半分、青い。66話(第11週「デビューしたい!」)です。ボクテが、スズメのネタをパクり、月刊アモーレからデビューしました。秋風への裏切りです。
その直後、ボクテに、ガーベラ大賞の新人賞受賞が決まりました。秋風は、辞退します。クビを宣告しました。
しかも、スズメまでクビと、言われてしまいました。
半分、青い。66話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
秋風 羽織:豊川 悦司
菱本 若菜:井川 遥
小宮 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
語り:風吹 ジュン
半分、青い。66話ネタバレ、あらすじ
秋風が出した月刊アモーレに、ボクテが描いた「神様のメモ」が、掲載されていました。それを見て、すずめと裕子は、「えーっ」と、衝撃を受けました。
「パクられた。お前の『神様のメモ』が」と、秋風が言います。
「先生、私、ボクテに描きたいと言われました。私は、いいよと、言いました」「でも、何これ。この雑誌」と、すずめが驚きます。
菱本が、戻ってきて、ボクテがどこにもいないことを告げました。
リラクゼーションルームのカウンターの下に、ボクテがもぐり込んで、隠れています。
『いました、こんなとこに』
ボクテ、新人賞受賞
引用元:
菱本が、ボクテをどうするか、秋風に聞きます。秋風は、一人で、窓の外を見ていました。
そこへ、電話が入ります。散英社の編集長からでした。
リラクゼーションルームで、スズメと裕子に、秋風が話をします。散英社から電話があって、今年の月刊ガーベラの新人賞の受賞者が、決まったと言いました。
それは、ボクテの「女光源氏によろしく」でした。カウンターの下に隠れているボクテは、驚きます。
秋風は言います。「まあ、順当な結果だ。小宮がデビューは早かったが、ボクテは、3人の中では、今の時点では、一番力があった」
「ボクテは、絵もストーリーも、コマ割のセンスも、今の時点では一番だった」と。その時、スズメは、隠れているボクテに気付きます。
ボクテは、唇に指を当て、黙っていてと、合図をしました。
裕子が、ボクテは、どうなるのか聞くと、「クビだ。当たり前だ。私を裏切ったんだ。月刊アモーレなどと言うチンケなところからデビューして、金の卵も温泉卵になるわ」と、秋風は怒ります。
「ガーベラのデビューも取り下げる。いや、取り下げた。辞退させていただく」と、秋風が言いました。
ボクテ、クビ宣言
スズメは、「デビューさせてください」と、言いますが、「お前は、アホか。自分の作品を、あんな下品な作品にされて、なぜ怒らない」と、秋風が言います。
スズメは、すばらしいところもあったし、自分では思い付かない展開もあったし、とボクテをかばいます。
「阿呆、当たり前だ。だから言ってるだろう。あいつには、才能があったんだ。だから私は、秋風塾に呼んだんだ」と、秋風は、怒ります。
裕子は、「ボクテに田舎から電話が来ていた。親に急かされていたと思う。だから、どうか許してください」と、秋風にお願いしました。
秋風は、「ダメだ。一度やる奴は、2度やる。弱虫は、ズーッと弱虫だ。あいつには、才能があったんだ。なのに、私を裏切った。あいつは、馬鹿だ。信じることが、できなかった」
秋風の話の途中で、裕子もボクテに気付きました。ボクテは、しゃべらないでと、手を合わせました。
ボクテ、姿を現す
秋風が、「楡野、お前もクビだから」「”神様のメモ”をやすやすと渡して、なんだお前は、神さまか、天才か、そんなものは、幾らだって浮かぶか」
「プロ同士で、ネタの貸し借りは、ご法度だ。喉から手が出るくらい、アイデアに飢えるときがくる。プロになるとは、そういうことなんだ」
「締め切りまでに、必ず描かなくてはならない。なにも浮かばなかったら、”ジ・エンド”、お前の漫画家人生は終わる」
「クビ、クビ、クビ」と、秋風が、叫びました。
すると、ボクテが、たまらず「先生、それは、それだけは」と、言って、カウンターの下から出ようとします。その時、思いっきり、頭をカウンターにぶつけました。
カウンターの下で、頭を打ち、うずくまるボクテを、秋風が見下ろしました。
裕子、三人で連帯責任
引用元:
ボクテの部屋で、コブになった頭を、スズメと裕子が冷やします。
裕子が、三人で謝りに行こう、スズメがアイデアを貸したのもそうだが、自分たちの連帯責任だと、言いました。
秋風は天才なので、気まぐれというか、気が変わることがある。だkら、時間をおいて、三人で謝ろうと、提案じました。
スズメは、残される
ボクテとスズメと裕子は、秋風に、誤りに行きました。
「私は、許しません」「ボクテだったら、私の言いたいことは、全部分かってるはず。それくらい、あなたは、賢い人だった」「勝ちを急ぎましたね」と、秋風が言いました。
ボクテは、「僕は、許してもらえるとは、思ってないです。ここを出て行きます。こんなに、よくしていただいたのに、ごめんなさい」と、頭を下げました。
「ただ、1つだけお願いがあります。楡野さんは、今まで通り、ここにいさせてくだい」「スズメちゃんの人の良さに、付け込んだのですと、頭を下げます。
秋風は、「すずめも、プロ意識が低すぎる。アイデアの貸し借りはない」「”神さまのメモ”が、ボクテによって、より面白くなっていれば、僕も黙った。ナンだアレは!あんな下品な漫画にして!」
「作品は、生き物だ。如何様にも育つ。お前は、楡野のアイデアをパクったばかりか、”神さまのメモ”の息の根を止めたんだ」と、叱りました。
「ごめんなさい。でも、先生、楡野さんは、ここに残してあげてください」と、ボクテが、土下座をしました。
秋風は、「やめて。土下座とか、私のワールドに無いから、それだけは、止めて」と、ボクテを制しました。
秋風は、ボクテの頭のコブに免じて、スズメのことは、許してあげました。
スズメ、新人賞。デビュー
引用元:
中庭で、ボクテが、スズメと裕子に、別れを告げます。スズメが、今日泊まる所を聞きました。
ボクテは、二丁目でできた友達のところへ行くと言います。
菱本が、ボクテに袋を持ってきました。二丁目の友達にと、バターサンドを買ってきてくれました。
ボクテが、出て行きます。途中で振り返り、笑って手を振ります。スズメも、泣きそうな顔で微笑みました。裕子も菱本も手を振りました。
「1992年の夏のなりかけ、ボクテが出て行った。そして、その日、私は、岐阜の夢を見ていた。律と遊んでいた」
スズメは、夢の途中で、自分を呼ぶ声に、目が覚めました。
菱本が、部屋の戸を叩き、スズメを呼んでいます。スズメは、ベッドから起きあがりました。
「今、編集長から電話があって、ボクテ君が辞退した後、厳正な審査の結果、あなたの『一瞬に咲け』が、繰り上がったそうよ。ガーベル大賞・新人賞受賞、デビューよ」と、菱本が興奮していました。
半分、青い。66話ネタバレ、感想
ボクテは、スズメのアイデアをパクって、他社からデビューしましたね。その事実が、秋風にバレたとたん、ガーベラ大賞・新人賞の受賞が決まりました。
皮肉なものですね。もう少し、待っていれば、せめて新人賞の発表までガマンしていれば、すべては上手くいったのですが。
自信がなく、秋風を信用しなかった、焦りがあったために、今までの全てを失うことに、なりましたね。
しかし、誘ってきた黒崎を責めることは、できませんね。自分の焦りや嫉妬が招いた結果は、自分の責任ですね。
でも、秋風が言うように、才能があるボクテですから、続ければ実績を積むことができるでしょうね。果たして、秋風のところに戻れるかどうかは、分かりませんが。
一方、ボクテが辞退したおかげで、スズメの新人賞受賞と、デビューが決まりましたね。後は、連載できるか、ネタを生む続けられるかですね。
スズメは、ネタの貸し借りは無い、と言われた重みを、実感する立場になりますね。