半分、青い。79話(第14週「羽ばたきたい!」)です。すずめは、秋風の提案で、ネームなしに、いきなり描くことにしました。
ゆうこもボクテも、すずめが仕上げるまで、サポートすると言いました。しかし、すずめの原稿は、途中までです。
ショウタが振り返った場面から先のアイデアが、全く出てきません。締め切りまでの5日間は、あっと言う間に過ぎました。
半分、青い。79話ネタバレ、あらすじ
すずめは、秋風から提案されました。漫画を描けということ、すずめのネームはダメなので、ネームなしで描けと。
すずめは、「私、描きます。」と、力強く応えました。
秋風は、プライベートルームで、作業をしています。菱本が、すずめに、なぜあんな提案をしたのかと、聞きました。
秋風は、言います。「あいつは、スケジュールと言う観念が飛んでいる。ネームをこれからやり直していたら、もう間に合わない。一か八かだ。」と。
そして、秋風は、「単なる、落書きだ。」と、言って、原稿用紙を用意しました。
ゆうことボクテのサポート
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめは、部屋で、原稿用紙を前に置きます。ドアがノックされ、ゆうことボクテが、やってきました。二人は、手伝うため、待っているといいました。
ゆうこは、子供を預け、「すずめが描き上げるまで、付き合うからね。」と、言いました。ボクテも、「毎日通うから。あと5日だよ。」と、応援します。
すずめは、涙ぐみ、「ありがとう。ゆうこ、さっきはひどいこと言って、ごめん。ボクテにも。」と、謝りました。
「すずめ、仲直りは、いつだってできる。原稿、やろう。」と、励ましました。
すずめ、描けない
『リオとショウタ。リオは、ショウタの声を夏祭りで見つけて、ショウタを声の限り呼びます。そして、再会。』
すずめは、振り返ったショウタの顔を描いています。ここまでは、できています。
午前3時になりました。原稿は、振り返ったショウタの顔のまま、なにも進んでいません。
「つぎの場所は、どこ。神社の境内、二人が昔遊んだ川原、歩道橋の上、トンネルの下、・・・」
『物語を作る、と言うのは、無数にある選択肢の中から、たった一つを次々に、選び取っていく作業です。舞台設定1つにも、悩まないはずはない。』
すずめは、這いながらベッドに近づき、倒れこみました。そして、「神さまー。助けてー。」と言いながら、眠ってしまいました。
すずめ、寝てしまう
すずめは、暗闇の中を這っています。面の前に、眩しい光が射しました。光の中には、船があります。すずめは、手を伸ばし船を追いかけます。あの船に乗れば・・・!!
『真夏の蜃気楼のように、掴まえようとすればするほど、物語は、掴まえられない。』
ゆうこが、眠っているすずめを起こします。「やばいよ。明日締め切りだよ。間に合わないよ。」
起き上がったすずめは、原稿を取り、「この先、どうしたらいいと思う。」と、ゆうこに聞きました。ゆうこは、引退して4年になるので、「もうムリだよ。」と、言いました。
すずめは、ボクテに聞こうとして、ドアのところまで行き、立ち止まりました。「なんで止めないの。この続き、ボクテに考えてもらっていいの?」
「相談するのは、いいんじゃないかな。」「秋風先生にも、今回だけ、一緒に考えてもらって。」と、ゆうこが言いました。
「次なんて無い。」と、すずめが、言いました。
原稿、締め切りの朝
プライベートルームで、秋風が、原稿を揃えています。その原稿を、机の上に置きました。
秋風ハウスでは、二人が、すずめの原稿を待っています。ボクテが、「原稿止まったね。」と、言います。ゆうこは、「大丈夫かな。」と、心配そうです。
夜が明けました。早朝のオフィスに、菱本がいます。講談館出版から、原稿の受け取りにやって来ました。「もう少し、待ってください。」と、菱本が言います。
すずめの原稿は、振り返ったショウタの顔のまま、止まっています。すずめの携帯電話の、着信音が鳴りました。律でした。
『すずめは、一瞬、自分が大阪まで行ったことが、ばれたのかと、思いました。』
「この前、秋風先生から電話を貰って、結婚の通知が、そっちにも行ったみたいで。」
『大阪行きは、ばれてないようでした。』
律の電話
「そのう、結婚したんだ。」と言う律に、「おめでとう。」と、すずめは、お祝いを言いました。
「また来月号の月刊アミーに載るって、秋風先生に聞いた。楽しみにしている。」「あっ、電車が来た。」
「律、電車の色、教えて。」「夏虫色だよ。キレイな、薄緑。」「頑張れよ。」
『すずめは、薄緑のキレイな色の電車に乗っている律君を想像しながら、あの夏虫の駅の別れを、思い出していました。』
『そして、もう律君は、自分のマグマ大使ではないのだ、笛を吹いても来てくれないのだ、と・・・』
「律、すずめ、描けなくなっちゃった。」と、すずめのうつろな目から、涙が落ちました。
すずめ、原稿できない
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
オフィスでは、編集者が、「もう、間に合わない。穴が開きます。」と、菱本に、言いました。
ゆうことボクテが、すずめの部屋に、呼びに行きました。ボロボロになったすずめが、出て来ました。
オフィスで、秋風が、すずめの原稿を読んでいます。全30ページのうち、できたのは15ページです。
「それしか、描けませんでした。」と、すずめが言うと、編集者は、「落ちますよ、それ。」と、慌てます。
せっかく、秋風とボクテが、取ってくれたのに、できなくて、すずめは、土下座をして、謝りました。
秋風、代わりの原稿
編集者は、「どうしてくれるんだよ。雑誌に穴が開くよ。編集長に、何て言うんだよ。」と、怒ります。すずめは、誤るしかありません。
秋風が立ち上がり、言いました。「代原があります。代わりの原稿。私が、描きました。それでよかったら、使っていただきたい。」
編集者は、大喜びです。「それはもう、願ったり、叶ったり。もともと欲しいのは、秋風先生の原稿でして。」と、口を滑らせました。
すずめ、秋風と共作
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
秋風が差し出した原稿のタイトルは、「月が屋根に隠れる」でした。表紙に、原案は楡野すずめ、作画は秋風羽織と、書いてありました。
すずめが、最初に言っていた漫画なので、ゆうこもボクテも驚きます。
秋風は、すずめの肩を抱き、立ち上がらせました。「原作と言うか、原案は、楡野すずめです。連名となりますが、宜しいでしょうか。」
「共作と言うことでしょうか。」と、編集者が、言いました。
すずめは、秋風の原稿を手に取り、思いました。「信じられない。先生と、私の名前が、並んでいる。」
半分、青い。79話ネタバレ、感想
すずめ、また、やってまった、ですね。結局、できた原稿は、半分でした。以前、詰まったところから、全く1コマも進みませんでしたね。
原稿の半分の仕上げは、できましたが、ストーリーは、全く出てこなかった、と言うことですね。
代わりに、秋風が用意したのは、すずめが最初に描こうとした、タイトルです。
漫画のネタやストーリー、アイデアが、止まってしまったすずめは、どうするのでしょうか。自分でも、次は無いと、言いましたが、辞めるのでしょうか。
ところで、夏虫色が出て来ましたね。夏虫の色とも言いますが、律が言っていた、薄緑色ですね。着物の色のようです。
夏の虫が、薄緑色とは、キレイな表現ですね。
ドラマ「半分、青い。」に出てきた、夏虫駅は、実在しませんね。ロケ地は、群馬県わたらせ渓谷鐵道の入沢駅でした。
半分、青い。79話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
萩尾 律:佐藤 健
秋風 羽織:豊川 悦司
菱本 若菜:井川 遥
浅葱 裕子:清野 菜名
藤堂 誠(ボクテ):志尊 淳
語り:風吹 ジュン