「越路吹雪物語」第40話のあらすじです。コーちゃんと内藤の付き合いは、順調に続いていました。
しかし、コーちゃんのチョッとしたわがままで、大変なことになってしまいました。その夜から、二人が会うことは、なくなりました。
しかも、内藤は、コーちゃんのリサイタルも断ってきます。コーちゃんは、内藤なしのリサイタルをすることになりました。
「越路吹雪物語」第40話あらすじ
引用元:https://hanenews.com/429.html
昭和33年に東京タワーが完成、街は活気づき、その後の高度成長へと、時代が進んでいきました。
そんな中、コーちゃんこと越路吹雪は、ミュージカル俳優、映画女優、そして歌手として、活躍を続けていました。
5歳年下の恋人、ピアニストでもあり編曲家でもある、内藤法美との関係も、公私共に順調で、幸せな日々を送っていました。
ところが、ある夜、美保子の小さなわがままから始まった会話が、なぜかエスカレートして、「法美さんは、仕事と私と、どっちが大事なの」と、言ってしましました。
内藤は、「美保子さんが、それを言う?しばらく、会わない方がいいね」と、言いました。そして、その内藤の言葉は、現実となりました。
内藤が、コーちゃんのリサイタルを断って来ました。どうしても外せない仕事と重なったと、いう理由でした。
あの夜から、お互い多忙なこともあり、会うこともなかったコーちゃんと内藤でした。コーちゃんは、リサイタルの準備が始まれば、また会えると思っていました。
「私、嫌われちゃったんだ」「私たち、もう終わったんだ」「わたし、捨てられちゃったんだ」と、コーちゃんは、泣き出しました。
コーちゃんは、「仕事と私と、どっちが大事なの」と、言ったことを後悔しました。しかし、内藤に連絡がとれません。
時子からは、「お互い忙しいことも分かったうえで、好きになったんじゃないの」と、言われてしまいます。コーちゃんは、返す言葉がありませんでした。
そんなコーちゃんを見た時子は、突然コーちゃんと踊りだしました。コーちゃんは、わけが分からず、戸惑いました。
時子は、踊りながらコーちゃんを慰めました。コーちゃんに、少しずつ笑顔が戻って来ました。
コーちゃん、内藤法美に捨てられる
プロダクションの藤本社長が言います。「コーちゃんって、いま幾つかな」「35かな」と、スタッフの雨宮が答えました。
「年下のピアニストの恋か。上手くいっても行かなくても、バレたら騒ぎになるな」「今は、内藤のいないリサイタルを、コーちゃんがが切り抜けられるかだな」と、藤本は言いました。
コーちゃんは、リサイタルの歌合せをしています。でも、編曲が気に入りません。しっくりしないのです。
コーちゃんは。「編曲もピアノも悪くはないのよ」「でも、歌い込めば何とかなる」と、言います。
どう見ても無理をしているコーちゃんでした。しかし、時子は、傍で黙って見守るしかありませんでした。
それから、コーちゃんは、リサイタルの練習に打ち込みます。でも、やはり、どうしても納得がいかない様子でした。
久しぶりに、コーちゃと時子は、レストランでステーキを食べます。そのお店では、シャンソン歌手の芦野 宏が、歌っていました。
芦野の歌う「メランコリー」を聴きながら、内藤を思い出したコーちゃんは、思わず涙ぐみました。
そして、リサイタルの日がやって来ました。楽屋からステージに向かうコーちゃんの耳に、内藤の噂話しが聞こえて来ました。
「内藤さん、このままずーっとアメリカだって?」「ああ、留学するらしいね」コーちゃんは、突然ん声に立ち止まり、振り返りました。
「越路吹雪物語」第40話の感想とまとめ
レストランで、シャンソン歌手の芦野 宏さんが「メランコリー」を歌っていましたね。
この歌を聴きながら、コーちゃんは涙ぐみますね。この歌、コーちゃんのレパートリーの一つですね。
作詞は、岩谷時子さんです。二人の曲を、芦野さんが歌っているのを聴いている、面白い設定ですした。
内藤さんが、アメリカに留学するらしい、と言うことでしたね。バークリーなど人気があったので、内藤さんも希望したのでしょうか。
もしも、留学すると、しばらく日本に帰って来られませんが、コーちゃんは、どう判断するのでしょう。