半分、青い。84話(第14週「羽ばたきたい!」)です。すずめがバイトする大納言に、涼次が加わりました。運動会までの、バイトです。
涼次は、助監督をしています。すずめと同じ歳の28歳です。すずめのほうが、すこし先輩なので、仕事のやり方を教えます。
涼次との4日間のバイトが、始りました。
半分、青い。84話ネタバレ、あらすじ
引用元:http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
すずめが、100円ショップ大納言に出勤すると、涼次が待っていました。その日からバイトに入ります。「この間の、ソケット」と、すずめが言います。
「その節は、お世話になりました。よろしくお願いします。」と、涼二が頭を下げます。すずめも、「こちらこそ、よろしくお願いします。」と、頭を下げました。
すずめが、頭を上げると、涼次は、まだ頭を下げたままなので、慌ててまた、頭を下げました。
涼次、バイト開始
すずめは、開店の手順を涼次に、説明します。空いた棚の商品の補充、床のモップがけ、箒で軽く店の前を掃く、レジのつり銭のチェック、ドアを開けてお店をオープン、と。
涼次は、自分のことを「涼ちゃん」と呼んでくれ、年上の人は、みんなそう呼ぶからと、すずめに言いました。
すずめは、「あのう、年上の女の人って、私、幾つですか?」「涼ちゃんさん、幾つですか。」と、聞きました。涼次は、28歳です。
すずめも同じ歳だと言うと、涼次は驚きました。昭和46年生まれ、干支はイノシシです。ちなみに、すずめの動物占い、狼でした。
涼次は、ペガサスと言うと、「エーッ、それだけ架空の動物だよ。」と、すずめが喜びました。
すずめ、年上の女
「ていうか、私、年上に見えました?」「あんまり、拘るのも見苦しいんですけど、年より上に見えたこと、あんまりなくて。」と、すずめが、言います。
「違います。なんて言うか、貫禄があって、タフそうなんで。」「店長なんで、年上かなあと、思って。普段あんまり、女の人見ないので。分からないんです、女の人の歳とか。」
「私、店長じゃないよ。」と、すずめが言うと、涼次は、驚きました。
その時、お店の電話が鳴ったので、涼次は、奥の事務所に向かいました。
涼次、田辺にビックリ
事務所に入った涼次が、躓き倒れます。「ワー、何これ!」「人が、亡くなっている!」と、涼次が、叫びます。涼次は、パニックです。
すずめが、事務所に行くと、田辺が床に、寝転がっていました。「いえ、いい気持ちで寝ているんだと。これが、店長です。」すずめが、説明しました。
目が覚めた田辺は、涼次が入れた梅茶を「うまい。」と、飲みます。「ありがとう。気が利くね。」と、礼を言いました。
「お料理、上手いんですか。」と、すずめが聞くと、「親がいなかったから、自分で作ろうと思った。でも、嫌いじゃないですよ、料理。」と、涼次が話しました。
田辺、目を覚ます
涼次が、「森山涼次です。日曜日まで4日間アルバイトに入ります。よろしくお願いします。」と、挨拶をしました。
田辺が、お店の説明をします。「ここねー、まだ2年目なの。もともとはね、ここ帽子屋だったのよ。それも、戦前から続く、けっこうな老舗。」
すずめは、だからオーナーの帽子なのかと、思いました。
田辺は、分からないことがあったら、俺か楡野さんに聞いて、と言いました。
すずめ、家からの電話に出ない
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つくし食堂で、宇太郎と仙吉が、お店の準備をしています。草太は、仕事のシフトが昼からなので、まだ家にいます。
草太は。明日から東京へ行くと、晴に言いました。大学の友だちの結婚式です。
晴は、草太に、言いました。「東京へ行ったら、お姉ちゃんのところに、泊まりなさい。」「今から、ケイタイで、お姉ちゃんに電話しなさい。」
家からの電話には、すずめが出ません。晴は、草太に電話させます。草太のケイタイに、耳を近づけ聞き耳を立てます。
草太は、晴に気付かれないように、そーっと電話を切りました。「あれ、出んな。」「忙しくて、電源切っとるんやないか。」
すずめ、草太に打ち明ける
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大納言の事務所で、すずめは、メロンパンを食べながら、ケイタイを見ています。「なんか、気持ち悪い。さっきから、ワン切り。」
涼次が、「非通知ですか。」と、聞くと、「いや、弟。珍しい。」すずめは、草太に電話をしました。
草太は、誰もいない家の庭で、電話を受けています。「姉ちゃん、忙しいか。今、なにやっとった。」すずめはベタと、言います。
「今、あなたは、何をしていますか。漫画家ですか。次の掲載は、いつですか。」「草太・・・。」「まて!皆まで言うな。ていうか、俺が最初?俺が、皆に言うの?」
「漫画家は、諦めたが、私には甲斐性がなく、水商売はやってない。」「草太。とりあえず黙っといて。お姉ちゃん、自分からお母ちゃんに言いたい。」
すずめの一番、諦める
すずめが、言います。「草太は、一番取ったことあるか?」「お姉ちゃんは、漫画やったら、一番が取れるかもしれんと思った。誰かが、私を好きなってくれるかも、と思った。」
「何でかって言うと、今までに一番褒められたのが、漫画やったから。でも、お姉ちゃんは、もう頑張れなくなった。羽が折れたすずめ。」
「我ながら、上手いこと言った。笑ってよ。笑ってくれよ、草太。」
草太は、ケイタイを耳に、庭に座り込んで、何も言えず、笑うこともできませんでした。
涼次、監督志望
祥平は、自室で映画を作っていました。
大納言では、涼次が、元住吉 祥平の話しています。「コートダジュール賞を受賞あいた人で、『追憶のかたつむり』知らないですか。」
すずめは、知りませんでした。「それが、すっごい良くて、今『追憶のかたつむりⅡ』作っているんです。僕、その人に付いて、助監督やっているんですぅ。」
「仕事無い時は、短期のバイトしたり。」「へー、じゃあ、涼ちゃんさんは、将来の映画監督さんですか。」
「目指しています。なれたら。」「頑張れ、涼ちゃん。」
涼次の詩
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夜になりました。涼次は、6時までなので、すでに帰っています。事務所の机の上に、手帳がありました。
「涼ちゃんの忘れ物?」と、田辺が手に取ります。手帳に挟んだ紙が、落ちました。二つ折りになった紙を拾い、すずめが見ます。
紙を開くと、文字が書いてありました。
僕は、遅いかもしれない。
でも、走ろうと思う。僕は、悲しいかもしれない。
でも、隠そうと思う。僕は、負けるかもしれない。
でも、戦おうと思う。僕は、弱虫かもしれない。
でも、強くなろうと思う。人生は、過酷かもしれない。
でも、夢見ようと思う。翼は、折れたかもしれない。
でも、明日へ飛ぼうと思う。僕は、きみの望むような僕じゃないかもしれない。
でも、きみの、きみの心の火が消えそうなときは、そっとこの手をかざそう。
いつまでも、かざそう。
すずめは、白い紙に書かれた、涼次の暖かい文字を読みました。
「なんや、これ」すずめの目に、涙が溢れていました。
半分、青い。84話ネタバレ、感想
すずめに、バイト仲間が、増えましたね。涼次デす。どうやら。涼次は、単なるバイトではなく、すずめの運命の人いになりそうですね。
涼次は、祥平の助監督をしていますが、いろいろ過去がありそうですね。親がいなくて、小さい頃から自立していたようです。
感動する詩も書いていますので、いろんな才能もありそうですね。
どんな風に、すずめと付き合っていくのでしょうか。
ところで、動物占いが、出てきましたね。1999年ころ大流行した占いの一種です。誕生日から性格を動物に例える占いですね。
オオカミの女性と、ペガサスの男性の相性は、悪くないですね。気も会うし、お互い切磋琢磨できる間柄のようです。
結婚相手としては、良さそうですが、ドラマでは、どうなるんでしょうか。
半分、青い。84話キャスト
楡野 鈴愛:永野 芽郁
楡野 宇太郎:滝藤 賢一
楡野 晴:松雪 泰子
楡野 草太:志水 透哉
楡野 仙吉:中村 雅俊
森山 涼次:間宮 祥太朗
田辺 一郎:嶋田 久作
元住吉 祥平:斎藤 工