「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第24話です。今月のコーちゃんの舞台は、吹雪のシーンがあります。そのためか、新潟で遭難した夢を見ます。
遭難したのは、大介がブローチを投げたためです。コーちゃんの芸名の由来ともなっていました。
その大介が、宝塚にやって来ました。コーちゃんとの約束を果たすためと、大介は言います。しかし、本当の理由を聞いたコーちゃんは、驚き言葉が出ませんでした。
「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第24話
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/
美保子は、小学生の頃、新潟の吹雪で遭難した夢を見ます。武藤大介が、美保子の大切なブローチを投げ捨てます。美保子は、懸命に猛吹雪の中、ブローチを探します。
そして、夢にうなされ、目が覚めました。同室の松尾セツも驚いて、コーちゃんを心配します。
セツは、「やっぱり、今回の役のせいだね」と、言います。淡島千景は、「役になりきっているから、見た夢では」と、賛同します。舞台のタイトルは、「雪原に誓う」でした。
時子も、「役柄が重なることも、あるかもしれない」「吹雪の中の芝居をするとき、昔の体験が無意識に出るかも」と、言いました。
コーちゃんも同意しますが、「でも、大介は余計だよね」と、夢の中に出てくることを反対しました。大介は、東京の大学に通っていますが、会っていませんでした。
編集部では、雑誌が休刊になったので、時子は古い資料の整理をし、先輩の森は、教務課の手伝いをしています。
美保子たちの今月の公演も残り少なくなった頃、コーちゃんと脚本家の庄司が、セリフの変更を打ち合わせていました。そこへ、コーちゃんに来客がありました。
訪ねて来たのは、大介でした。コーちゃんは喜び、大介に飛びつきました。大介は、コーちゃんが出演していると聞いて、東京から観に来たと言いました。
公演が終わってから、また会うことにしました。
楽屋では、コーちゃんが男性と会ったことが、知られていました。コーちゃんは、「あれは、大介」と言いましたが、「あっ、あれは正夢?」と、思いました。
コーちゃんは、大介と駅前食堂で、うどんを食べました。大介は、「俺、兵隊に行く」と、言いました。だから、その前に約束どおり、舞台を見に来たのです。
コーちゃんは、ショックを受けます。そして、「また観に来てね。約束だよ」と、言いました。
コーちゃん、宝塚劇場の閉鎖
それから、1年半後、コーちゃんとタカちゃん、淡島千景、南 悠子は、「喫茶 すみれ」で、久しぶりに紅茶とサンドイッチを楽しんでいました。
その頃、ツメこと月丘夢路は、宝塚劇団を卒業し、映画の世界へ進出していました。
そこへ、久慈 あさみが、大事件を知らせにやって来ました。大劇場と東京の宝塚劇場が、閉鎖されます。戦時による非常措置令で、劇場が1年間閉鎖となります。
この命令は、宝塚だけでなく、全国のすべての劇場に適用されました。
それから2ヵ月後、宝塚の施設は、海軍に接収されることになりました。
海軍に明け渡す前、時子たちは、昔からの舞台の貴重な資料を倉庫に保管しました。劇場が再開したときに、いつでも使えるようにするためでした。
本拠地を失った宝塚歌劇団は、川向こうのダンスホールなどを仮住まいとしました。
脚本の庄司は、いつ大劇場に戻ってもいいように、コーちゃんのための本を書くと、言いました。
「越路吹雪物語」ドラマ 第24話の感想
幼馴染の大介が、突然宝塚劇場にやって来ましたね。大介も出征することになったので、もう一度コーちゃんの舞台を観るためでした。
コーちゃんが、新潟の吹雪の夢を見たのは、大介の想いが伝わったのかもしれませんね。
それまで大学生は、満26歳まで兵役が免除されていました。しかし、戦線の拡大とともに兵力が不足し、大学生の特権が取り消され、戦場へ送り出されていきました。
大介も、そんな学生の一人として、戦地に行きます。無事に帰れるといいですね。
まとめ
新潟で小学校の友達だった大介が、出征します。大学生の特権が無くなりました。その前に、大介は、コーちゃんの舞台を観ました。
学生が戦場に行く状況で、宝塚の劇場は、閉鎖の命令が下りました。劇場などの施設は、海軍が使用します。
歌劇団は、仮住まいのホールに移りました。厳しくなる戦況の中で、舞台は続けられるのでしょうか。