「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第32話です。コーちゃんは、退団を保留し、東京で映画に取り組みます。臨時マネージャーの時子も一緒です。
馴れない現場で苦労しますが、コーちゃんの持ち前の明るさで、撮影所の人気者となりました。
最初の映画は、失敗でしたが、次々に新しい道に挑戦し、コーちゃんの評判は、高まって来ました。
「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第32話
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/
コーちゃんの夢は、一生、越路吹雪として生き続けることです。立ち止まらずに、歩き続けることです。
コーちゃんは、この夢を捨てたくないと、退団届けを出しました。退団届けは、理事長の預かりとなりました。その代わり、宝塚に所属しながら、新しい映画の道に進むことになりました。
映画の撮影は、東京です。そのため、時子が臨時マネージャーとなり、同行dることになりました。
初めての東京撮影所に、馴れない二人は戸惑うばかりです。コーちゃんは、宝塚に比べて薄化粧での撮影に、なんだか調子が出ません。
さらに、コーちゃんの歩き方が、どう見ても男です。監督に指摘され、初めて気が付きました。宝塚のトップスターは、男役ですから、長年務めたスタイルが出てしまいます。
「越路、今から女になります!」と、宣言しますが、馴れないせいか、とっても変な歩き方です。おかげで、マネージャーの時子も注意されました。
撮影が終わり、部屋に帰ってから、ハイヒールを履いて、女性らしい歩き方を練習します。時子が、女の歩き方のお手本を見せますが、時子の歩き方も少し変でした。
一方、宝塚では、編集部長になった平山が、大塚理事長に文句を言っています。優秀な編集者の時子を、1ヶ月も映画の撮影にとられて、どうしてくれるのだと、言いました。
大塚は、撮影が終わったら時子を返すからと、平山をなだめました。
コーちゃん、宝塚を卒業する
初めての映画の現場で、馴れない女役で苦労しながらも、持ち前の屈託のなさで、コーちゃんは徐々に、撮影所の人気者となって行きました。
コーちゃんは、撮影所のあちらこちらで、気軽に声をかけられます。時子のマネージャーぶりも、だいぶ板について来て、コーちゃん同様、充実した日々を送りました。
二人は作品にも大きな手ごたえを感じていました。しかし、なぜか客の入りは今ひとつで、興行的には失敗でした。
宝塚に戻ったコーちゃんと時子は、揃って大塚理事長に謝りました。
「頑張ったのは、映画を見れば分かる。でも、問題はそういうことではないんだ」と、理事長は言います。興行成績が悪かったことではなく、お金の使い方が問題でした。
「どうやったら1ヶ月で、こんなに使えるんだよ」と、大金の請求書を見せました。二人は、「ご飯です」と、小さくなって、返事をしました。
コーちゃんは、次の年の2月に、東京で「コミック・オペラ」が、予定に入っていました。このコミック・オペラ「モルガンお雪」は、コーちゃんにとって、宝塚以外の初めての舞台です。
歌と踊り、シリアスからコミカルまで、幅広い演技と、まさにコーちゃんのためにあるようなその舞台は、大成功を収めました。
大塚理事長は、預かっていたコーちゃんの退団届けを取り出し、「ついにこれの出番が来たね」「でも、もう心配していないよ」と言い、退団届けを受理しました。
時子は、東京の文芸部に転勤と、言われました。ようは、そこにいながら、専属になったコーちゃんのマネージャーを務める、と言うことです。
ただ、母親をどうするか、迷っていました。歳をとると、住み慣れた場所から、離れたくないものです。ところが、母の秋子は、東京へ行きたい、ワクワクすると、大賛成でした。
コーちゃんこと越路吹雪は、13年間過ごした宝塚歌劇団を卒業しました。時子も、編集部にお別れを告げました。
そして二人は、新しい道を共に歩き出しました。
「越路吹雪物語」ドラマ 第32話の感想
宝塚のトップスターは、男役ですね。日頃から男性を観察し、よりカッコイイ男になりきろうとしますね。
そこに、女性ファンが憧れます。だから、いつも男を意識していますね。話し方や身振り、歩き方も男らしくします。
長年トップスターを務めると、本当に男性のようになりますね。だから、コーちゃんも、無意識に男のような歩き方をします。
女性になることを意識していても、セリフに夢中になると、つい男が現れます。当初は、他のトップスター同様に、苦労したようですね。
コーちゃんは生まれつきなのか、男らしさは、長年抜けなかったようですね。
まとめ
宝塚に所属しながら、映画の道に進んだコーちゃんでした。映画や歌、舞台と、活躍の幅が広がりました。
そしてコーちゃんは、ついに宝塚を卒業します。時子もマンージャーとして、東京に転勤します。
長年過ごした宝塚を離れ、コーちゃんと時子は、東京を舞台に、新しい道を歩き始めるのでした。