「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第22話。コーちゃん、秋子がお母ちゃんになる

越路吹雪物語

「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第22話です。時子は、絡まれている森を、助けようとします。「お兄ちゃん」と、森を呼びました。

なんとか男を追い返した時子は、森の屋台に付き合います。しかし、度を過ぎた時子は、そのまま眠ってしまいます。

森は、時子をおんぶして、家に届けました。岩谷の家で待っていたコーちゃんは、時子の姿に驚き、森を怒鳴りました。

 

帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」全話まとめ

 

 

「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第22話


引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/

編集部の森が、屋台で男に絡まれています。家に帰る途中の時子は、その様子を目にしました。時子は、急いで駆け寄り、「お兄ちゃん!」と、森に声をかけます。

急な時子の出現に、客の男は驚きます。「若い女が、なぜ夜遅く出歩くのか」と、聞きます。森が「妹は教師で、女学校で国語を教えている」と、言いました。

男は、「なんだ、先生か。それは、ご苦労さん」と、頭を下げて、帰って行きました。時子は、そのまま森に、付き合いました。

時子は、森が編集部に入ったワケを訪ねました。森の母親は、宝塚が好きで、小さい頃からよく連れて行かれました。

森は、制作部が希望だったが、試験に落ちました。そして、編集部の臨時職員になり、1年後に社員となりました。

時子は、しばらく森に付き合っているうちに、かなりろれつが回らなくなってきました。そして、雑誌「歌劇」が、休刊になることをぼやき始めました。

時子が、コップを出し、「お代わり」と言うと、森が、「なにしてんだ」「女のくせに」と、言いました。

時子は、「戦地に行って、国を守るのは、男かもしれません。女だって、慰問に行ったり、工場で働いたり、いろいろ頑張っています」と、反論しました。

時子の言うことに、森は驚きます。「お前、誰に聞いた」と、顔色を変えました。時子は、「森さんが入隊しても、自分と編集長とで、森さんが帰ってくるまで、編集部をしっかり護ります」と、言いました。

そして、時子は、そのまま屋台で眠り込んでしまいました。森は、「心配後無用。俺は、あいにく丙種合格だ。男のくせに」と、吐き捨てるように、言いました。

 

 

コーちゃん、秋子がお母ちゃんになる

時子の家では、先に夕飯を済ませたコーちゃんが、時子の帰りを心配しています。そして、時子の母・秋子が編んでいる編み物を、教えてもらうことにしました。

コーちゃんが、楽しそうに編み物を習っているとき、玄関のドアが開きました。森が、時子をおんぶして、連れて来ました。

コーちゃんは、思わず「森ちゃん、お時さんに何したの!」と、叫びました。森は、恐縮した様子でした。

次の朝、目覚まし時計で、時子は起こされました。時子は、昨夜帰ってきたことを、なんにも覚えていませんでした。

そして、コーちゃんが、秋子のことを「お母ちゃん」と、呼ぶのを不思議に思いました。編み物を教えてもらった秋子が「お母ちゃん」で、東京にいるのが「お母さん」と、コーちゃんは言いました。

秋子は、「娘が一人増えちゃった」と、嬉しそうでした。最愛の夫をなくした母と、幼い頃から母親と離れて暮らす美保子の笑顔に、時子の心は、温かくなりました。

その朝出社した時子は、編集部に入るのをためらいました。、森と顔を合わせるのが、バツが悪かったからです。

森は、「お前、二度と飲むな!周りに迷惑をかける可能性が高い、お前だからだ!」と、言いました。時子は、なぜか、クスリと笑いました。

年が明け、国民の生活は、さらに苦しくなって来ました。駅前食堂のうどんの量が、更に減っていました。食いしん坊のコーちゃんは、がっかりです。

宝塚では、2年下に、3人の優秀な生徒“三羽ガラス”が入ってきます。先生たちの期待も大きくなっていました。

“三羽ガラス”は、上級生の練習の見学にやって来ました。コーちゃんたちを、窓の外から見つめています。まるで、睨んでいるように。

「越路吹雪物語」ドラマ 第22話の感想

どうやら、編集部の先輩・森のトラウマが分かりましたね。

当時、男子は二十歳になると、徴兵検査を受けます。そして、兵隊になります。しかし、森は丙種合格でした。
丙種合格とは、体格や健康状態が極端に劣る者で、兵士として戦場に行くことはありません。

そのため、男子にとっては恥であり、冷たい目で見られたり、時にはののしられることもありました。中には、自分自身を呪う人も少なくなかったそうです。

今では考えられないコンプレックスを抱えていたのですね。だから、時子が優秀だと、女にも負けた、と感じるのでしょうね。

森が、時子に辛く当たる理由が、そこにあるのでしょうね。

まとめ

時子に助けられた森は、自分の負い目をバクロします。しかし、時子は眠っていたため、森の独り言になりました。

時子の帰りを待っていたコーちゃんは、時子の母・秋子に編み物を習います。そして、秋子が、コーちゃんの「お母ちゃん」に、なりました。

宝塚に、2年後輩の生徒が入ってきます。“三羽ガラス”と呼ばれている、優秀な生徒です。マイペースのコーちゃんは、役をとられてしまいそうです。

 

 

 

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