「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第25話です。コーちゃんは、脚本家の庄司から、脚本を渡されます。庄司が、コーちゃんのために書いた本です。
そこから、庄司との仲が接近します。周りの団員も、みんなが二人のことを知っています。
そんな時、コーちゃんと庄司は、閉店まぎわの「喫茶 すみれ」に行きました。なんだか、庄司の元気がありませんでした。
「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第25話
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/
1944年(昭和19年)、大劇場などを海軍に接収された宝塚歌劇団は、いくつかの場所に分散され、「宝塚歌劇移動隊」として、各地の工場や陸軍病院、地方の農村などに出かけて行き、慰問公演を行っていました。
日本軍の戦況は、劣勢を重ねていましたが、その実態は国民に知らされていませんでした。
オカジこと乙羽信子(咲妃みゆ)は、明日から東京です。神奈川の工場や千葉の病院へ、慰問に行きます。コーちゃんは、大阪や神戸などの留守番組です。
そんなある日、作家の庄司が、舞台の脚本を持って、コーちゃんのところへやって来ます。今すぐ上演できるものではないが、「読んでみてくれないか」と言います。
「読んだら、感想を聞かせて」と、持ってきた脚本をコーちゃんに渡しました。
編集部に行くと、時子と森が、二人で縫い物をしています。衣装部の手が足りないので、手伝っていました。森は、一人暮らしなので、男ですが器用に裁縫ができます。
コーちゃんはと言うと、昔から裁縫は、大の苦手です。庄司から預かった脚本を読み始めました。ところが、時子は庄司の脚本を、すでに知っていました。なぜなら、もう読んでいたからです。
コーちゃんは、「私が一番だと思っていたのに。ずるい!」と、怒りました。
庄司は、脚本を読んで、コーちゃんがどう思うか、知りたかったのです。そのため、コーちゃんのことを良く分かっている時子に、感想を聞きたかったのです。
脚本を読んだコーちゃんは、庄司に「面白かった」と、感想を言いました。そして、「演じてみたい」とも言いました。
庄司は嬉しそうに、「コーちゃんのために書いた」と、言います。そして、二人は駅前食堂へ行きました。
いつものうどんが、大盛りで出て来ました。食材が手に入りにくくなったので、食堂を閉めます。そのため、いままでのお礼を込めた、最後のサービスでした。
庄司の実家は、静岡で小さな旅館を営んでいます。姉が旅館の手伝いをしているので、庄司は自由に作家ができるのでした。
コーちゃん、庄司からのプロポーズ
年が明けた1945年1月、神戸は初めての空襲に襲われました。娘を心配する家族があり、呼び戻された宝塚の団員も多くなっていました。
そして、劇場の閉鎖も更に1年延長されました。
ある日、劇団にイモの差し入れがありました。コーちゃんの芦屋のファンからです。さすが、マダムに人気のコーちゃんです。
久しぶりに見た立派なイモをふかして、みんなで美味しく食べました。イモを食べながら、コーちゃんと庄司の”恋ばな”で、盛り上がりました。
翌日の3月10日、米軍による大空襲が、東京を襲いました。東京は、一面が焼け野原となり、多くの人が亡くなりました。
その日から、アメリカ軍による空襲は、日本各地に広がっていきました。
そんな時、コーちゃと庄司は、「喫茶 すみれ」へ行きました。今まで通った「喫茶 すみれ」も閉店します。
庄司は、「静岡の実家に帰ることになった」と、切り出します。父親が体を悪くしたので、呼び戻されたのです。コーちゃんは、「寂しくなるな」と、言いました。
庄司は、思い切ったように「一緒に来てくれないか」「僕と結婚してくれないか」と、プロオーズをしました。コーちゃんは、一瞬驚いた表情になりました。
「越路吹雪物語」ドラマ 第25話の感想
コーちゃん、庄司からのプロポーズですね。コーちゃんも、庄司が好きなような素振りをしていますね。
でも、お母ちゃんが言うように、宝塚は、結婚したら辞めないといけないのですね。
コーちゃんは、神戸が空襲にあっても、実家には帰らないと言います。なぜなら、宝塚が好きだし、大劇場が戻ってきたら、すぐに舞台に立ちたいからです。
そんなに大好きな宝塚を捨てて、庄司を選べるのでしょうか。さあ、舞台と恋、どっちを選択するのでしょうか。
まとめ
庄司は、コーちゃんのために脚本を書きます。コーちゃんも気に入って、「演じてみたい」と言いました。
でも、すぐに舞台化できるわけでもないのです。世の中は、日に日に厳しくなっています。
劇団を辞めて、地元に戻る団員が増える中、庄司も実家に帰ることになりました。庄司は、「結婚して、一緒に来て欲しい」と、コーちゃんに求婚しました。
再び宝塚の舞台に立つことを夢見るコーちゃんは、庄司のプロポーズを受けるのでしょうか。