半分、青い。152話(最終週「幸せになりたい!」)です。すずめは、学校へ行き、カノがイジメにあっていることを知ります。
すずめは、カノに、転校しようと言います。カノは、すずめが留守中に、家を出て行きました。
カノは、光江に、涼次に会いたい、と言います。涼次は、カノと会い、後でやって来たすずめに、この場で、話したいことがある、と言いました。
半分、青い。152話ネタバレ、あらすじ
カノが、学校へ行かないと言い出したので、すずめは、先生に会うことにしました。
「あのう、お母さん、少し困ったことになりまして。」と、先生が言います。カノが、登校すると、クラスの女の子たちが、一斉に逃げてしまいます。
黒板には、「わたし、もらしました!赤ちゃんです!」と、絵まで添えて、書かれています。
「イジメ。」と、すずめが、言いました。
すずめ、カノに転校をすすめる
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「何で、ママに、言ってくれなかったの?」と、すずめは、アパートに帰り、カノに聞きます。「カンちゃん、何でも話してくれてたじゃない。」
「なんでもは、話してない。」と、カノ。「先生とも、話したけど、カンちゃんの行っている学校は、3年になってもクラスが、替わりません。」
「カンちゃん、転校する?」「転校?学校行かなくていいの?」と、カノ。
その時、すずめのケイタイに、メールを着信しました。「ちょっと、ごめん。」と、すずめは、立ち上がりました。
カノ、クラスのイジメにあう
ボクテからのメールでした。「今日もヨージさんと話したけど、各避難所を回ったり、役場に問い合わせしたりしたけど、
依然ウーコちゃんてがかりなし。でも信じるよ!秋風塾だよっ」の、文面でした。
すずめは、また、カノの傍に行きます。「カンちゃん、転校しない?イジワルされながら、通う必要ない。」
と、すずめは、カノを抱き寄せます。
「カノは、私が守る。」。カノの手は、下がったままです。「カンちゃん、もうあけみちゃんと、お掃除しなくていいの?」
「ゴミ、カバンに入れてくる。」「そんなの、相手にしなくていい。「ママ、カンちゃん、弱虫じゃない?逃げていいの?」
すずめ、カノを説得する
「ちがうよ、かんちゃん。あなたは、逃げるのではない。正しい場所に、行くんです。そして、する必要のない戦いだ。」
「だから、場所を変える。手っ取り早い。分かる?」「半分、分かる。」「半分、上等。そんな子がいるところに、通う必要は、ないです。」
「分かりました。」と、カノが、頭を下げました。「カンちゃんの今回のことは、20年後には、必ず笑い話。というか、感性の豊な子なんだと、自慢にさえなります。」と、すずめが、励ましました。
「今日は、カレーだよ。」「やったー。」と、カノが、喜びます。しかし、すずめが、台所に向かうと、カノの顔から、笑顔が消えました。
カノ、突然、家からいなくなる
「アッ、牛乳ない。カレーに、牛乳なしでもいい?」「エーッ、カンちゃん、最後に牛乳入れるのが好き。」
すずめは、牛乳を買いに行きました。そして、急いでアパートに戻ります。「ただいま。」と、すずめが声をかけます。
カノが、部屋にいません。その頃、カノは、律のアパートに、来ていました。表から、マグマ大使の笛を3回吹きました。しかし、律は出てきません。律は、留守でした。
カノ、涼次に会う
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「そちらに。」。すずめに電話が入ります。「うん。ほいでな、涼ちゃんに会いたいって、来たんえ。」と、光江。
「会わせたっても、ええやろか。」「はい。遅すぎるくらいです。」と、すずめが、言いました。
カノは、神妙に座っています。「もうすぐ、パパ来るよ。」と、麦。「緊張する。」と、カノ。
「こんばんは。」と、涼次が来ました。「カンちゃん。」。しばらく見ていたカノが、涼次に飛びつきました。「パパ。パパ。パパ。」
「ごめんね、カンちゃん。長いこと会えなくて。ごめんね。」と、涼次は、カノを抱きしめます。三オバの目にも、涙が溢れていました。
すずめ、カノは涼次がいいのか
「よかったよ、見つかって。」と、律が、すずめのアパートで言いました。「私では、アカンのかな。」と、すずめ。
「飛び出して、涼ちゃんのとこへ行くなんて。やっぱり、母親の私では、アカンのかな。」「カンちゃんは、先に、うちに来ている。」
「しかも、来たと言うしるしに、マグマ大使の笛をドアノブにひっかけて。律でも良かった。一番は、律やったって、いうことやないか?」
律、一人で頑張り過ぎるな
「ママに、言えないこともあるよ。」と、律。「私には、そそうしたことも、言わなかった。」
「裕子ちゃんのことだよ。あの小さな頭の中で、カンちゃんなりに、これ以上、ママに心配かけちゃいけないって、思ってたんじゃないかな。」
「裕子ちゃんに、連絡つかないってことの意味を、理解してたんじゃないかな。」「私、不安な顔、しとったかもしれん。」
「アカン、母親として失格や。カンちゃん、守らなあかんのに。」「すずめ、一人で頑張りすぎるな。俺も、おる。」と、律が言いました。
カノ、あかりちゃんに会いたい
「カンちゃん、転校する前に、あかりちゃんのところへ、行きたかった。」と、あかりちゃんからの年賀状を見せました。
「あかりちゃんは、カンちゃんを助けてくれた。」と、カノは、ポケットから、ふくろうのブローチを出しました。
「これ、サファイヤとルビー、何百万もするんじゃないの。」と、三オバが、ビックリしました。
『そんなには、しません。うん十万くらいです。』
カノ、あかりちゃんにブローチをあげたい
「これ、あかりちゃんに、あげようと思った。ママが、結婚したら、カンちゃんんにくれるって、言った。結婚は、してないけど、カンちゃんのものだ、と思った。」
「カンちゃん、こんな高いものは、あかりちゃんも、もらえないと思うよ。本物の宝石だ。車が買えるくらいだ。」と、涼次が、言いました。
涼次、やり直さないか
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しばらくして、すずめが来ました。「カノは?」「今寝たとこ。お風呂もムーバアバと。」「ご迷惑をおかけして、すいません。」
「何を言うとる、すずめちゃん。家族と一緒やないか、私らは。」と、光江。
「すずめちゃん。この場で、オバちゃんがいるところで、言いたい。」と、涼次が、立ち上がりました。
「すずめちゃん。僕ら、やり直さないか。」
律、笛を返し忘れる
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律が、アパートに戻って来ました。テーブルの上に、カノが置いていった、マグマ大使の笛がありました。
「ああ、返し忘れた。もう、いらなかったりして。」と、律が、笛を見ながら、つぶやきました。
半分、青い。152話ネタバレ、感想
東北の大震災が、すずめのところにも、影響を与えていますね。すずめの大親友の裕子の消息が、分かりません。
その日、裕子は、病院で勤務をしていました。海の近くの病院ですから、かなり危ないですね。しかも、入院患者がいるので、一人で逃げることも出来ません。
状況は、限りなく厳しいですね。そんな、すずめの状態が、カノにも伝わっているようです。
カノは、地震の怖さで、お漏らしをしました。それをクラスの男の子に見つかり、それ以来、同級生のイジメが始りましたね。
しかし、そのことを、カノは、すずめに話しません。裕子のことで悲しんでいるすずめに、これ以上の心配をかけたくないと、思ったのでしょうか。
子供は、小さいので、何も分からないと、思いがちですね。でも、小さいからこそ、感じ取るものがありますね。
よく見ていると、赤ちゃんでも、お母さんの表情を、ジッと見つめています。大人の事情は、理解できませんが、母親の気持ちは、感じるようですね。
感受性豊なカノは、きっと、すずめの心を察していたのでしょうね。
一方、人の心が、分かりそうもない涼次が、大変な時に、大変なことを言い出しましたね。すずめは、何と言うのでしょうか。
カノは、どう解決するのでしょうか。
半分、青い。152話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 花野:山崎 莉里那
萩尾 律:佐藤 健
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
森山 涼次:間宮 祥太朗
藤村 光江:キムラ 緑子
藤村 麦:麻生 祐未
藤村 めあり:須藤 理彩
語り:風吹 ジュン