半分、青い。155話(最終週「幸せになりたい!」)です。すずめは、洋二から、裕子の様子を聞きました。最後まで、患者を見捨てなかった、裕子です。
そして、裕子のスマホが見つかりました。スマホの中には、裕子の遺言が、録音されていました。
すずめは、裕子の最後のメッセージを聞き、立ち上がりました。
半分、青い。155話ネタバレ、あらすじ
すずめは、亡くなった裕子に会うため、仙台の浅葱家に行きました。
「すずめさん、そよ風の扇風機は、進んでいますか?」と、洋二。「裕子は、あの扇風機、病院の患者さんやお年寄りや赤ちゃんに優しいと言って、出来上がったら、病院に入れたいと言ってました。」
「裕子はね、すずめさんの話し、よくしてました。何にかって言うと、すずめはねって、嬉しそうな顔で。こっちが、焼けるくらいでした。」
すずめは、裕子の写真を見ました。裕子は、穏やかに微笑んでいました。
すずめと律宛の手紙
スパローリズムに、正人が来ました。正人は、仕事の合間に、立ち寄りました。
「すずめちゃんは?」「仙台。」「ああ、とうとう、行ったのか。」。その時、速達が、届きました。
封筒の宛名は、すずめと律の連名に、なっていました。差出人は、秋風羽織でした。
「速達で?開けた方が、いいんじゃない。」と、正人が、言いました。律は、封筒を開き、便箋を取り出しました。
秋風羽織からの手紙
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「すずめ、律君。元気だろうか。短い手紙を書きます。人生は、希望と絶望の繰り返しです。私なんか、そんなひどい人生でも、たいした人生でもないのに、そう思います。
でも、人には想像力があります。夢見る力が、あります。生きる力があります。明日、これからを、どんなヒドイ今日からだって、夢見ることは、でsきます。
希望を持つのは、その人の自由です。もうダメだと思うか、いや、いける、先は、きっと明るいと思うかは、その人しだいです。
律君とすずめには、その強さがあると信じています。秋風羽織」
裕子、最後まで患者に寄り添う
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「あの日の話を、少し、してもいいですか。」と、洋二。「裕子は、いつものように、病院に出かけて行きました。
あの日、地震が来て、そして、津波が来ました。患者さんを上に、上げたそうです。でも、全員動かせる訳じゃない。寝たきりの人もいる。
裕子は、最後まで、動けない患者さんに、寄り添ったんだそうです。」と、洋二が、語りました。
律、すずめを守るために生まれた
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「でも、すずめちゃん、一人で行って、大丈夫だったの。」と、正人。「裕子ちゃんと、すずめの関係は、二人のものだから。俺がいたら、余計かと、」
「すずめは、一人で、裕子ちゃんに向き合った方が、いいと思った。そうじゃないと、本当に受け入れたり、乗り越えたり、できないんじゃないかって。」
「多分だけど、すずめは、裕子ちゃんにとって、ただの親友じゃなく、特別な存在だったと思う。だから、俺は、ここにいる。」
「律は、今までも、遠くにいたり、近くにいたりしながら、すずめちゃんを守ったんだな。」
「俺の生まれた意味は、それなんだ。あいつを守るためなんだ。」
「それ、本人に、言わないの?」「言わないね。言うなよ。」「了解いたした。」と、正人が、言いました。
裕子の録音が見つかる
「裕子のケイタイが、近くに打ち上がっていて。」と、洋二が、壊れたスマホを持ってきました。
「もう、電話は、壊れてしまってたけど、中に、録音したものが、残っていて。」と、洋二が、メモリーカードを見せました。
「裕子が、遺言って言っていいのか。」と、洋二は、別のスマホで、録音の再生をしました。
裕子の遺言
引用元b:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
「えーっと。裕子です。あんまり、暗くなりたくないなあ。言いたいこと、言います。クーちゃん、ママがいなくなっても、しっかり生きるんだよ。絶対、君は大丈夫だからね。
洋二さん、ごめんなさい。私、患者さんを置いていくこと、できません。クーちゃん、よろしく。今まで、ありがとう。
ボクテ、ちゃんと漫画描きなよ。私たちの中で、唯一の生き残り。売れっ子。ガンバレ。
すずめ、生きろ。私の分まで、生きてくれ。そして、何かを成し遂げてくれ。それが、私の夢だ。生きろ。すずめ。」
遠くから、裕子を呼ぶ、患者の声が、聞こえます。「呼ばれてる。じゃあね。」と、裕子が言い、録音は終わりました。
羽ばたく3羽の青い鳥
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、裕子とボクテで、一緒に踊った、海の歩道に来ました。
すずめは、裕子が、いつも歌っていた、「ユー・メイ・ドリーム」を、口ずさんでいます。
「あなたの事思うと すごく胸があつくなるの・・・」
この日、すずめは、缶ジュースを2本、持って来ました。二つ並べて、座った横に置きました。
「歌ってよ。」と、思わず、つぶやきました。
すずめは、ボクテからもらった、お守りのキャラメルを出します。それを、口に入れました。
「それが私のすてきなユメ ユメ ユメ ユメ ユメ ユメ」
すずめが見上げた空には、3羽の青い鳥が、楽しそうに、羽ばたいていました。
すずめ、生きて裕子の夢を叶える
すずめが、スパローリズムに、帰ってきます。
「律、そよ風ファン、作ろう。『すずめ、生きろ。私の分まで生きてくれ。そして、何かを成し遂げてくれ。』私は、生きて、裕子の夢を叶える。」
すずめは、律に、決心を伝えました。
半分、青い。155話ネタバレ、感想
すずめは、洋二から、裕子の最後の様子を教えてもらいましたね。裕子は、やはり、動けない患者を見捨てることが、出来なかったようですね。
だから、患者と共に、津波にのまれた、と言うことですね。
あの時、役場の女性が、地域の放送で、避難を呼びかけ、津波の犠牲になったと、報道されました。裕子も、同じように、行動したのですね。
自分のこととして考えると、とても勇気のある決断だと思います。
一方、秋風先生から、すずめと律に、手紙が来ましたね。最後になって、こんな重いやり取りのドラマで、なんだか、後を引きそうですね。
明日の最終回は、報道をシャットアウトして、撮影されたとのことです。どんな、未公開が待っているのでしょう。
できれば、楽しく、希望に満ちた、エンディングが、いいですね。
半分、青い。155話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
萩尾 律:佐藤 健
朝井 正人:中村 倫也
秋風 羽織:豊川 悦司
浅葱 裕子:清野 菜名
浅葱 洋二:山中 崇
語り:風吹 ジュン