「なつぞら」あらすじ第4週です。
第4週は、19話から24話となります。
なつは、農協のことでもめる泰樹や剛男のために、演劇を始めました。
そのことを知っている演劇部顧問の倉田先生は、なつに、厳しい演技指導をします。
また倉田先生は、舞台の背景を天陽に依頼しました。
富士子も何か手伝いができないかと、雪月のとよに話を持ちかけます。
十勝農業高校演劇部の生徒たちと、周りの人々を巻き込んだ、演劇大会が始りました。
しかし、重要な人物の泰樹と天陽の姿が、会場に現れません。
そして、なつが出演する舞台の幕が上がりました。
なつぞら あらすじ19話 なつ、演劇の練習
引用元:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/
昭和30年(1955年)7月、なつ(広瀬 すず)は、十勝農業高校演劇部に入部しました。
勝農の演劇部の練習は、まるで体育会系のようでした。
運動場で走り、腹筋も鍛えます。
演劇部とは思えない、ハードな練習でした。
次に、早口言葉も練習します。
雪次郎(山田 裕貴)が、なつを指名しました。
なつは、懸命になんとか、こなすことができました。
厳しい演劇部の練習が始っても、なつの酪農の仕事は続きます。
なつが、体が痛くて辛そうにっします。
富士子(松嶋 菜々子)や、戸村 悠吉(小林 隆)、菊介(音尾 琢真)は、仕事はしなくていいよと、言いました。
泰樹(草刈 正雄)は、やるからには、一番を目指せと励ましました。
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農協では、剛男(藤木 直人)が、牛乳を集める計画を説明します。
しかし、聞いている農家の人々は、泰樹がなぜ賛成しないのかと、剛男に詰め寄りました。
なつは、泰樹のために、演劇を通じて、解決策を見つけようとしました。
照男(清原 翔)は、「爺ちゃんは、お前に柴田牧場を継がせたいんだ。」と、なつに言います。
なつは、このまま牧場にいていいのか、今から良く考えておくよう、照男が言いました。
なつは、時々本当の兄の咲太郎に、手紙を書いていました。
あて先は、孤児院ですが、そこに咲太郎がいないことは、分かっていました。
なつは、高校を卒業しても、しばらくは牧場に残るつもりです。
なんの恩返しも出来ていないからです。
ある日、なつの前に、門倉からの呼び出しが来ました。
門倉 努(板橋 駿谷)は、農業科の3年生で、番長でした。
門倉は、女子が演劇部に入りと、世間にナメられると言いました。
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女子が演劇をして、何が悪いのかと、なつは、門倉に、言い負けしませんでした。
その結果、門倉 努は、居村 良子(富田 望生)と共に、演劇部を手伝うことになりました。
そして、倉田先生は、台本を仕上げました。
タイトルは、『白蛇伝説』です。
しかし、倉田先生の台本は、魂で書いているので、なかなか字が読めませんでした。
なつぞら あらすじ 20話 なつ、ペチカ役が決まる
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演劇部では、新作『白蛇伝説』の台本が、みんなに配られました。
テーマは、個人の問題と集団の問題です。
なつは、「ペチカ」という神様の使いの役でした。
なつは、なぜか「ああ!」という顔をしました。
いよいよ、芝居の稽古が始ります。
女優は、なつ一人だけです。
女性の役は、すべてなつが演じることになりました。
倉田先生は、舞台美術を雪月の店に飾ってある絵を描いた人に、頼みたいと言いました。
ベニア板に絵を描いたのは、山田 天陽でした。
なつは、倉田先生の依頼で、天陽(吉沢 亮)に、舞台美術をやってくれるよう、お願いに行きました。
なつは、泰樹が芝居を見てくれたら、何か変わるような気がする、だから、演劇部に入った。
と、天陽に話しました。
天陽は、舞台の絵を引き受けました。
天陽の父の正治が、牛乳を飲んでみてくれないか、と言ってきました。
柴田牧場の牛乳と、どう違うのか、飲み比べて欲しかったのです。
なつは、山田家で搾った牛乳を飲みました。
なつには、違いが分かりません。同じように美味しく感じました。
実は、乳業メーカーの分析では、天陽の牛の牛乳は、脂肪分が低いと判定されていました。
そのため、格付けが低く、単価がも安くなりました。
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その夜、なつは、泰樹に天陽の牛乳の乳脂肪が低いことを話しました。
干草は、柴田牧場と同じものだし、検査が間違っているのではと、なつが言いました。
泰樹は、牛飼いは難しい、他人のせいにするのは簡単だと、素っ気なく言いました。
剛男が、農協で調べてみるよと、なつに言いました。
泰樹は、農協の話しが出ると、機嫌が悪くなります。
泰樹は、昔から自分ひとりで苦労してきたので、農協に頼りたくないのさと、富士子が教えました。
富士子は、演劇の台本を読んで、面白いねと言いました。
なつは、この芝居を見た泰樹が、傷付かないか心配でした。
夕見子(福地 桃子)は、泰樹のためとか言わないで、自分のためにやりなよと言います。
それなら、私も応援するから、ガンバレよと、なつを励ましました。
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その夜、なつは遅くまで絵を描きました。
そして、自分のために、演劇と向き合うことにしました。
なつぞら あらすじ21話 なつ、芝居にダメ出し
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なつは、遅くまで絵を描きました。
図書館で読んだ資料を参考に、芝居の登場人物の絵を描いていたのです。
そのため、朝寝坊をしてしまいました。
朝の搾乳にも遅れ、富士子や悠吉が心配しました。
いよいよ今日から、台本の稽古が始ります。
なつは、上手く芝居ができるのか不安でした。
放課後、天陽が演劇部の部室にやって来ました。
倉田先生は、舞台の背景は、天陽の好きなように描いてくれと言います。
雪月の絵には、十勝の土に生きる人間の魂が、見事に表現されていたと、天陽を絶賛しました。
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『白蛇伝説』とは、遠い昔の話です。
勇敢なポポロは、子供たちが白蛇を捕まえ、食べようとしているところに、出会いました。
ポポロは、子供たちから白蛇を川に逃がしてあげました。
すると、川からオショロコマという、美味しくて珍しい魚が、跳ね上がって来ました。
ポポロが、オショロコマを子供たちにあげると大喜びしました。
ポポロは、あの白蛇は、神差なのお使いだと思いました。
それからしばらくして、ポポロの村で、原因不明の助からない病気が流行りました。
村長が、鮭の川を焼いて煎じて飲めば、病気は治ると言いました。
しかし、ポポロの村は、川上にあり鮭が捕れません。
鮭が取れる川下の村とは、仲が悪かったのです。
村長は、川下の村と話し合い、鮭をもらう代わりに、村長の娘・ペチカを嫁がせる約束をしました。
芝居の稽古が、始りました。
ポポロ役は、雪次郎です。ポポロは、ペチカを嫁がせることに、反対します。
ペチカは、自分のことだけを考えるわけにはいかないと、嫁に行く決心をします。
なつは、ペチカの役を演じますが、「ダメだ!」と、倉田先生から大声のダメ出しが続きます。
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「何考えているのだ。ちゃんとやれ!」と、叱られます。
なつは、どうsればいいのか、倉田先生に聞きました。
「俺にもわからん。自分で考えろ。」と、倉田先生は、言いました。
なつは、自分はヘタなんですと、反発しました。
「ヘタというのは、何かをやろうとして、できない奴のことだ。お前は、何もやろうとしていない。ヘタ以下だ。」
倉田先生の言葉に、なつは何も言い返せませんでした。
なつは、家に帰っても夕食をせずに、部屋に行きました。
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夕見子が、部屋に行くと、なつは泣いていました。
倉田先生に、散々叱られたことが、悔しかったのです。
翌日も、倉田先生のダメ出しが、続きます。
「お前のセリフには、魂が見えてこないんだ!」と。
「魂なんて、どこに見えるんですか。魂なんて、作れませんよ。」と、見学に来ていた天陽が、言いました。
突然の発言に、全員が天陽を見つめました。
なつぞら あらすじ22話 なつ、感情を見つめる
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なつは、演劇の練習で、倉田先生にダメ出しを受け続けました。
その時、天陽が、発言をしました。
気持ちを作れとか、魂を見せろと言われても分からない、なつのままではダメなのか、他の魂を作らないとダメなのかと、言いました。
天陽の言う通り、登場人物の気持ちや魂などない、台本には俺の魂は入っているが、役の魂などない、演じる者の中に存在する。
役の気持ちや魂を感じるのは、お前らの気持ちや魂だ。なつは、自分の魂や気持ちを動かしていない、台本の人物像をマネしているだけ。
それじゃ何も伝わらない。なつらしく自分の魂や気持ちを見せるんだ、それが演劇を作るということだ、と倉田先生は言いました。
なつは、かばってくれてゴメンねと、天陽に謝りました。
なつの芝居に、ついイライラしてと、天陽は思わぬことを言いました。
なつは、芝居ってこんなに難しいのかと、頭を抱えてしまいました。
そのころ、剛男は、天陽の家を訪れていました。
山田 正治に、乳業メーカーの牛乳分析に、農協は口を出せないと、剛男は言います。
農協で牛乳をまとめれば、問題はなくなりますが、泰樹が反対していることを正治は、言いました。
剛男は、今は牛乳の量を増やすのが先決だと言います。
剛男は、クローバーなどの良質な豆を乳牛に与えるよう、ただし、やり過ぎには注意するよう、正治にアドバイスしました。
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雪次郎が、なつの家にやって来ました。
雪次郎は、俳優は自分らしく、役になりきるのが大切だと言います。
役になりきるには、想像力しかないのです。
登場人物が、セリフの裏で考えていること、どういう思いで生きてきたのか、自分の経験や記憶と重ねて、想像するしかないのです。
台本は、与えられた環境にすぎなく、その中で生きるのは自分自身だと、夕見子が言いました。
倉田先生は、農民こそ演劇が必要だと言いました。
しかし、なつは農業高校らしいことがしたいと、富士子に言いました。
たとえば、演劇を見に来た人に、絞りたての牛乳を飲んでもらう、などです。
応援してくれる家族に、何か恩返しをしたいと、なつが言いました。
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富士子は、雪月の小畑 妙子(仙道 敦子)に、会いに行きました。
演劇を見に来た人に、酪農をアピールしたいので、牛乳を使ったお菓子ができないか、相談しました。
富士子は、なつが、まだどこかで、本当の親子でないと思っていることを感じていました。
富士子は、本当の親子の壁は越えられない、それでもいいから、なつを応援したいと思いました。
「私にとって、村人は家族です。血は繋がっていなくても、みんなが私にとって、大事な家族なんです。
その家族が、もし争いごとに巻き込まれて、命を落とすことになったら、私はその悲しみに耐えられない。
だから、私が家族を守るんです。」
なつは、自分と同じ境遇のペチカの心境に、涙を流しながら、演技をしました。
なつは、初めて自分の感情で芝居をしたのです。
演劇部の部員も見に来ていた天陽も、なつの演技に感動していました。
なつぞら あらすじ23話 なつの芝居に泰樹が来ない
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なつの魂の演技を倉田先生も見ていました。
倉田先生は、ペチカの父親役が、いつの間にか門倉に代わっていることで、驚きました。
天陽は、なつの演技に刺激を受け、一気に背景画を描き始めました。
富士子は、演劇の会場でアイスクリームを提供したいと、雪月の雪之助(安田 顕)に、提案しました。
ただし、アイスクリームは売るのではなく、無料サービスです。
富士子は、農業高校の乳牛から取れた牛乳を使えばいいと言います。
妙子は、アイスクリームの器に、最中を使ってはどうかと、アイデアを出しました。
無料で提供することを渋っていた”とよ”も、これは売れると、大賛成しました。
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いろんな人々が、いろんな形で、なつ達の演劇を応援しました。
そして、あっと言う間に時は過ぎ、演劇大会の日がやってきました。
なつは、出かける前、泰樹に来てくれるよう言いました。
泰樹は、行くから必ず勝てと、激励しました。
なつは、この芝居を見せたいのは、泰樹だけだと言いました。
「第5回北海道高等学校演劇コンクール 十勝地区予選大会」の会場は、賑わっていました。
入口で、富士子たちが、「アイス最中」を配っています。
雪之助は、大忙しで最中にアイスクリームを詰めています。
一方、泰樹は、夕見子と明美(平尾 菜々花)を馬車に乗せて、家を出発しました。
その時、天陽が馬に乗って、柴田牧場にやって来ました。
乳牛の様子がおかしい、農協には誰もいないと、天陽が言いました。
演劇会場では、なつが天陽の描いた背景画を見ています。
天陽の絵が凄すぎて、芝居より絵の印象が強くなるのではと、雪次郎が心配します。
いや、この絵の前でやるからこそ、争いを避けようとする人々の芝居が、生きてくる。
これは、まさしく天陽の心の叫び、魂だと、倉田先生が、言いました。
その頃、泰樹は、天陽の乳牛を見て、「鼓腸症」と、言いました。お腹にガズが溜まる病気です。
すぐにガズを抜かないと、手遅れになります。
泰樹は、急いで手当てを始めました。
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演劇の楽屋では、出演者が衣装に着替えています。
芝居の衣装は、ほとんど良子(富田 望生)が、縫いました。
天陽の乳牛は、泰樹のお陰で落ち着きました。
泰樹は、乳牛に何を食べさせたのかと聞きます。
牛乳の量を増やすため、クローバーをたくさん食べさせたと、正治が答ました。
いくら牛乳を美味しくしても、乳脂肪の値が低いと、単価が安くなり、小さな農家では、やっていけません。
牛乳の単価を聞くと、タミが絞りたての牛乳を差し出しました。
泰樹は、天陽の家の牛乳を飲んでみました。
そのころ、演劇会場では、芝居の幕が上がりました。泰樹と天陽は、来ていません。
そして、ついに、なつの出番がやって来ました。
なつぞら あらすじ24話 なつ、芝居で泰樹を変える
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泰樹と天陽が、会場に来ないまま、なつ達の演劇が始りました。
村長が、川下の村と話し合い、ペチカを嫁に出すこととなりました。
ポポロは、反対します。
村の人々は、ポポロには家族がいないので、反対するのだろうと反論します。
ペチカは、自分のことだけを考える訳にはいかないと、決心しました。
川下の村は敵だと思うのが、間違っている。
川下の村に嫁げば、争いもなくなるだろうと、ペチカが言いました。
「私にとって村人は、家族です。血は繋がっていなくても、大事な家族なんです。
その家族が、争いに巻き込まれて、命を落としたら、その悲しみに耐えられない。」
「だから、私が家族を守る。」ペチカの芝居に間に合った泰樹は、なつの演技を見ていました。
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「お前を失った私は、生きていけない。」と、ポポロが引き止めます。
ペチカとポポロは、結婚の約束をしていました。
絶望したポポロは、山を彷徨いました。
ポポロは、山の中で、ペチカとそっくりな女性に出会いました。
その女性は、ポポロに助けられた白蛇でした。
白蛇は、ポポロの願いを叶えてあげると言います。
ペチカを誰にも嫁がせないて欲しいと、ポポロはお願いしました。
それからペチカは、謎の眠り病になりました。
ペチカは嫁げなくなりましたが、鮭も手に入らなくなり、亡くなるのを待つだけです。
ポポロは、村人を助けてくれと願わなかったことを心から悔やみました。
自分のことだけを考えたポポロは、嘆き悲しみました。
白蛇が現れて、言いました。
白蛇は、助けられたポポロに恋をしました。
だから、ペチカを諦めさせたのです。
白蛇は、私を焼いて皮を煎じて飲めば、病気は治る、そしてオショロコマもたくさん取れるようになる、
オショロコマを川下の村と分け合って、平和に暮らしてくださいと、言いました。
芝居が終わると、泰樹は会場から出て行きました。
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なつは、芝居はどうだったと、泰樹に聞きました。
天陽の牛乳は、柴田牧場より1升で6円も安かった。どう考えても納得できない。
これからは、牛乳を農協に預けることにする、と泰樹がいいました。
あの芝居を見せたかったのか、愚かだったか、と泰樹は、なつに言いました。
「違う。愚かだったとか、そんなことは絶対にないよ。」「爺ちゃんは、私の誇りだもの。」
「爺ちゃんみたいになりたくて、生きてきた。」「私は自分のためにやったの。」
「ごめんなさい。爺ちゃんが、愚かな筈はない。」と、なつは泰樹にしがみ付き、泣きました。
なつは、初めて物語を表現し、人を想う気持ちを強くしました。
なつぞら あらすじ第4週 感想まとめ
「なつぞら」あらすじ第4週の感想まとめです。
なつは、泰樹と剛男の争いを止めさせるために、演劇部で芝居をすることになりました。
演劇部顧問の倉田先生が、泰樹のためになると、言ったからです。
その言葉の通りに、倉田先生は、なつや泰樹のことを調べ、台本を書きあげました。
自分のためではなく、血の繋がらない村人のために、役立ちたいという気持ち、今のなつの感情そのものですね。
倉田先生風に言えば、魂の叫びですか。。。
一方、恋人を失いたくないポポロは、自分のためだけを考えた行動に、後悔します。
泰樹は、ポポロの思いに気付かされます。
ペチカがなつ、ポポロが泰樹を現していたようですね。
芝居の結果、泰樹は農協に協力するようになり、剛男との争いも終わります。
また、なつや演劇部を応援するために考えた「アイス最中」は、ヒット商品になり、雪月も儲かるのでしょうね。