「越路吹雪物語」第49話のあらすじです。母をガンで亡くしたコーちゃんは、深い悲しみに襲われました。
コーちゃんは、法美や父親とともに、ガン検診を受けます。杉を医師からは、みんな異常なしと言われ、喜びました。
しかし、父・友孝は、医者にある相談をしていました。
「越路吹雪物語」第49話あらすじ
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/
コーちゃんのお母さんが、突然亡くなりました。父と二人で新潟へ行く美保子に、自分のセーターを編み直し、マフラーにしてくれました。
「風邪を引かないようにね」と、優しく心配してくれた、お母さんでした。
そんな母を亡くし、眠れない夜を過ごした、コーちゃんでした。起きてきた法美に、「悲しいときは、泣いたらいい」と抱きしめられました。
コーちゃんは、法美の胸に抱かれ、泣きじゃくりました。
コーちゃんは、自分や法美もガンの検診を受けることにしました。でも、父親は「大丈夫だ」と言うばかりです。
法美の提案で、杉尾医師に、父の説得をお願いすることにしました。
コーちゃんの父・友孝(尾美としのり)は、杉尾先生と会いました。そこで、意外な話しを打ち明けました。
友孝は、妻の益代のガンが見つかったとき、心配になって近くの病院で、検査を受けました。その結果、自分もガンで、もう手遅れの状態でした。
杉尾先生は、驚きます。友孝は、杉尾先生に、一つのお願いをしました。「先生、私と一緒に、美保子に嘘をついてくれませんか」と。
ある日、時子は、加山雄三のレコーディングに、立ち会っています。そこへ、コーちゃんが、突然やって来ました。
コーちゃんは、「杉尾先生から電話があって、ガン検診は問題なしだった。私もお父さんも」と、どうしても知らせたくて、大喜びで来たのでした。
映画「若大将シリーズ」で、スタートなった加山雄三と時子は、挿入歌を時子が作詞したことが縁で、その後多くの詩を提供することになりました。
この日レコーディングしていた、「君といつまでも」は、大ヒットし、「幸せだなあ」のセリフが、大きな話題となりました。
その年、美保子は、「ワン・レイニー・ナイト・イン・東京」で、念願だったレコード大賞・歌唱賞を受賞しました。
さらに、ミュージカル「王様と私」で、演劇界の栄誉である第11回テアトロン賞を受賞しました。
母が亡くなった悲しみを乗り越え、歌手としても女優としても、絶頂期を迎えていました。
そして、コーチャンは、法美と一緒の「世界一周旅行」に出かけました。
コーちゃん、父・友孝が亡くなる
しかし、その日は、突然やって来ました。慌てて駆け込んだ病室に、コーちゃんの父・友孝が、横たわっていました。
「いつだって、美保子のことを見ているよ」の言葉を最後に、友孝は、息を引き取りました。
母が亡くなり、立て続けに、父がなくなりました。コーちゃんの悲しみはあまりに大きく、その後数日は、寝込んだまま動けませんでした。
その後、コーちゃんは、杉尾医師と会い。「本当のことが分かっていたら、旅行へなど行かなかった」「お父さんの傍に、ずっといられたのに」と、言いました。
「お父さんは、私なんか、傍にいなくてもよかったのかな」と言うコーちゃんです。杉を先生は、「お父さんは、いつも一緒だった」と、語りました。
お父さんは、優しい笑顔で、コーちゃんのことを話しました。「越路吹雪の名付け親は、私なんです。あの子は、吹雪の中、失くしたブローチを探しました。
優しくて、強い子です。そのままの大人になって欲しいと、名前を考えました。でも、私の中にいるのは、いつも笑っている美保子なんです。
あの子が、私の病気を知って、無理して笑うところを見たくない。あの子とは、本当の笑顔で、別れたい。それが、私の最後のわがまま、願いなんです。
いくつになっても、可愛い笑顔なんです。その笑顔で、いつだって、私のここにいてくれるんです」と、胸に手を当てました。
コーちゃんは、お父さんが好きだったと言う「枯葉」を歌いました。涙で歌えなくなるコーちゃんを見るのは、初めての時子でした。
コーちゃんは、この悲しみから立ち直れるのだろうか、また、心からの笑顔を見せてくれる日は来るのだろうかと、心配になる時子でした。
「越路吹雪物語」第49話の感想とまとめ
ドラマの加山雄三が、時子のエピソードを語っていますね。
コーちゃんが、加山雄三に、「どう、お時さんの詩」と、聞きます。
加山は、あんまりいい詩がもらえたので、思わず曲の間奏で、”幸せだなあ”と、言ったそうです。そしたら、それを使おう、という話になったそうです。
「君といつまでも」は、映画「若大将シリーズ」の主題歌ですね。間奏の台詞「幸せだなぁ」が、流行語となりましたね。
そして、作曲:弾 厚作(加山雄三)、作詞:岩谷時子のコンビで、数々のヒット曲を生み出していますね。
ところで、コーちゃんですが、両親を続けて失う悲劇に、襲われました。
時子も心配するほどですが、立ち直ることができるのでしょうか。