「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第30話です。コーちゃんは、大塚理事長に卒業を止められます。他の人は卒業できたのに、なぜ自分だけダメなのか、憤慨します。
そんなことがあって、コーちゃんは高熱を出しました。時子は、コーちゃんのために、理事長と話し合いをしました。
理事長は、思い付きだ、流されている、卒業はまだ早いと、言いました。
「越路吹雪物語」ドラマあらすじ 第30話
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/
コーちゃんは、理事長の大塚弥一(宇梶剛士)に、卒業を申し出ました。大塚は、本気かと、コーちゃんに言いました。
コーちゃんは、時子に話しがあると、連れ出しました。そして、「私、辞めたいと言った」と、時子に言いました。
「そしたら、ダメだって」「みんな希望通りに辞めていったのに、なんで私だけダメなの!」と、興奮して時子に訴えます。
時子は、「とにかく、一度落ち着きましょうか」と言って、「喫茶 すみれ」に行きました。
コーちゃんは、お腹に食べ物を入れ、紅茶を飲むと、落ち着きを取り戻しました。
先のことを何も決めもせずに、辞めると言い出したので、オカジたちに影響されたのではと、大塚が言ました。
コーちゃんは、みんなが辞めて寂しいけれど、それが理由ではないと言います。大塚から、思い付きだと言われ、反発しました。
それで、気持ちが混乱し、時子の元へ来たのです。コーちゃんは、「もっと別の世界も見てみたい」「私の未来は、私が決めたい」と、力説しました。
辞めさせないと言われて、「今までと同じように上手くやっていけるのか、苦しくなったらどうぢよう」と、コーちゃんは、本当に苦しそうです。
時子が心配して近付くと、コーちゃんの体が熱く、熱を出していました。
時子は、ふらふらになったコーちゃんを家に運び、看病します。時子のお母ちゃんは、「これは、知恵熱だわね。コーちゃん、子供みたいなところがあるから」と、言いました。
そして、「力になってあげなさいよ。妹みたいなものだから」と、時子に言いました。
時子は、大塚理事長を訪ねます。「やっぱり来たか」と、大塚が言いました。「コーちゃんが、流されているとは思いません」と、時子がかばいます。
大塚は、「親が子を見守るように、コーちゃんのことが心配だ」「卒業は、まだ早すぎる」と、時子に言いました。
時子は、どうしたらいいのか、悩みます。家に帰ると、卒業のことや理事長のことなどに、一切触れず、日常の出来事を話題に、三人で楽しく夕ご飯を食べました。
コーちゃん、卒業と親友の訃報
翌日、時子は理事長に、「親は子の意見を尊重し、子を谷底に落とす勇気も、必要なときがあると思う」と、要点だけを言いました。
大塚は、「君は、コーちゃんの何なんだ」と、聞きました。時子は、「宝塚が大きな家族なら、私はコーちゃんの姉です」「姉として、妹の未来を応援したい」と、答えました。
コーちゃんは、何かを吹っ切ろうと、ただ懸命にダンスの練習で、汗を流しました。すっきりしたコーちゃんが、寮に戻ると、不審な男がいました。
窓から中に入ろうとしています。怪しいと思ったコーちゃんは、棒で男を殴りました。よく見ると、その男は、幼馴染の大介でした。
大介は、出生してマラリアにかかり、そのおかげで戦闘に巻き込まれず、生きて帰国することができました。
コーちゃんは、新潟の親友ヤエちゃんの消息を尋ねます。すると、ヤエちゃんは亡くなったと、大介が教えてくれました。
コーちゃんは、「うそ!」と言ったまま、身動きできなくなりました。
自分の未来への不安、そして余りにも悲しい親友の知らせに、コーちゃんの目の前は真っ暗になっていきました。
「越路吹雪物語」ドラマ 第30話の感想
コーちゃんは、卒業を願い出ても許可されませんでしたね。オカジたち、スターがいなくなった後だし、タイミングが悪いですね。
それに、退団した後の計画が何もありません。映画の専属契約とか、歌手デビューだとか、何もないのですね。
だから、大塚理事長も卒業を反対します。オカジたちは、映画会社と契約し、映画女優になるという目標があるから、よっぽど大人だと、言われてますね。
コーちゃんは、細かいことは気にせず、情熱だけで動くので、周りからすると、無謀に見えるのでしょうね。コーちゃんは、本当の芸術家であり、歌手なんだと思いますね。
だから、誰か身近な人が、世話してあげないといけない人なんですね。
まとめ
理事長から退団の許しが出ないコーちゃんは、熱を出しダウンします。時子は、そんなコーちゃんのために、理事長と掛け合いました。
コーちゃんは、気持ちを変えようと、ダンスの練習で汗を流します。そんな時、戦地から大介が無事に帰って来ました。
大介から、親友のヤエちゃんの消息を聞いたコーちゃんは、深い悲しみに襲われました。ヤエちゃんが、亡くなっていたのでした。
退団問題とヤエちゃんの訃報に、コーちゃんは、絶望の底に突き落とされるのでした。