半分、青い。151話(最終週「幸せになりたい!」)です。震災の日から3日が過ぎましたが、すずめは、裕子と連絡が取れません。
裕子のケイタイも、繋がりません。そんな時、ボクテから電話がかかります。仙台の家や家族は無事だが、裕子とは、連絡がつかないとのこと。
すずめは、裕子の無事を信じて、待つしかありません。そんな時、カノが学校へ行かないと、言い出しました。
学校で、イジメがありましたが、カノは、すずめに隠していました。
半分、青い。151話ネタバレ、あらすじ
そよ風ファンのお披露目会を行った日、東北地方は、大震災に見舞われました。その日から、裕子との連絡が、取れません。
「繋がらない。」。すずめは、何度も裕子のケイタイに、電話をします。「仙台方面はね、まだ繋がったり、繋がらなかったり。」と、津曲が言います。
2011年3月14日、地震発生から3日後です。「そうなんですね。」と、すずめは、元気なく言います。
『裕子に、連絡が取れません。』
すずめ、裕子に連絡が取れない
シェアオフィスのカフェでは、テレビから流れる、東北地方の地震のニュースを、多くの人が見ています。
「東北地方を中心に、安否の分からない人は、1万人以上となっています。」と、テレビのニュースが、伝えています。
すずめは、律と、パスタを注文しましたが、喉に通りません。「こういうときは、食べといたほうがいい。」と、律が、勧めます。
「食欲ない。」と、すずめ。「カンちゃん、大丈夫か?」「泣いとるかと思ったら、平気な顔して、素通りされた。」
「『ママ、何で迎えに来たの?一人で帰れるよ。』なんて。この子は大丈夫。今日も普通に、学校に行った。送って行ったけど。」
すずめ、何度も裕子に電話をかける
すずめが、ケイタイを手にします。「ああ、さっきも、かけたばっかりだった。」「心配しても、仕方ない。すずめ、信じよう。大丈夫だ。」と、律。
「海が、見えるって、言ってたんだよ、裕子。病院の窓から、海が見えるって。」と、すずめが、心配そうに、言いました。
カノ、余震が怖くなる
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
夜、すずめが、アパートで、電話をかけています。しかし、繋がらないので、そのまま切りました。
「ママ、だれ?」と、すずめの様子を見ていたカノが、聞きます。「誰でもないよ。お電話通じない。」
カノが、テレビのスイッチを入れました。テレビでは、地震の被害を伝えています。すずめが来て、テレビを切りました。
「やめとこう。ニュースは、見なくていいよ。」と、すずめは、カノの横に座って、言いました。その時、部屋の電灯が揺れました。
カノは、すずめに、しがみつきます。「ああ、余震だ。」と、すずめは、カノを抱きしめました。「ママ、小さいね。パパは、大きかった。」
「おばさんになったら、ドーンと太るよ。」「それは、やだ。ママは、可愛いママがいい。」
カノ、仙台の裕子を心配する
「今日ね、学校で先生が、東北は、大変なことになりました、って言った。東北って、どこ?」
「仙台とか、福島とか。」「仙台、裕子ちゃん、いるところ。裕子ちゃん、大丈夫?」と、カノ。
「うん、きっと大丈夫。」と、すずめは、カノを抱きしめました。
晴と宇太郎、裕子を心配する
楡野家です。「大変なことやったなあ。」と、宇太郎が、新聞を見ながら言います。「信じられん。」と、晴。
「裕子ちゃん、まだ電話、繋がらんかな。気がもめるな。」「仙台やもんな。ほやけど、仙台の街の中に、家があると言っとったやろ。大丈夫やないか。」と、宇太郎。
「なんや、そわそわするな。お参りしとこか。」「神さまか?お爺ちゃん、お婆ちゃんか?」と、晴が聞きます。「どっちもや。」と、宇太郎。
晴と宇太郎は、仏間へ行き、仙吉と廉子の写真に、手を合わせました。
『なんて言ったらいいか、分かりませんが、何とか、何とか。』
そよ風ファンの出資金が集まる
スパローリズムで、津曲が、出資者リストを出しました。「こんなに、そよ風ファンに、投資が。」と、3千万円の額をみて、律が驚きます。
「こんな時に、何だけど、この間の投資家プレゼンは、成功です。」と、津曲。「この震災で、扇風機が、まだ動くと読む投資家が、いるんだよ。」
「じや、俺、工場の岩堀さんとこへ行って、打ち合わせしてくるね。」と、津曲は、出かけました。
「お金、集まったんだね。」と、すずめが言いました。その時、ボクテから電話がかかりました。
ボクテ、裕子の家は大丈夫と伝える
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「すずめちゃん。たった今ね、裕子ちゃんの家と、連絡がついたの、洋二さんと。あのね、洋二さんの家も、クーちゃんも、ご両親もみんな無事で。」
「裕子ちゃん、あの日、病院勤務だったんだって。まだ、連絡ついてないみたいなの。」「行方不明ってこと?」と、すずめが聞きます。
「いや、連絡しようがないってことが、仙台では、まだ普通にあるみたいで。病院からの道が、瓦礫で遮断されていて、どっかの避難所に、いることもあるみたいなの。」
「すずめちゃん、大丈夫?裕子ちゃんは、絶対大丈夫だからね。」「うん、分かってる。」と、電話を切りました。
「どこかに、いるよ。信じよう。」と、律は、すずめの肩を抱き寄せました。
岩堀製作所、部品が入らず生産できない
「えっ!お金集まったら、やってくれるって。」岩堀製作所で、津曲が叫びました。」
「やりたいのは、やまやま。」と、岩堀。「それがさ、この地震でね、部品が、集まらない。東日本方面も、部品工場も、操業不能になって。」
「道路も鉄道も、動かないから、物が届かない。」「資金も集まったし、突破口ないかな。」と、津曲は、頭を抱えました。
カノ、登校拒否
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「行ってらっしゃ。」と、すずめは、カノを学校へ送り出します。カノは、ドアまで行って、部屋に引き返しました。
「学校、行かない。」「どうして。」と、すずめは、驚きました。
すずめは、小学校に行き、先生に会います。「あの日は、いろいろありまして。連絡しそびれました。カノちゃんは、お母さんに、何も言いませんでしたか?」と、先生。
すずめは、カノから、何も聞いていません。なぜ、カノが、すずめに言わなかったのか、分かりませんでした。
カノ、学校でお漏らししてイジメにあう
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
カノは、律のアパートです。「カンちゃん、机の下に隠れて、収まって出てきたら、ホッとして、お漏らしした。怖すぎて。」
「ああ、分かるな。律も、お風呂に入ってホッとすると、漏らしそう。」「それは、いかんな。」と、カノ。
「そしたら、クラスのいじめっ子に、見つかった。」あの日、いじめっ子は、「わあ、楡野、漏らしている。」と、騒ぎました。
そうしたら、あかりちゃんが、雑巾で床を拭き、もう1枚で、カノの足を拭いてくれました。「保健室へ行こう。パンツある。」と、言ってくれました。
「うわ、きったね。」という、男の子の顔面を、あかりちゃんは、グーパンチをしました。
「カンちゃんは、あかりちゃんに、なりたかった。カンちゃんは、もう終わりだ。」
半分、青い。151話ネタバレ、感想
すずめ達が、そよ風ファンの投資家へのプレゼンをしている時、東北の大地震が起こりましたね。
テレビで中継された、あの光景は、まだ記憶にありますね。裕子が、スパローリズムにやって来た時、暗黒の海に吸い込まれそうで怖い、と言いましたね。
だから、すずめに、「私を繋ぎとめてよ。私を生の世界に、生きる世界に、繋ぎとめて。連れ戻して。」と、頼みましたね。第144話でした。
裕子は、すぜに、大震災を予感していたのでしょうか。裕子の病院は、海が見えるところにあります。3階が、裕子の持ち場でしたね。
病気の重い入院患者もいて、上の階まで運びきれなかった、かもしれませんね。きっと、裕子は、患者を置き去りに出来なかったと思います。
「半分、青い。」は、朝ドラに珍しく、悲しみが多いですが、すずめにとって、最も大きな悲しみになりますね。
さて、震災の影響は、まだありますね。カノです。地震のため、机の下に隠れましたが、あまりの恐ろしさと、その後の安心から、お漏らしをしましたね。
イジメられるし、恥ずかしいので、学校は行きたくない、と言う気持ちになります。しかし、何故、すずめには、言わなかったのでしょうか。
さらにさらに、そよ風ファンの生産が出来なくなりました。津曲は、突破口を見つけるのでしょうか。
半分、青い。151話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
萩尾 律:佐藤 健
津曲 雅彦:有田 哲平
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
岩堀:俵木藤汰
語り:風吹 ジュン