まるの。」と、律。「チッチッチッ。私を誰だと思っているの。あの電博堂の課長までなった男ですよ。」と、津曲。。
プレゼンは、シェアオフィスで計画
「業界人というのは、ほとんど人脈で出来上がっている。人脈が、命。」「ああ、俺の一番弱いとこ。」と、律。
「ゴルフもしないで、ナイスパーも言わないで、人脈を作ろうたって、ムリですよ。まあまあ、そうそうたるメンバーを呼びますよ。」
「私、思うんだけど、グリーンパンみたいに、美味しいものを用意したら、どうでしょう。」と、恵子。「それで、シェアオフィスのカフェで、やったらいいと思うの。」
「それにつけても、プレゼンの動画は、必要ね。いわば、短編映画のような、カッコイイやつ。」「ああ。誰か適当な人、いるかな。」と、律。
「アッ、あの、涼ちゃんに頼むのは、どうかな。」と、すずめが、それとなく言いました。
涼次、藤村家に呼び出される
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
藤村家の三オバの前に、涼次が座っています。「どうして、いきなり会ってくれるなんて。」と、涼次。「うん。そよ風の扇風機の映像をあんたに、撮って欲しいと言うことなんや。」と、光江。
「でも、それは口実で、涼ちゃん、もう許してやろうと、思ったんじゃないの。カンちゃんのこともあるし、このままではと、思ったんじゃないの。」と、めあり。
「そうだろうか。そよ風の扇風機とやらを撮るのに、安くて、腕のいい映画監督が、必要だったのでは、ないだろうか。」と、麦。
「でも、僕は、すずめちゃんに会えるのが、嬉しい。カンちゃんに、会えるのが。」と、涼次。「でも、今日は、カンちゃん、来いへんよ。」と、光江が言いました。
涼次、すずめに謝る
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
藤村家に、すずめが来ました。「お久しぶりです。」。涼次は、正座したまま、俯いています。そして、座布団を外して、ひれ伏しました。
「あの時は、本当に、申し訳なかった。僕は、勝手で、許してもらえない。でも、今回は、声を掛けてくれて、嬉しかった。」
「僕にできることは、何でもする。すずめちゃんには、詫びる気持ちと、感謝の気持ちしかない。」と、涼次。
涼二を見つめていた三オバは、揃って、すずめに目を移しました。「涼ちゃん、売れて、よかったね。」と、すずめが、声をかけました。
涼次が、顔を上げます。すずめは、潤んだ瞳で、微笑んでいました。
涼次、そよ風ファンの撮影をする
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
『そうして、涼ちゃんは、すずめのそよ風ファンの、プレゼン用の映像を撮ることになりました。』
涼次は、撮影スタッフと、シェアオフィスにやって来ました。すずめが案内し、カフェで撮影の準備が、始ります。
すずめが、そよ風ファンのスイッチを入れました。「ホンとだ、柔らかい。凄い。」と、涼次。そこへ、律もやって来ました。
「初めまして。」と、律と涼次は、すずめを挟んで、挨拶をしました。
『涼ちゃんは、そよ風ファンの映像を撮り始めました。』
すずめ、捨てられ旦那を使う
すずめと律は、出来上がった映像をパソコンで見ています。一面緑の草原に、そよ風が吹いています。少女の長い神が、そよ風に揺れていました。
「うーん、さすがだね、涼ちゃんさん。」と、律。「才能あったんだなあって、思って。嬉しいような、チョッと悔しいような。」と、すずめ。
「私も一応、漫画家の端くれだったから。涼ちゃんには、才能があって、私には、なかった。」
「でも、得したよね。有名敏腕監督に、実費だけで、撮ってもらった。持つべきものは、才能のある別れた亭主。経費節減、成功。」
「立っているものは、親でも使う。使えるものは、私を捨てた、旦那でも使う。私っぽいでしょ。転んでも、タダでは起きない。」
すずめには、マグマ大使の笛がある
「そうなの?涼次さん、許してあげるキッカケ、欲しかったように、俺には思えるけど。カンちゃん、涼次さんに、会わせてあげるキッカケ作らなきゃと、思っていたように、俺には思えるけど。」
「俺は、すずめが悲しい。すずめは、どんどん悲しい。」と、律。
「すずめは、悲しくない。マグマ大使の笛が、あるから。あれが、いつだってあるから。吹けば、律が来るから。
」
「違う?」と言う、すずめの頬に、涙がこぼれました。「違わん。合っとる。」と、律が、応えました。
すずめは、子供の頃、いつも律と一緒だったことを思い出していました。
そよ風扇風機、お披露目の日が来る
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、ワンピースに着替えます。そよ風扇風機のお披露目の日が、やって来ました。
シェアオフィスのカフェでは、恵子が、そよ風の扇風機を意識して、飾り付けをしました。律も津曲もスーツ姿で、大勢の人と挨拶を交わしています。
すずめが、ステージに立ち、挨拶をします。「私たちスパローリズムは、この度、そよ風の扇風機を開発しました。」
突然、会場の中をひらひらと、青い蝶が舞い始めました。「チョウチョだ。」みんなは、驚いて青い蝶を眺めました。
「そよ風の扇風機にひかれて、チョウチョまで来てくれました。」と、すずめが、続けました。
会場が地震で揺れる
会場では、モニターに、映像が映し出されました。『それは、涼ちゃんが撮ってくれた、そよ風ファンンの短編映画みたいな、ステキな映像が、流れていた時のことだった。』
天井の照明が、揺れ出します。次の瞬間、風の映像が、大きく揺れました。『2011年3月11日午後2時46分、青い綺麗なチョウチョが、空に飛んで行った。』
半分、青い。150話ネタバレ、感想
そよ風ファンのお披露目会、と言うか、出資者を募るイベントが、企画されましたね。会場は、シェアオフィスで、カフェを使うと、安く出来ますね。
しかも、紹介映像は、有名映画監督となった、涼次が撮影します。このインパクトは、大きいですね。多分。
で、プレゼンが、始ったのですが、青いチョウチョまで飛んできて、みんなを驚かせます。しかし、その直後、もっと驚く事態となりますね。
2011年の大震災です。この時、青いチョウチョが現れて、地震と共に消えていったのは、何かの象徴でしょうか。気になりますね。
気になるといえば、涼次の出現で、すずめと律の間は、どうなるのでしょう。カンちゃんは、どう思うのでしょうか。
いよいよ、来週は、最終週となります。すずめの周りは、どんな風に、落ち着くのでしょうか。
半分、青い。150話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
萩尾 律:佐藤 健
津曲 雅彦:有田 哲平
加藤 恵子:小西 真奈美
森山 涼次:間宮 祥太朗
藤村 光江:キムラ 緑子
藤村 麦:麻生 祐未
藤村 めあり:須藤 理彩
語り:風吹 ジュン