「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第4話。コーちゃん、行方不明になる

越路吹雪物語

「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第4話です。お父さんは、コーちゃんにコスモスのブローチをプレゼントしました。コーちゃんは、ヤエちゃんに花の刺繍の白いハンカチをプレゼントしました。

コーちゃんもヤエちゃんも喜びましたが、ブローチを学校に持っていったために、大変な事件となりました。

吹雪の夜、コーちゃんが帰ってきません。お父さんは驚き、コーちゃんを探しに出かけました。

 

帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」全話まとめ

 

 

 

「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第4話


引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/

コーちゃんが新潟で生活を始めた頃の日本は、日中戦争が始まる前の、暗い時代でした。でも、コーちゃんが引っ越してきた新潟の村は、まだ穏やかな日々が続いていました。

そんな新潟で、コーちゃんは仲良くなった女友達と、明るく元気に、のびのびと暮らしていました。そして、新潟で初めての冬が、もうすぐやって来ます。

コーちゃんは、お母さんが編んでくれた、毛糸のマフラーを首に巻いて、学校から帰ってきました。下宿のおばさんが、千人針を縫っています。

コーちゃんは、千人針を東京でも見たことがあります。でも、おばちゃんは、いくつも縫っています。寅年の人は、歳の数だけ縫うと言います。

今日も、コーちゃんの友達が、遊びに来るので、干しイモのおやつを出してあげると、おばちゃんが言いました。

遊びに来た女の子は2人です。ラジオから流れる落語を、3人は正座して、笑いながら聴きました。次の番組は、浪曲です。

コーちゃんが得意な「清水次郎長伝」です。コーちゃんは、コタツの台を叩きながら、ラジオに合わせて浪花節を語りました。

コーちゃんは、ヤエちゃんも来ればいいのにな、とつぶやきました。でも、来られない。と、女の子が言います。ヤエちゃんは、小さな兄弟の面倒をみているようです。

ヤエちゃんのお母さんは、体の調子が悪くなったので、ヤエちゃんが手伝いをしているそうです。コーちゃんは、そうなだと言って、考え込みました。

次の日の学校も、ヤエちゃんは休みました。その夜遅く、お父さんが帰って来ました。コーちゃんは、まだ起きていました。

お父さんが、明日の日曜は、町に買い物に行く、と言いました。お母さんから、コーちゃんの上着を買ってあげるよう、頼まれていました。

お父さんが、他に欲しいものは、と言いました。コーちゃんは、キャラメル!と言いました。

次の日、コーちゃんは上着とキャラメルを買ってもらいました。町をぶらぶらしていると、コーちゃんはブローチを見つけました。

そのブローチは、ビーズでできたコスモスでした。お父さんが、プレゼントしてくれました。お父さんは、いつも帰りが遅く、コーちゃんが頑張っているので、ありがとうのプレゼントでした。

お父さんは、花の刺繍が入った、白いハンカチを見つけました。これも、買ってあげようと、と言います。コーちゃんは、ハンカチは自分で買う、と言いました。

大人になったら、お金返すから、私が買う、と言いました。

 

 

コーちゃん、吹雪の中で行方不明になる

家に戻ったコーちゃんは、急いで出かけました。途中で、同級生の男子たちと出会います。通り過ぎようとすると、「15だ!」と言われました。

算数のテストが、15点だったのを見られて、「15」のあだ名を付けられました。男の子たちは、コーちゃんを「15、15」と、からかいました。

コーちゃんは、走って行きます。行き先は、ヤエちゃんの家でした。ヤエちゃんは、小さな子を背負って、かごを持ち、手伝いをしていました。

ヤエちゃんは、突然現れた、コーちゃんに驚きます。そして、顔を伏せました。どうしたの、とコーちゃんが聞きました。

ヤエちゃんは、家を見て驚いたでしょ、と言いました。以前、東京の転校生から「くさい」と言われたのは、自分のことだと、打ち明けました。

だから家のことは、コーちゃんに教えたくなかった、とヤエちゃんが、寂しそうに言いました。

コーちゃんは、ヤエちゃんの臭いを、そうっと嗅ぎます。その子は、嘘つきだ、ヤエちゃん臭くなんかないもん、とコーちゃんは言いました。

そして、コーちゃんはポケットから、刺繍の入った白いハンカチを出しました。ヤエちゃんにあげる。コスモスの畑を教えてくれた、”ありがとう”のプレゼント。

一番最初に友達になってくれた、”ありがとう”のプレゼント。と、言ってヤエちゃんに、ハンカチを差し出しました。

ヤエちゃんは、自分の手の汚れを払い、キレイだ、ありがとう、と言って嬉しそうに、ハンカチを受け取りました。

そこへ、ヤエちゃんのお母さんが、家から出てきました。父ちゃんに、届け物を持っていくので、子供たちの面倒をみておくように、と言って出かけていきました。

ヤエちゃんは、家の中で泣いている子の子守をするため、戻って行きました。そして、もう一度、ありがとう、大切にするね、と言いました。

次の日、教室にヤエちゃんの姿がありません。コーちゃんは、寂しそうに空いている席を眺めました。すると、ヤエちゃんが遅れてやってきました。

ヤエちゃんが席に着くと、二人は顔を見つめあい、ニコリと微笑みました。コーちゃんは、ランドセルに付けたコスモスのブローチを、ヤエちゃんに見せました。

ヤエちゃんは、手提げ袋から白いハンカチを取り出し、コーちゃんに見せました。二人は、嬉しそうでした。

誰かが、雪だ!と言いました。教室の外には、雪が降り出していました。

放課後の帰り道は、雪でした。途中、クラスの男子が待っていました。コーちゃんのランドセルに付けた、ブローチが、見つかったのです。

争って落ちたブローチを、武藤大介が取りました。大介は、学校におもちゃを持ってきてはダメだ、と言います。

コーちゃんは、返して、と言いました。大介は、返してやる、と言い、ブローチを遠くへ投げました。

コーちゃんは、お父さんから買ってもらった、大切なブローチを探します。雪は、だんだん激しく降って来ます。

下宿では、お父さんが帰ってきました。コーちゃんが、まだ帰ってきていないことを知り、父さんは雪が降り続く闇の中に、飛び出して行きました。

「越路吹雪物語」ドラマ 第4話の感想

下宿のおばさんが、千人針を縫っていましたね。今では、全く見られない、光景ですね。なぜって、戦争がないからです。

千人針とは、多くの女性が一枚の布に糸を縫い付けて、結び目を作るお守りです。出征する兵隊さんに、無事戻ってこれるよう、願いを込めるものです。

一人が一針縫いますが、寅年の女性は、歳の数だけ縫うと、おばさんが言っていましたね。

虎は千里往って千里還ると、と言います。出征した兵士が、無事に帰ってくることを願って、縫うそうですね。
現在の若い人は、千人針を知らなくて、幸せだと思います。

まとめ

コーちゃんは、クラスの女子と友達になり、仲良く過ごしています。しかし、男子の間では、あまり面白くないようです。

男子は、なにかとコーちゃんをいじめてきます。算数のテストが、15点だったので、「15」とあだ名を付けられました。

コーちゃんが、お父さんから買ってもらったブローチを、ヤエちゃんにこっそり見せました。それを大介が見ていました。

帰り道、大介たちにブローチを奪われます。失くしたブローチを探すコーちゃんは、家に戻ってきませんでした。

初めての吹雪の夜、コーちゃんは大丈夫でしょうか。

 

 

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